アジサイ(ユキノシタ科アジサイ属)2017年5月掲載

アジサイ(紫)の花の写真

花色は、紫、ピンク、青、赤、白色と様々ですが、青色系は土壌が酸性側(pH4~5)、赤色系はアルカリ側(pH6~7)になると発色がよくなります。また、花の成長に合わせて色が変化し、緑から白色、青紫から赤紫に変わっていきます。アジサイの花言葉には「移り気」や「浮気」などがありますが、これは花の色が変化することに由来しています。

アジサイ属は40数種あり、東アジアと北アメリカ東南部から南アメリカ中部にかけて分布しています。一説では、アジサイは「集真藍」(アズサイ、アズサアイ)が語源といわれ、青い小さな花がたくさん咲く様子に由来しているといわれています。18世紀後半、日本のアジサイがヨーロッパに渡って交雑育種が行われ、多様な花色を持つわい性の園芸種、西洋アジサイ(ハイドランジア)が生まれました。ハイドランジアは、装飾花を球状につける「てまり型」と中心部に両性花、周縁部に装飾花をつける「ガクアジサイ型」があります。

茨城県内では県央・鹿行地域を中心にアジサイの鉢物生産が盛んで、3~6月に出荷されています。

アジサイ(ピンク)の花の写真アジサイ(黄緑)アジサイ(ピンク)の花の写真アジサイ(薄紫)の花の写真
2017年05月08日