「農業のベテラン・女性農業士」から，未来を担う高校生へバトンをつなぐ

 

　11月17日（火），茨城県立水戸農業高校において，水戸地域女性農業士12名と水戸農業高校生20名で交流会を開催しました。

　最初に，女性農業士の皆さんに水農生の普段の学生生活を知ってもらうため，高校生の皆さんに敷地面積が50haもある高校の主な施設を案内してもらいました。バイオ実験室やガラス温室などの充実した設備と広い実習農場という環境の充実ぶりに，女性農業士の皆さんも感心していました。

 

 

　さらに，学生の活動紹介として食品化学学科の学生6名による「カカオガールズ」の活動について紹介してもらいました。これは，カカオを通じてフィリピンの栽培農家と交流したり，カカオタルトの製作など，普段の高校生活では体験できない多くの取り組みをしているというものでした。

 

　

 

　次に，女性農業士の活動紹介として，視察研修や食農教育などの女性農業士の役割や，日ごろの農作業について，パワーポイントを使い，クイズを交えるなどしてわかりやすく高校生に伝えることができました。

　最後に，参加した高校生20名全員に，進学や就職など，若い方たちのキラキラした将来の夢について話してもらいました。そして女性農業士の皆さんからは「農業はとても魅力的な職業。ぜひ，皆さんも将来，農業関係の道を目指してほしい。」とエールが送られました。

　今回の交流会では，女性農業士と水戸農業高校生が，お互いの考えや普段の取り組みを知ることができ，とても有意義なイベントとなりました。
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県央農林事務所経営・普及部門　瀬尾かほる　（担い手）