新型コロナウイルス感染症等に係る知事記者会見（2021/4/2）の発表内容

知事からの発表内容

　全国３府県、まん延防止措置の発令がございましたけれども、ここ茨城県でも、まだ数はそんなに増えてきていないとはいえ、危険な兆候が出てきているということでございまして、今日は特に、古河市が急激に新規感染者が出てきているので、新たにしっかりと対策を打つ必要がでてきたために、感染抑制策を改めて打ち出したいと考えております。

　古河市においては直近３週間でですね、県内の約２割を占める感染者、陽性者が確認されております。こちらにございますように、全県651名に対して121名は古河市からということでございます。その感染の起点がほぼ飲食店ということでございますので、そこが非常に多いということで確認されていますので、今のうちに感染の芽をできる限り摘んでおくことが必要かなと思います。

　このため、来週以降、ＪＲ古河駅を中心とした区域において、夜10時以降営業をしているようなお店、そこを中心に店舗の従事者と利用客の方を対象に、集中検査、いわゆるローラー作戦をこれまでも何度かやってきたわけですけれども、こちらを古河駅中心の飲食店、夜10時以降もやっている飲食店を中心に行いたいと思います。そのほか夜10時までは営業していないような飲食店でもご希望があれば検査を無料で実施したいと考えております。

　背景にあるのは、人口あたりの感染者数は突出して古河市が多いということでございます。特に最近の県全体における古河市の感染者の割合、この棒グラフ、これが県全体の数ですが、この折れ線グラフですね、こちらが古河市の県内の感染者に占める割合でございます。直近では４割ということでございますので、非常に古河を中心にですね、今感染が拡大する可能性がでてきていることで、今、感染の火種をできる限り取り除くということが、非常に重要なのかなと考えております。

　現在、茨城コロナNextではステージ２ということで、まだ外出自粛あるいは営業時短の短縮というところまで踏み切る状況になってはおりませんが、このまま放置しておくと他県のように、東京や宮城や大阪や兵庫のように、急拡大する危険性が潜んでいるということでございますので、今回は集中検査ということで対策を打ち出させていただきました。

　私の方からは以上です。