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2-2 核分裂と臨界のおはなし

原子核が壊れ,別の原子核に変わるときに放出されるエネルギーを原子力と言います。

壊れやすい性質を持った原子核に中性子が当たると2つ以上に分裂します。「核分裂」は,この〈原子核が壊れること〉であり,その連鎖反応が一定の割合で続く状態が「臨界」です。

 

例えばウランの場合,ウランには核分裂しやすいウラン235と核分裂しにくいウラン238があり,ウラン235は原子核に中性子がぶつかると,すぐに2つ以上の原子核に分裂して中性子を放出します。ここで飛び出した中性子が次の核分裂を起こし,連続的に核分裂が続いていくことを〈核分裂の連鎖反応〉といい,連鎖反応が同じ割合で持続する状態を〈臨界〉と呼びます。

原子核が壊れるときには,大きなエネルギーと放射線が発生します。

 

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