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更新日:2023年11月20日

海外ではまだまだ多い!麻しん(はしか)に注意!!

麻しんって何?

麻しんはウイルスによる感染症です。「麻疹」や「はしか」とも呼ばれますが、どれも同じものです。

感染力は、インフルエンザや新型コロナウイルス、おたふく風邪よりもずっと強いといわれています。人によっては感染から10~12間日症状が出ない期間があるので、海外で麻しんに感染して、気づかず日本に入国してしまうことがあります。

予防にはワクチン接種が最も有効です。麻しんが流行している国に行く場合は、2回の麻しん含有ワクチンの接種歴を確認することが推奨されます。

注意が必要な国は?

麻しんが流行している国は、世界に多く存在します。(下記の表)
これらの国から帰国した後は、特に麻しんの症状に注意した健康観察が必要です。

 

報告数
(2023年2月~2023年7月)

人口100万人あたり
の報告数
(2022年11月~2023年04月)

1位 インド(アジア) イエメン(中東)
2位 イエメン(中東) ガボン(アフリカ)
3位 パキスタン(アジア) ソマリア(アフリカ)
4位 カメルーン(アフリカ) リベリア(アフリカ)
5位 ナイジェリア(アフリカ) ジンバブエ(アフリカ)
6位 ソマリア(アフリカ) カメルーン(アフリカ)
7位 エチオピア(アフリカ) ジブチ共和国(アフリカ)
8位 インドネシア(アジア) 中央アフリカ共和国(アフリカ)
9位 コンゴ共和国(アフリカ) 南スーダン(アフリカ)
10位 トルコ(アジア) アフガニスタン(アジア)

麻しんってどんな症状?

典型的な症状は、まず38℃前後の発熱が2~4日間続き、咳や鼻水、喉の痛み、目の充血などがどんどん強くなります。その後、1℃ほど熱が下がった後(半日くらい)、再び発熱(多くは39.5℃以上)があり、発疹(赤いぼつぼつのようなもの)が顔や身体などに出てきます。

ワクチン接種が1回のみの場合、免疫が十分に得られないことがあります。このような方は、これほど強い症状が出ないこともありますが、麻しんに感染することがあります。(修飾麻疹)

麻疹の症状

麻しんかも、と思ったら

上記のような症状が出現した場合や、発熱や発疹などの症状がある方と接触して、1~2週間後に同じような症状が出た方は、注意が必要です。

麻しんは空気感染・飛沫感染・接触感染など様々な経路で感染します。

そのため、受診の際には、前もって医療機関に連絡してから、マスクをして受診をしてください。また、移動の時はできるだけ電車やバスなどはお控えください。

麻しんは感染する力が非常に強いので、医療機関への事前の連絡や公共交通機関の利用、外出を控えていただくことは、感染を広げないために非常に重要なことになります。

感染対策

参考リンク

国立感染症研究所HP ”麻しんとは”(外部サイトへリンク)

国立感染症研究所HP ”麻しん発生状況に関する注意喚起”(外部サイトへリンク)

WHO HP “Global Measles and Rubella Monthly Update”(外部サイトパワーポイントファイルへリンク)

このページに関するお問い合わせ

保健医療部衛生研究所庶務部

〒310-0852 茨城県水戸市笠原町993-2

電話番号:029-241-6652

FAX番号:029-243-9550

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