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更新日:2023年7月18日
茨城県では、親潮と黒潮が交わる好漁場である海や、日本でも有数の大きさを誇る湖である「霞ヶ浦北浦」で獲れる豊富な魚介類が一年中楽しめます。7月から旬を迎える夏の魚介類をピックアップしてご紹介します。
近年漁獲量が増加している茨城県産イセエビ。県と、県内の漁業者、加工業者、市場関係者、飲食店等で構成される「県産イセエビ消費拡大検討会」はこの度、ブランド名とロゴマークを決定しました。その名も「常陸乃国いせ海老」。イセエビは黒潮が流れる太平洋側で水揚げされていますが、茨城県産は、大きく立派なものが多いという特長があり、目を奪われるほど豪華。その中でも、スタンダードサイズは「600グラム以上の活魚か冷凍」、プレミアムサイズは「1キロ以上の活魚」でいずれも触角・眼が揃い見栄えがするものという独自に定めたブランド基準をクリアしたものだけが「常陸乃国いせ海老」と認められ、出荷されます!
東京・栃木・茨城の料亭やいばらきの地魚取扱店など25店舗以上で常陸乃国いせ海老を使用したメニューフェアを開催します。
開催期間:2023年7月8日(土曜日)~9月30日(土曜日)
フェア実施店舗などの詳細についてはブランドホームページをご覧ください。
常陸乃国いせ海老ブランドホームページ
https://ibaraki-iseebi.com/(外部サイトへリンク)
▲夜明け前の暗いうちに網を入れ、夜明けとともに網を揚げます
▲水揚げされたイセエビを、網から外します
▲荷捌所でイセエビを仕分けします
主な漁獲地域:県内全域 旬の時期:7月~9月 お問い合わせ:茨城県農林水産部漁政課企画調整グループ 電話番号:029-301-4070 |
関東地方唯一の汽水湖である涸沼は全国屈指のしじみの産地です。その中でも、地元の漁業協同組合が設ける管理基準を満たしたしじみを「ひぬまやまとしじみ」のブランド名で販売しています。機械を使わず、全国でも珍しい手掻き操業で漁獲しているため、貝がきれいで、日持ちの良い高品質なしじみです。
涸沼のしじみは、サイズが大きく味が濃いのが特長で、アミノ酸やタウリンなどの旨み成分が豊富なうえに、肝機能向上に効果があるとされるオルニチンを多く含んでいます。夏の暑さで疲れた身体にぴったりの食材です。
▲竿の先に籠のついた”しじみかご”で手掘りします
▲冬はしじみが沼底に潜るので、直接水の中に入り手掘りする時もあります
▲しじみの味噌汁。サイズが大きく身がふっくらしています!
主な漁獲地域:涸沼、涸沼川 |
わかさぎは県の「淡水のさかな」にも選定されている、茨城県を代表する魚のひとつです。江戸時代に麻生藩(現在の行方市)から将軍家に焼きわかさぎを献上したところ大変喜ばれ、将軍家御用達の魚、御公儀の魚ということで「公魚」と書くようになったといわれています。
県内の主な漁場は「霞ヶ浦北浦」。エサとなるプランクトンが豊富な霞ヶ浦北浦で育つわかさぎは成長が早く、骨が柔らかいので、“丸ごと”でも食べやすいのが特長です。漁が行われるのは7月下旬から12月末までの約5か月間。今年も7月21日(金曜日)にわかさぎ漁が解禁になります。夏にわかさぎ漁を行っているのは全国で霞ヶ浦北浦だけ。冬のものに比べ、「ナツワカ」と呼ばれる解禁直後の夏のわかさぎは脂ののりがよく、小ぶりで食べやすいのも特長です。
▲夜明け前に漁港を出発。網を下ろします
▲網を1時間ほど曳き、夜が明けたところ網を揚げます
▲船溜まりに戻り、わかさぎを選別します
主な漁獲地域:霞ヶ浦、北浦 |
茨城県のいわがきは、想像を超える大きさ!大人の手のひらでも収まりきらないサイズの貝殻の中には、大きな身がぎっしりと詰まっています。タウリンが豊富で肝機能強化、鉄分とビタミンB1で造血効果、亜鉛も豊富で免疫力アップ!栄養がたっぷり含まれていることから「海のミルク」と呼ばれ、旬は6月~8月。まさに今が旬です。この大きないわがきを獲っているのはなんと男性の「あま」さん!海の男達が素潜りで一つ一つ漁獲しています。獲れたてのいわがきは、大洗港周辺の市場や飲食店などで堪能いただけます。
主な漁獲地域:大洗町(沿岸) 旬の時期:6月~8月 お問い合わせ:大洗町漁業協同組合(東茨城郡大洗町磯原町字東8253-10) 電話番号:029-266-2165 |
茨城県のあわびは、天然ものと養殖ものがあります。天然あわびの漁期は6月~9月。養殖あわびは通年出荷可能です。とくに養殖あわびは、約7センチメートルまで育てたものを「一口あわび」としてブランド化し、リーズナブルな価格で販売しています。自然に近い環境で養殖し、天然あわびに負けない味と品質を実現しました。一口あわびの魅力は何といっても身の柔らかさ。適度な歯ごたえと旨みに満ちています。コリコリとした食感が楽しめる刺身はもちろん、網焼きやバター焼きで旨みを堪能するのもおすすめです。
主な漁獲地域:大洗以北(天然あわび) |
生しらすはプリプリとした食感が人気ですが、すぐに鮮度が落ちてしまい、水揚げする漁港の近くでないと本来のおいしさを味わうことが難しいとされてきました。茨城のしらす漁は全国的にも珍しい1艘曳き。1艘の船が魚群の周りに網を入れ、群れをまいて獲る漁法です。1回の網入れ時間が短いため魚の傷みが少なく生きたまま漁獲されます。そしてすぐに氷で“活け締め”するので、鮮度良く水揚げすることができます。このような「船上鮮度保持技術」を施した生しらすを急速冷凍し商品化したのが「海の輝き」。8月からは秋しらすが旬を迎えます。
主な漁獲地域:県内地域 |
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