○茨城県聴聞規則
平成6年9月30日
茨城県規則第82号
茨城県聴聞規則を次のように定める。
茨城県聴聞規則
(趣旨)
第1条 この規則は，知事及びその事務部局に属する出先機関の長(以下「知事等」という。)が行う行政手続法(平成5年法律第88号。以下「法」という。)及び茨城県行政手続条例(平成7年茨城県条例第5号)の規定に基づく聴聞の実施に関し，法令(条例を含む。以下同じ。)に定めるもののほか，必要な事項を定めるものとする。
(平7規則68・一部改正)
(聴聞の期日の変更)
第2条 当事者は，災害，病気その他やむを得ない理由により聴聞の期日に出頭できないときは，あらかじめ，理由を付した書面により，聴聞の期日の変更を知事等に申し出ることができる。
2 知事等は，前項の規定による申出又は職権により，聴聞の期日又は場所を変更することができる。
3 知事等は，前項の規定により聴聞の期日又は場所を変更したときは，速やかに，その旨を当事者及び参加人に通知しなければならない。
(関係人の参加許可の手続)
第3条 法第17条第1項及び茨城県行政手続条例(以下「条例」という。)第17条第1項の規定による許可の申請は，聴聞の期日の4日前までに，申請者の氏名，住所及び当該聴聞に係る不利益処分につき利害関係を有することの疎明を記載した書面を提出して行うものとする。
2 主宰者は，前項の申請について許可又は不許可の決定を行ったときは，速やかに，その旨を申請者に通知しなければならない。
(平7規則68・一部改正)
(文書等の閲覧)
第4条 法第18条第1項及び条例第18条第1項の規定による閲覧の請求は，請求者の氏名，住所及び閲覧しようとする資料の名称又は内容を記載した書面を提出して行うものとする。ただし，聴聞の期日における審理の進行に応じて必要となった場合には，口頭で行うことができる。
2 知事等は，前項の請求について承認(一部の承認を含む。以下この項において同じ。)又は不承認の決定を行ったときは，直ちに閲覧させる場合を除き，速やかに，その旨を請求者に通知しなければならない。この場合には，当該承認の内容並びに閲覧の日時及び場所を明示しなければならない。
3 知事等は，前項の閲覧の日時及び場所を決定するに当たっては，聴聞の審理における当該請求者の意見陳述の準備を妨げることのないよう配慮するものとする。
(平7規則68・一部改正)
第5条 前条第2項の承認を受けて資料を閲覧する者は，閲覧に先立ち，知事等に対して，運転免許証，旅券その他自己が当該閲覧の承認を受けた本人又はその代理人である旨を証明するために必要な資料を提示しなければならない。
2 資料を閲覧する者は，当該資料を丁寧に取り扱うとともに，これを改ざんし，汚損し，又は破損してはならない。
3 知事等は，前2項の規定に違反し，又はそのおそれのある者があるときは，その者の閲覧を中止させ，又は禁止することができる。
2 知事等は，主宰者が法第19条第2項各号のいずれか若しくは条例第19条第2項各号のいずれかに該当するに至ったとき又は病気その他やむを得ない理由により聴聞の主宰の継続が困難と認められたときは，速やかに，新たな主宰者を指名しなければならない。
(平7規則68・一部改正)
(1) 申請者の氏名及び住所
(2) 出頭させようとする補佐人の氏名及び住所
(3) 申請者と補佐人との関係
(4) 補佐人に補佐させようとする事項
2 主宰者は，前項の規定による申請について許可又は不許可の決定を行ったときは，速やかに，その旨を申請者に通知しなければならない。
3 聴聞の審理における補佐人の陳述は，当事者若しくは参加人又はその代理人が直ちにこれを取り消さないときは，当事者又は参加人が自らこれを陳述したものとみなす。
(平7規則68・一部改正)
(聴聞の期日における陳述の制限及び秩序維持)
第8条 主宰者は，聴聞の期日に出頭した者が当該事案の範囲を超えて陳述するときその他聴聞の期日における議事を整理するためにやむを得ないと認めるときは，その陳述を制限することができる。
2 主宰者は，前項に規定する場合のほか，聴聞の審理を妨害し，又はその秩序を乱す者があるときは，その者に対し，退場を命じ，又は聴聞の秩序を維持するために必要な措置を講ずることができる。
(聴聞の期日における審理の公開)
第9条 知事等は，聴聞の期日における審理を公開することを相当と認めたときは，当該聴聞の期日及び場所その他必要と認める事項を公示しなければならない。法令の規定により，聴聞の期日における審理を公開により行うこととされているときも，同様とする。
2 前項前段の場合においては，知事等は，当該審理は公開により行う旨を当事者及び参加人に通知しなければならない。
(陳述書の記載事項)
第10条 法第21条第1項及び条例第21条第1項の陳述書には，提出する者の氏名，住所，聴聞の件名及び当該事案についての意見を記載するものとする。
(平7規則68・一部改正)
(平7規則68・一部改正)
(1) 聴聞の件名
(2) 聴聞の期日及び場所
(3) 主宰者の職名及び氏名
(4) 聴聞の期日に出頭した当事者及び参加人並びにこれらの者の代理人及び補佐人(以下「当事者等」という。)の氏名及び住所
(5) 聴聞の期日に出頭しなかった当事者等の氏名，住所及び当該当事者等が出頭しなかったことについての正当な理由の有無
(6) 聴聞の期日に出頭した知事等の職員(以下「職員」という。)の職名及び氏名
(7) 当事者等及び職員の陳述(陳述書による意見の陳述を含む。)の要旨
(8) 提出された証拠書類等の件名
(9) その他参考となるべき事項
2 聴聞調書には，書面，図面，写真その他主宰者が適当と認めるものを添付してこれを調書の一部とすることができる。
(1) 主宰者の意見
(2) 不利益処分の原因となる事実に対する当事者等の主張
(3) 第1号の意見についての理由
(平7規則68・令2規則83・一部改正)
(聴聞調書及び報告書の閲覧)
第13条 法第24条第4項及び条例第24条第4項の規定による閲覧の請求は，請求者の氏名，住所及び閲覧しようとする聴聞調書又は報告書の件名を記載した書面を，聴聞の終結前にあっては主宰者に，聴聞の終結後にあっては知事等に提出して行うものとする。
(平7規則68・一部改正)
(その他)
第15条 この規則に定めるもののほか，聴聞の実施に関し必要な事項は，知事が別に定める。
付則
(施行期日)
1 この規則は平成6年10月1日から施行する。
(環境衛生関係営業の聴聞に関する規則等の廃止)
2 次の各号に掲げる規則は廃止する。
(1) 環境衛生関係営業の聴聞に関する規則(昭和33年茨城県規則第5号)
(2) 茨城県漁業関係聴聞規則(昭和40年茨城県規則第104号)
(3) 茨城県薬事法並びに毒物及び劇物取締法聴聞規則(昭和51年茨城県規則第71号)
(4) 茨城県漁船関係聴聞規則(昭和56年茨城県規則第47号)
(5) 茨城県米穀販売業者の聴聞に関する規則(昭和58年茨城県規則第59号)
(6) 茨城県旅行業者の聴聞に関する規則(昭和60年茨城県規則第37号)
(7) 茨城県貸金業者の聴聞に関する規則(昭和60年茨城県規則第50号)
(茨城県通訳案内業法施行細則の一部改正)
3 茨城県通訳案内業法施行細則(昭和24年茨城県規則第75号)の一部を次のように改正する。
〔次のよう〕略
(経過措置)
4 この規則の施行の日前に第2項の規定による廃止前の各規則の規定により現に聴聞の手続が開始されている場合における当該聴聞の手続は，なお従前の例による。
付則(平成7年規則第68号)
(施行期日)
1 この規則は，平成7年8月1日から施行する。
(茨城県公害関係聴聞規則の廃止)
2 茨城県公害関係聴聞規則(昭和48年茨城県規則第48号)は，廃止する。
(経過措置)
3 この規則の施行の日前に前項の規定による廃止前の茨城県公害関係聴聞規則の規定により現に聴聞の手続が開始されている場合における当該聴聞の手続は，なお従前の例による。
付則(令和2年規則第83号)抄
1 この規則は，公布の日から施行する。