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更新日:2023年5月1日

令和2年度リアルタイム現地速報一覧

古内茶「初音茶」試飲で歴史を味わう

城里町の古内地域は室町時代から茶が栽培され,茨城県の茶産地の中でも最も歴史があります。徳古内茶3川光圀がこの地の清音寺を訪れたときに差し出された茶が美味しかったことから,寺の茶樹に「初音(はつね)」と名付けました。その後,清音寺に母木を一本残すのみとなっていましたが,平成26年からJA水戸古内茶生産組合(8名)が主体となって「初音」を再生する取組を始めました。母木から挿し木で苗を作り,平成29年から国登録の有形文化財「島家住宅」の畑に定植して育ててきました。

令和2年5月25日に,生育した「初音」の初収穫を迎えました。当日は,古内茶生産組合の他,地域の協力者約20名と関係機関が手摘みを行い,生葉約5キログラムを収穫しました。その後,県の研究機関で煎茶に加工しました。

6月24日には,清音寺で「初音茶」の試飲会が開催されました。当日は,古内茶生産組合の他,茶の研究者,地元関係者等41名が集まり,「初音茶」を味わいました。住職から「初音茶」を活用していく心得についての話があり,茶の研究を行っている茨城キリスト教大学の川上美智子名誉教授から,甘みもあるが苦渋味の強いしっかりしたお茶と講評がありました。

今後,「初音茶」によるさらなる地域振興が期待されます。

古内茶1古内茶2

令和2年度新規就農者のための農業講座(第1回)を開講

7月16日,管内の新規就農者を対象とした農業講座の開講式および第1回講座を城里町七会町民センター「アツマーレ」で開催し,受講生20名が出席しました。令和2農業学園開講式

開講式では普及センター長から受講生に向けて「この講座を早期の経営安定と仲間づくり、交流の場にしていただきたい」と挨拶がありました。その後,第1回講座として相互訪問研修を行い,受講生2名のほ場を見学しました。

1軒目は,減農薬、減化学肥料栽培に力を入れ、安全・安心で高付加価値な農産物販売に取り組む野菜農家(写真下左)。受講生からは「なるべく手間をかけない省力化農法に感動した」,「品目選びや具体的な栽培管理が聞けた」などの感想がありました。

2軒目は,直売所対策として積極的に新品種導入を試みるナシ,ブドウ農家(写真下右)。経営概況説明後,質疑応答では栽培管理や病害虫の防除について多くの質問が出され,有意義な研修となりました。
普及センターでは,今後も継続的に講座を開催し,新規就農者を支援していきます。

高萩氏大座畑氏

笠間地域農業改良普及センター(担い手)

農産加工入門講座「商品化のポイント」を開催

笠間地域農業改良普及センターでは、JA常陸笠間営農経済センターと連携して、農産加工入門講座「開発事例から見た商品化のポイント」を10月29日に開催しました。笠間市・城里町で農産加工品の製造販売をしている農家や、これから加工活動に取り組もうとしている農家など35名が参加しました。

講座では、県の農産加工品コンクールで平成29年度から昨年度までに受賞した加工品を取り上げて、審査員から評価された点や改善すべき点について、農業総合センターから講話がありました。受賞した加工品は、味が良いのはもちろんのこと、手に取りやすく商品に適したデザインであることや、使いやすい少量のパッケージなどが評価されています。一方で、調味料などについては、おすすめの食べ方について説明がほしい、シリーズ商品に同じラベルを使用しているものについては、商品ごとの違いがわかりにくいなどの指摘事項もあるという内容でした。

受講生たちは、会場内に展示された加工品を手にとって見ながら、活発に意見交換を行い、商品化の工夫やアイディアが参考になったと感想を話し合っていました。

普及センターでは、今後も継続的に講座を開催し、6次産業化を目指す農家の加工活動を支援していきます。

加工入門講座

笠間地域農業改良普及センター(成長産業)

このページに関するお問い合わせ

県央農林事務所笠間地域農業改良普及センター_

〒309-1611 茨城県笠間市笠間1531笠間合同庁舎内

電話番号:0296-72-0701

FAX番号:0296-72-2718

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