健康食品について

いわゆる「健康食品」とは

いわゆる「健康食品」は、法律では定義されておらず、医薬品以外で経口的に摂取される、健康の維持・増進に特別に役立つことをうたって販売され、そのような効果を期待して摂られている食品全般を指します。

出典：厚生労働省「いわゆる健康食品」（外部サイトへリンク）

無承認無許可医薬品の危険性について

健康食品中に医薬品成分が含有された製品は、無承認無許可医薬品に該当し、重篤な健康被害が生じる恐れがあるため注意が必要です。

食品と称された場合であっても、医薬品成分を含有するものは医薬品とみなされ、厚生労働大臣の承認を受けずに製造販売することは、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」で禁止されています。

茨城県の取り組み～無承認無許可医薬品対策事業～

当県では、無承認無許可医薬品の流通防止とそれらが原因となる健康被害を未然に防止することを目的とし、健康食品の販売実態調査や試買試験検査を実施しています。

当所では、下表の医薬品成分のうち適宜必要な成分について含有の有無を試験しています。

令和4年度無承認無許可医薬品対策事業実施要領に沿って、ダイエットを目的とする製品21検体及び強壮作用を目的とする製品23検体について試験を実施した結果は、全て不検出でした。

【検査に用いる測定機器】
LC-MS/MS	HPLC

「いわゆる健康食品」による健康被害情報

国では、都道府県等から報告を受けた健康被害事例のうち、医薬品成分が検出されたもの以外の事例も、「いわゆる健康食品」による事例として取扱います。

病気等により身体に不安を抱えている方は、健康食品を摂取する場合は事前に摂取の可否等について医療機関に相談してください。

詳細は、厚生労働省ホームページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。