ロウバイ(ロウバイ科ロウバイ属)2018年1月掲載

ロウバイの花の写真。

ロウバイ(蝋梅)は中国中部原産の落葉低木で、高さ2~4メートルになります。開花時期は12月~2月で花に芳香があります。17世紀初めに朝鮮半島を経由して日本に渡来したといわれています。名前に梅とついているため、ウメの仲間と思われがちですがウメとは別物です。ロウバイの名は、つやのある花弁の質感が蝋細工に似ていることや蝋月(陰暦12月の異称)に咲くことなどに由来するとされています。

ロウバイには、元々の種に加えてトウロウバイやソシンロウバイなどの栽培品種があります。元々の種は内側の花弁が暗紫色ですが、町中や公園などでよく見かけるソシンロウバイは内側の花弁も黄色で、花全体が丸みを帯びた形をしています。花の少ない冬の季節に花を咲かせるロウバイを見かけたら、花の香りや色、形などもチェックしてみてください。

(平成30年1月掲載)

ロウバイの花の写真。
2018年01月08日