花言葉は、「素朴」、「運命を開く」、「初恋」などです。
プリムラ類はサクラソウ科サクラソウ属に属する原種、種間雑種およびそれらの園芸品種の総称です。属名は「最初」を意味するprimusからきており、ヨーロッパ産のPrimuraverisが早春に他の植物に先がけて開花するところから命名されました。原種の大部分はヨーロッパからアジアにかけて広く分布し、一部は北米や南米、北アフリカにも存在し、500種以上が確認されています。
プリムラ類には多くの観賞価値の高い品種群が含まれており、鉢植え、花壇、ロックガーデンなどで利用されています。代表的なものとしては、マラコイデスの他、オブコニカ、ポリアンサ(ジュリアン)があります。
写真にあるマラコイデスは、中国の雲南省、四川省が原産で、日本へはヨーロッパ経由で1910年ごろ導入されました。葉の裏やがくなどに白い粉がつくことがあるので、「ケショウザクラ」の和名がついています。花茎を長く伸ばして段状にたくさんの花をつけます。生育適温は15~20℃で日本の夏の暑さは苦手ですが、寒さには比較的強い花です。茨城県内では11月下旬出荷からの早出栽培と、1月から3月出荷の普通栽培が行われています。