ツリフネソウ(ツリフネソウ科インパティエンス属)2016年9月掲載

ツリフネソウ(濃いピンク)の花の写真。

花言葉は「心を休める」「安楽」「期待」「詩的な愛」「私に触らないで」などです。

属名の和名はツリフネソウ属、別名ホウセンカ属とも呼ばれます。日本全国のほか、朝鮮半島や中国東北部に分布します。半日陰の湿った場所に自生する1年草で、多くは群生しています。草丈は40~80センチメートル、葉は長さ6~15センチメートルで形は楕円形から披針形で鋸歯があります。

開花時期は平地では9~10月で、茎の上部の葉の付け根部分から花序が伸び、赤紫色の花を咲かせます。花は3~4センチメートルくらいの横長で、つり下がるように咲きます。この花の姿を帆掛け船や活け花で使う釣船型の花器に見立てたことが、名前の由来ともいわれています。花弁は3枚で、上側に1枚、下側に2枚あり、下側の2枚は大きく左右に広がります。花弁の後ろに袋状のがくがついていて、先端は細くなり(距といいます)渦巻きのように巻いているのが特徴です。

種子は熟すとホウセンカと同様にはじけて周辺に飛び広がります。
キツリフネという黄色い花をつける種もあります。

ツリフネソウ(濃いピンク)の株の写真。
2016年09月06日