仲間を大切に、地域を盛り上げる(2018年8月)

筑西市・桜川市
JA北つくば東部とまと選果場部会青年部

こだますいかの輪作作物として抑制トマトが導入されて50年以上の歴史があるこの産地で、JA北つくば東部とまと選果場部会は、部会員93名が、抑制トマト29ha、春トマト2.3haの面積で栽培を行っています。この部会の中で日々切磋琢磨している同部会青年部を紹介します。

若手と中堅がともにスキルアップしていく

(写真1:試験結果について検討しています)

青年部は、20~50代前半(平均年齢40歳)の27名で構成され、栽培に関する知識と技術の習得による生産性と品質の向上、および経営の合理化を目的として日々活動しています。
知識と技術を一層高めるため、昨年から勉強会の回数を増やしました。部員同士の交流を増やすことで、情報交換を活発にできるように工夫しています。
中堅(40~50歳代)の年代と若手(20~30歳代)の年代が一緒に活動することにより、若手の栽培技術のレベルアップと産地内のつながりを強くしています。

産地の維持発展のために情報を共有

(写真2:黄色粘着板試験のようす(左)アプリを使って情報を共有しています(右))

青年部では、土壌病害や黄化葉巻病対策のための品種試験や、暑さによる品質低下を防止するための資材試験等、様々な試験を行っています。これらの試験結果は、親部会に提供し部会で導入できるかどうかを検討しています。
特に、黄化葉巻病のウイルスを媒介するコナジラミ対策も重要なことから、各部員の圃場近辺に黄色粘着板を設置し、コナジラミの発生状況をモニタリングし、スマートフォンアプリを活用して情報を共有しています。
この情報は、親部会にも発生状況一覧として共有されるため、産地全体における黄化葉巻病発生・蔓延対策に大変有効な手段となっています。

みんなで勉強、みんなで上手に

(写真3:現地講習会のようす)

この産地には、ベテランから中堅、若手と様々な生産者がいます。青年部では、産地内で遠慮しがちになる若手でも考えを発言でき、部会員それぞれが意見を出し合っていくことが産地全体のレベルアップにつながると考え、「みんなで勉強、みんなで上手になれるように」をモットーにトマト栽培と向き合っています。
青年部長の名倉氏は「将来は、圃場でトマトを見ながらみんなで活発に意見交換できるようにしていきたい」と意気込みを語っていました。今後の青年部の活躍が楽しみです。


県西農林事務所 経営・普及部門
(筑西地域農業改良普及センター)

2018年07月26日