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3 放射線について知りたい

3-6 自然界からも放射線を受けているって聞いたんだけど…

人間は空中や地中からの放射線によって常に外部被ばくし,塩をはじめとした食べ物に含まれるカリウム40などの放射性物質の摂取等によって内部被ばくしています。こうした自然が発する放射線を自然放射線といいますが,これは地域の環境によって変わります。

日本の場合,自然界から受ける被ばく線量は年間約2.1ミリシーベルトほどですが,世界に目を向けてみると,イランのラムサールなどでは,大地からの放射線だけで年間0.6~149ミリシーベルト,インドのケララでは1.8~35ミリシーベルトになります。

また,高度が上昇すると放射線量率も高くなる傾向にあり,飛行機に乗ると地上にいるときよりも高い放射線量を受ける事になります。宇宙ステーションでは1日あたり0.5~1ミリシーベルトになります。

このほか,雨が降ると大気中にある自然放射性物質(ラドンやラドンが変化した物質)が、雨とともに落下し、地表面に集まるため、放射線量が上昇することがあります。

より知りたい方は,茨城県原子力安全対策課が発行している2016年度版原子力ハンドブックP13,原子力とエネルギーブック高校生版P27,中学生版P22,小学生版P23を読んでみてください。

(なお,これらの冊子は,原子力に関する基礎的な情報を解説したものです。過去の冊子については国立国会図書館,茨城県立図書館などに所蔵されています。)

 

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