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更新日:2021年2月22日
本日は、茨城県独自の緊急事態宣言について、明日以降、解除するということを発表いたします。これまで対策にご協力いただきました県民の皆様、特に医療関係、それから、介護・福祉関係の施設の皆様方の多大なるご努力に心から感謝を申し上げたいと思います。
県独自の緊急事態宣言の解除の条件として、私ども、大きく2つの要件を挙げておりましたが、1日当たりの陽性者数が60人以下になって、かつ減少傾向にあるということ、それから、病床の稼働数が185床以下になるということでございます。
先週段階でこの条件を満たす状況が続いてはいたのですが、特定の日に急激に病床稼働数が増えたりとか、非常に不確定な要素がございましたので、その経過をしっかりと状況を分析した上で、今日、明日以降の解除を発表させていただく運びとなりました。
現在、新しい茨城県のコロナNextのステージはStage2ということになります。ただ、引き続き、医療機関、あるいは職場を中心としたクラスターが新規に発生しております。ということで、新規の陽性者数についても若干下げ止まっているという状況がこの茨城県でも見られているのかなと思いますので、決して予断を許せるような状況ではございません。
引き続き、緊急事態宣言解除後も、医療・福祉施設などにおけるクラスター対策の強化に努めますし、さらには、県民の皆様には、「マスクなし」の状況をなるべく回避する、可能な限りなくす、そういう行動の要請もさせていただきたいと思いますし、3番目として、会食などの感染症対策の徹底もお願いしたいと思います。
緊急事態宣言発出以前には、市町村の感染拡大地域を指定して独自の対策をお願いしておりました。ただ、今回は状況が、ある意味、感染者数も病床稼働数も減少傾向のある中でございますので、一部地域では、1万人当たり1.5人以上、2.5人以上という要件に当てはまる地域もあるのですが、県全体として一切制限を設けずに、緊急事態宣言でお願いしております外出自粛、それから営業時間短縮については、全て解除したいと考えております。
本県の感染状況と病床稼働数です。1月の緊急事態宣言発出後、下がってきてはいるのですが、20日前後を境にしてちょっと下がり方が足踏みをしている状況でございますので、決してここで全て大丈夫だということで油断をすることはできない状況でございますが、経済などへの大きな影響も考慮して、この段階で一旦宣言を解除したいという判断をさせていただいております。
県内の陽性者の分析をさせていただきました。傾向として、新規でさまざまなところから感染者が発見されるという状況はどうも過ぎまして、新規の感染者というのが少なくなってきています。
一方で、医療機関や福祉施設のようなところでのクラスターがいまだに発生しておりまして、かつ、一旦発生するとなかなか収束に時間がかかっているというのが現状でございます。したがいまして、クラスター対策をさらに強化していくということが、今、求められていることなのかなということでございます。
傾向の2つ目として、知人や家庭内、それから職場内、さらには学校などでも、普通の授業ではなくて、寮生活などをしている、非常に密接に生活を共にしている、そういう場面でクラスター、あるいは感染が起きているというのが新しい2つ目の傾向で、こういう中でマスクをしない場面をどう減らすかということがもう一つ重要になってくるのかなと考えております。
3つ目の傾向として、飲食関係、あるいは他県からの移動、こういうことに伴う新規の感染が発生するということについては、当初に比べると非常に少なくなってきているということでございまして、この3つの傾向、特に3番目の傾向を踏まえて緊急事態宣言の解除をすることができると判断しております。
ただ、一方で、クラスターの発生は止まっておりません。現在進行形でございます。病院、福祉施設、それから職場、そういうところが中心になっております。クラスター対策班による指導を一層強化していきたいと思います。
特に、今、かなり収束に手間取っております医療機関に対しては、ある意味、一人一人の医療従事者の方々の感染防止策の徹底が非常に重要になってきていますので、今、クラスターが発生している医療機関に対して、常駐で指導ができるような体制を、今、至急構築しようとしております。それによって一刻も早くクラスターを収束させて、感染者の数を減らしたいと考えております。
対策の②として、「マスクなし」行動をなくすということを、これは県民の皆様全員にお願いをしたいと思います。どうしても家庭内、あるいは親しい友人との会食の時にマスクを外してなごやかにという機会ができてしまう。ただ、そこで感染が起きているというのも事実でございますので、是非こういう場面を少なくしていただきたいと思います。
会食時の感染対策の徹底でございますが、新規の感染者として、会食が直接の原因と見えるものが減ってきてはいるものの、マスクなしの飛沫が飛ぶ代表的な場面はやっぱり会食でございますので、引き続き、会食を開催する時には、人数をなるべく絞って、かつ、茨城県の場合は、アマビエちゃんに登録している店を選んでいただくということが非常に重要だと思いますし、大声を上げたり、お酒のつぎ歩き、あるいは回し飲みをやめていただくというのも重要だと思います。
さらに、登録店の皆様は、アマビエちゃんの登録をしていただいているだけではなく、ご利用されるお客様には、必ずお店に入ってきた時に利用登録をしていただくように徹底した要請をお願いしたいと思います。
その他、いわゆる一般的な感染症対策というのは引き続きお願いできればと思います。今後、卒業式などの大きな年中行事も予定されていると思います。そういうところでの感染症対策の遵守が非常に重要でございますし、高齢者の方や基礎疾患のある方、あるいは妊婦の方などの外出などについても引き続きの注意をお願いしたいと思います。
他の都道府県への移動でございますが、現在、国の緊急事態宣言が発出されている場所への不要不急の往来は引き続き自粛をお願いできればと思います。それ以外でも、感染の拡大が見られる地域については慎重な行動をお願いできればと思います。
企業・職場内での感染も引き続き多い中で、テレワークの充実も引き続き各事業者の皆様にはお願いできればと思います。
また、最後になりますが、差別の禁止ということで、医療従事者の方、あるいは感染された方に対する不当な対応は人間としてあるまじき行為でございますので、是非おやめいただくよう、あるいは、そういうことを見かけましたら、是非注意していただくように、皆様にもお願いできればと思います。
緊急事態宣言の解除のもう一つの判断指標として、茨城板コロナNextについても、新たに重症病床稼働数もStage3からStage2に下がりました。ということで、全体としてもStage2ということに位置づけさせていただきます。Stage2においては、基本的な制限はないということでございますが、これが、傾向として、患者数が増える、あるいは病床稼働数が増えるという状況になれば、また個別の感染拡大地域に限定しながら対策をお願いするという場面も出てくるかと思います。
ということで、必ずしも皆様が全て何でもオーケーということにはならないということを改めて肝に銘じていただければと思います。
営業時間短縮要請の協力金は本日まで支給をさせていただきます。1店舗当たり、全ての期間ですと60万円となるかと思いますので、茨城県の問い合わせ窓口も設けておりますので、ご不明な点はお問い合わせいただければと思います。
一方で、飲食店以外の方々で、営業時間短縮による影響、あるいは外出自粛を伴う影響を大きく受けている事業者の方がたくさんいらっしゃいます。残念ながら、国の制度は、国の緊急事態宣言対象地域に関係する事業者のみ一時金の支給ということで動いているようでございますので、県として独自にこのような対象になる大きく売り上げを減らしたような方々に対して、一時金として一律20万円ほど提供する準備を今始めております。
最終的に条件等が固まりましたら、この後、詳細を公表していきたいと思いますが、受付開始は3月中旬以降になる予定でございます。3月1日から県民の皆様にいろいろご相談に乗れるような窓口も開始したいと思っておりますので、是非お気軽にお問い合わせいただければと思います。
その他、事業者の方々は、今回、緊急事態宣言をはじめ、長くコロナ感染症対策の中で大変ご苦労されていると思います。飲食店に限らず、全ての事業者の方々は大変苦労されていると思いますので、一時金だけではなく、無利子融資でありますとか、雇用調整助成金、あるいは感染症の休業支援金をフルに活用していただきながら、事業の継続を図っていただければと思います。
こちらについてもワンストップ窓口なども用意しておりますので、疑問点等ございましたらお問い合わせいただきたいと思いますし、是非フルにご活用いただければと思います。
私の方からは、以上でございます。
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