美味しいレンコンを消費者に届けるために(2018年6月)

JAなめがた蓮根部会連絡会

(写真1:生育中のレンコン/地上部(左)と花(右))

JAなめがた蓮根部会連絡会(以下 蓮根部会)は、部会員数109名、栽培面積116haからなる組織です。主に行方市の北浦地区と麻生地区で生産され、北浦湖岸に広がる肥沃な土壌と豊富な水を利用してレンコン栽培を行っています。
部会では、エコファーマーの取り組みや優良系統選抜試験、贈答用向きレンコンの販売等の活動を行っています。

土づくりと環境を意識した栽培

レンコンは土中で地下茎が成長するため、土づくりが重要となります。過剰な施肥は品質の低下や周囲の湖沼等に影響を及ぼす恐れがあることから、部会ではこれまで有機質資材や肥効調節型肥料の利用による実証試験を通じて、施肥量の低減を行ってきました。
現在は、堆肥等を用いた土づくりと、化学肥料の低減および減農薬技術を実施するエコファーマーにも認定されており、環境に配慮し、土づくりを工夫しながら品質の良いレンコン栽培に取り組んでいます。

(写真2:洗浄されたレンコン)

優良系統3選抜を増殖中

レンコンは同じ品種を同じ圃場で長年栽培を続けると、品種本来の性質が変化し、生産性や品質が低下する恐れがあります。そのため、県では優良系統選抜試験を行ってきました。この試験は全農、JA、生産者、研究所、普及センター等が連携して、県内のレンコン産地で栽培されている系統(品種)を集め、その中から優良な系統を選抜・普及し、”いばらきレンコン”のさらなるブランド化を図ることを目的としています。
これまでの試験から、年内掘り系統では、「パワー」「ひたちたから」、年明け掘り系統では「みらい」「金澄39号」の4系統が選抜され、行方地域では、うち3系統を増殖中です。
今後は、レンコンの形状や収量等の良い特性を維持するために良い種バスを選抜しながら、優良系統の地域への普及に取り組んでいきます。

節ごとのおいしい食べ方を提案

部会では出荷時期に目揃会を開催し、市場関係者と一緒に意見交換を行いながら品質を統一しています。一般的なレンコンは、規格ごとにカットして平箱で出荷しますが、蓮根部会では新たな取り組みとして、贈答用の化粧箱に先端~4節程度を入れた「まるごとレンコン」の販売を始めました。
節ごとに食感や食味の特徴があることを活かし、先端は柔らかくシャキシャキとしているためサラダや酢ばす、中間の2節目は天ぷらやはさみ揚げ、ホクホクとした3節目は煮物等、消費者に美味しく食べてもらえるよう調理方法をオススメしています。

(写真3:目揃えのようす(左)先端から4節目までが入った「まるごとれんこん」(右))

GAPへの取り組み

部会では、食品安全や環境保全の取り組みを一層進めるため、平成29年度にGAPの勉強会を実施しました。
今後もより良いレンコン生産とさらなる産地の発展を目指して、様々な活動に取り組んでいきます。

鹿行農林事務所 行方地域農業改良普及センター

2018年05月24日