ここから本文です。
更新日:2017年1月24日
本県のヤマトシジミの主産地である涸沼・利根川では,近年資源が減少しているため,平成13年から新しい取り組みとして,地元漁協が内水面水産試験場の指導のもと,シジミの種苗生産を行っています。
涸沼にある大涸沼漁業協同組合では,地元の子ども達にシジミを通して涸沼の環境と漁業を知ってもらうため,「総合的な学習の時間」の授業でシジミについて学んでいる茨城町立広浦小学校を招いて,シジミの放流体験学習会を開催しました。
◆日時平成17年11月14日月曜日13時30分~15時00分 | |
◆場所大涸沼漁業協同組合事務所及び涸沼水域 | |
◆主催大涸沼漁業協同組合及び茨城県の共催 | |
◆参加者 | |
茨城町立広浦小学校 | |
(3・4年生を中心に14名,保護者6名,教師1名) | 21名 |
大涸沼漁業協同組合 | 15名 |
内水面漁業協同組合連合会 | 2名 |
県関係者(内水面水産試験場,水産振興課,漁政課) | 6名 |
合計 | 44名 |
◆学習会の内容
シジミの生態や種苗生産の説明
内水面水産試験場の職員が,シジミの「オス」「メス」のちがい,卵を産む時期,生まれてから成貝になるまでなど,シジミの生態や種苗生産について説明を行いました。
シジミをとる漁具や漁業の説明
大涸沼漁協の櫻井組合長が,シジミをとる漁具「カッター」や,シジミ漁業について説明を行いました。
放流するシジミの配付
漁業者の方から児童へシジミの稚貝が配付されました。
船の上から放流
漁協が用意した船に乗り,シジミ稚貝を涸沼へ放流しました。
当日は,漁協が1千万個を放流しましたが,そのうち100万個を子ども達が放流しました。
放流されたシジミ稚貝
8月上旬に卵を採って水槽で育てられたシジミの稚貝。
約3ヶ月で大きいものは約10ミリメートルになりました(大きさ0.3~10ミリメートル)。
このページに関するお問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください