パンジー・ビオラ-温度抑えて発芽率向上-(2015年7月)

パンジー・ビオラの栽培

パンジーのイラスト

秋花壇の主役といえるパンジー・ビオラは、10月に入ると店頭に並びますが、もともとはヨーロッパや北西アジアなど冷涼な地域原産の秋まき、春咲きの一年草です。原産地の環境からわかるとおり、秋から花を楽しむためには、種まきから育苗管理まで、いかに温度の上昇を抑え、発芽率、苗立ち率を向上させるかがポイントになります。

種まき

7月下旬~8月上旬に種まきをします。200穴セルトレイに種まき用培土を詰め、前もって適度に潅水をしておきます。1穴に1粒まき、バーミキュライト等で種が隠れる程度に覆土します。仕上げに細かい目のジョウロでたっぷりと潅水します。

種まき後の管理

種まき時の温度が25℃を超えると発芽率が極端に下がるので、日中の気温上昇を抑えるために、よしずや寒冷紗等で日よけをし、風通しのよい場所で管理します。種まき後、2週間くらいで発芽したら、苗の徒長を防ぐため、午前中日光が当たるように管理します。育苗中、10日に1回程度は液肥(窒素成分10パーセントのものであれば1,000倍液)をかけると、しっかりとした苗に育ちます。

移植

種まきから約30日後、本葉が3~4枚になった頃が移植(ポット上げ)の適期になります。9cm径の黒丸ポリポットに市販の培土を詰め、苗が倒れないように植えて、たっぷりと潅水します。この際、深植えは避けるようにします。

秋植え球根の堀上げと貯蔵

柿

春の花壇を彩ったチューリップやアイリス、アネモネなどは、次の植付けのための準備の時期となります。

球根の掘上げ

葉の3分の1~2分の1が黄色くなったら、球根を掘り上げます。掘り上げた球根は、葉をつけたまましばらく陰干します。

球根の貯蔵

葉全体が黄色くなったら、付根の部分から葉を取り除きます。古い球根や根も取り除いて調整します。調整した球根は網袋に入れ、植え付ける秋(9月中下旬位)まで風通しのよい涼しい場所で保存しておきます。

専門技術指導員室T.Y

2015年07月27日