喜ぶ顔が見たいから 全国でPR活動(2017年5月)

鉾田市
JAほこたメロン部会

写真:メロンの試食を行っています。

(写真1:第2回全国メロンサミットの様子)

JAほこたメロン部会は、平成9年にJA鉾田町およびJA大洋村の合併に伴い発足しました(当初「JAかしまなだメロン部会」、平成25年より現名称)。春メロンとアールスメロンを生産・出荷しています。春メロンは、平成9年度に茨城県青果物銘柄産地の指定を受けています。平成28年の販売額は18億4000万円、現在部会員は180名、栽培面積は約115ヘクタールです。

茨城県オリジナル品種である「イバラキング」や、「なだろうレッド」といった特長あるメロンを生産し、徹底した品質管理と研究部による技術開発、女性部の消費宣伝等でブランドアップをはかっています。

チャレンジ精神あふれる若手の活躍

写真:イバラキングなどフルーツの盛り合わせ

(写真2:G7茨城・つくばの晩餐会で提供されたイバラキング)

メロン部会研究部は若手主体の組織です。技術習得の場であるとともに、新品種の試作や、肥料・農薬、被覆資材など新たな技術実証に取り組み、産地全体に普及させる役割を担っています。メロンつる割れ病の発生により接ぎ木栽培が必須となった時、タイベックを使った苗順化方法の実証により、高い成功率を得て、栽培面積減少の歯止めをかけました。

「イバラキング」は研究部で食味を高く評価し、当部会へ導入しました。その結果、良食味にこだわる当部会の主力品種に位置付けられ、面積は拡大傾向にあります。普及にあたっては、ヒルネットが発生しやすい欠点を克服するため、試行錯誤を重ねながら栽培技術のノウハウを蓄積しています。

また、平成28年に開催されたG7茨城・つくば科学技術大臣会合の際に、各国大臣が出席した晩餐会で提供され、好評を得るなど、今や茨城を代表するメロンの一つに成長しています。

メロンと輝く笑顔をお届け

写真:箱詰めされたメロンがベルトコンベアで運ばれています。

(写真3:選果場の様子)

圃場での糖度検査により、適期収穫をしたのち、選果場でさらに糖度を二重チェックすることで美味しいメロンが出荷されます。さらに春メロンのシーズンには、女性部の皆さんが全国の市場やスーパーに出向き、消費宣伝を担っています。

直接メロンを食べた人の喜ぶ顔が見られる機会なので、収穫・出荷で忙しい中でも時間を作り各地に足を運んでいます。

鉾田普及センター

2017年04月25日