ガーベラ(キク科ガーベラ属)2019年3月掲載


花瓶に生けられた様々な色のガーベラの花の写真。

ガーベラ属は、温帯および熱帯アジア、アフリカの山地に自生する多年草です。ガーベラの名前はドイツの自然科学者ゲルバー(Gerber)に由来します。ガーベラの品種は、いくつかの原種やその変種が繰り返し交配されて育成されたもので、わが国には明治時代の末頃に導入されました。花色は白、黄、橙、桃、赤など多彩で、覆輪やぼかし、2色花などもあります。花の形は一重咲きに加えて二重咲き、八重咲き、丁子咲きなどがあり、花の大きさは直径6cm~15cm程度まで幅広くあります。

ガーベラの花は可愛らしくて明るい印象を持っており、価格も手ごろなことから人気があります。
切花や鉢花として生産されていて、切り花は全国で年間1億5,770万本、茨城県では615万本が出荷されています。年間を通じて生産され、春に最も多く出荷されます。

高温、多湿、低温が苦手で10~20℃くらいの気温と多日照を好みます。肥沃で水はけの良い条件を好みますので、植える場所は深く耕し堆肥などの有機物を十分施用しましょう。新葉や蕾の成長を良くするため、古くなった葉は根元から取り除き、1株当たりの葉数が20~30枚程度になるように管理します。

様々なガーベラの花の写真。

(平成31年3月掲載)

2019年03月29日