高品質で美味しい安全・安心なイチゴを首都圏に供給(2013年6月)

筑西市・桜川市
JA北つくばいちご部会

イチゴの選果基準(色や形)や収穫熟度を目揃えします

(写真1:選果基準や収穫熟度を目揃えします)

筑西地域は、昭和30年代からイチゴの栽培が始まった歴史ある茨城県内有数のイチゴ産地です。
JA北つくばいちご部会の部会員数は56名で栽培面積は13ヘクタール、販売金額は4億8000万円で、主に東京と千葉の市場に出荷しています。

品質と食味重視の産地づくり

JA北つくばいちご部会では、品質と食味を何よりも重視しています。そのため、部会員は消費者目線での選果選別を心がけ、JAの担当者は厳しく出荷物検査を行っています。
また、日持ちと食味の両立を図るため、できるだけ着色させてから収穫し、冷蔵車で輸送する取り組みを行っています。

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(写真2:出荷物検査の様子)

暖候期の品質向上のために

3月以降の暖候期は果実が傷みやすいため、コンテナ出荷の取り組みを行っています。コンテナは風通しが良く、エチレンガスが溜まらないので日持ち性が向上します。さらに、混合規格で生産者の出荷作業の負担軽減にもつながっています。食味にこだわるものづくり食味に優れる茨城県育成の新品種「いばらキッス」の生産販売に県県内で一番早く着手し、食味にこだわったものづくりに率先して取り組んでいます。

コンテナに並べられたイチゴのパック

(写真3:コンテナ出荷の様子)

安全・安心なイチゴを生産

部会員全員がエコファーマーを取得し、生産履歴の記帳を行っています。また、重要害虫であるハダニ類に対しては天敵利用技術を導入し、化学農薬の削減を行うなど、安全・安心なイチゴ生産に取り組んでいます。

育苗の状況を確認し合います

(写真4:育苗の状況を確認し合います)

売り場から学ぶ

毎年、部会員で売り場に赴き、自分たちのイチゴの販売状況や品質等を確認し、問題点があれば生産現場での改善につなげています。

東京の量販店売り場にあるイチゴを見ています。

(写真5:東京の量販店売り場で出荷物を確認します)

5億円産地を目指して

最近は新規でイチゴを始めて部会に加入する生産者もいることから、栽培技術の高位平準化を図り、反収を上げることで5億円産地を目指しています。

 

筑西普及センター

2013年05月29日