ダムの施設

放流設備

　水沼ダムは洪水吐設備や利水放流設備を用いて放流量の調節を行います。

• 洪水吐設備（クレストゲート）
  　通常は閉められていますが、大雨などにより流入量が増加した際に操作し、下流へ放流する量を調整します。
   
• 利水放流設備（利水放流バルブ)
  　常時開かれており、流水の正常な機能の維持、水道用水、工業用水、水力発電のための水を安定取水できる流量の放流、及び貯水位管理を目的に操作します。

曝気循環設備

　水沼ダムでは、水質保全のため曝気循環設備を下記の基準で運用しています。

• 水温15度以上の場合、平日昼間8時間運転
• 水温23度以上の場合、24時間運転

曝気循環設備　全景

曝気循環設備　近景

管理用発電設備（小水力発電設備）

　水沼ダムでは、令和3年4月より利水放流バルブからの放流水の一部を再生可能エネルギーとして有効活用した管理用小水力発電を行っています。この管理用小水力発電を行っているダムは県内で水沼ダムのみとなっています。

　管理用小水力発電では、発電した電気をダムの管理に使用することでコストを抑え、余った電気は、電力会社へ売電しています。

管理用発電設備　諸元

管理用発電設備　図面等

管理用発電所　平面図

管理用発電所　外観

水車及び三相誘導発電機