秋の台風対策について(2019年9月)

畑の台風対策について

台風の暴風雨で家がゆれているイラスト

秋は台風の接近が多くなります。テレビやラジオ等で最新の台風情報を確認しながら、大雨や強風の対策を行いましょう。

事前対策

  • ①畑の周りに排水路を確保しておきます。
    ②ハクサイ等の葉茎菜類は防虫ネットや寒冷紗等で覆うことで風害を軽減できます。
    ③果菜類では支柱をしっかりと立て、誘引を徹底しておきます。不要な葉や茎は摘除し、風圧を小さくして、収穫できる実はすべて収穫しておきましょう。

事後対策

①畑が浸水、冠水した場合は畑の周りに溝(明渠)を掘るか、ポンプによる汲み上げにより、できるだけ早く排水します。マルチ栽培では、マルチをめくり、圃場を乾燥させましょう。
②葉や茎に付いた泥はきれいな水で洗い流し、傷んだ部分は取り除きます。
③果菜類では草勢の回復を図るために、果実は早めに収穫しましょう。
④圃場の乾き具合を見て早めに中耕、培土を行い、発根を促し草勢の回復を図ります。
⑤草勢を見ながら、追肥や液肥の葉面散布を行いましょう。

 

野菜の保存方法について

野菜は種類によって保存に適した条件が異なります。
ホウレンソウ等の軟弱野菜、キャベツ等の葉茎菜類はビニール等に入れて冷蔵庫(0℃)で保存しますが、なかには低温が苦手な野菜もあります。
ここではサツマイモ、ナスの保存方法を紹介します。

サツマイモ

さつまいも

掘り上げたイモは表面を乾かした後、乾燥を避けるため新聞紙で包み、段ボールや発泡スチロールに入れて、常温保存します。

ナス

ナスのイラスト

水分が蒸発するとしなびてしまうので、一果ずつラップにくるみ冷暗所で保存します。
冷蔵庫の野菜室での保存も有効ですが、低温(5℃以下)で障害が発生するので、注意しましょう。

専門技術指導員室H.M

2019年10月07日