アメリカシロヒトリ

加害樹種：サクラ、プラタナス、クワ、ポプラ、ヤナギなど

生態と被害
2回発生し蛹で越冬する。翌春の5月中旬～6月中旬に第1回の成虫が現れ、7月下旬～9月上旬に第2回成虫が現れる。卵は、葉の裏に100から1、000個産み付け、幼虫は6～7月と8～9月に現れる。3～4齢まで群生して食害し、被害葉は白く、かすり状になる。その後分散して葉脈まで食害する。きわめて雑食性でしばしば樹木を丸坊主にする。

防除法
（1）群生している若齢幼虫を捕殺する。
（2）幼虫発生初期に薬剤を散布する。

登録農薬（2014年4月現在）

名称	適用作物	適用病害虫	希釈倍数	散布液量	使用回数
スミチオン乳剤	樹木類	アメリカシロヒトリ	500～1000倍	200～700リットル/10a	6回以内

この他にも登録農薬はあるが、ここでは適用範囲の広いものを掲載した。

※実際に薬剤を使用する場合は農薬販売店等に相談するか、下記のページで最新の農薬登録情報を確認してください。
JPP-NETホームページへhttp://www.jppn.ne.jp
農林水産消費安全技術センター農薬検査部ホームページへhttp://www.acis.famic.go.jp/index.htm

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