○障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づき障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例

平成24年12月27日

茨城県条例第78号

障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づき障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例を公布する。

障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づき障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例

目次

第1章 総則(第1条―第3条)

第2章 設備及び運営に関する基準(第4条―第45条の2)

第3章 雑則(第46条・第47条)

付則

第1章 総則

(趣旨)

第1条 この条例は,障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(平成17年法律第123号。以下「法」という。)第84条第1項の規定に基づき,障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定めるものとする。

(定義)

第2条 この条例で使用する用語は,法,障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律施行令(平成18年政令第10号),障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律施行規則(平成18年厚生労働省令第19号)及び障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく障害者支援施設の設備及び運営に関する基準(平成18年厚生労働省令第177号)で使用する用語の例による。

(平25条例9・一部改正)

(障害者支援施設の一般原則)

第3条 障害者支援施設は,個別支援計画を作成し,これに基づき利用者に対して施設障害福祉サービスを提供するとともに,その効果について継続的な評価を実施することその他の措置を講ずることにより利用者に対して適切かつ効果的に施設障害福祉サービスを提供しなければならない。

2 障害者支援施設は,利用者の意思及び人格を尊重して,常に当該利用者の立場に立った施設障害福祉サービスの提供に努めなければならない。

3 障害者支援施設は,利用者の人権の擁護,虐待の防止等のため,必要な体制の整備を行うとともに,その従業者に対し,研修を実施する等の措置を講じなければならない。

(令3条例17・一部改正)

第2章 設備及び運営に関する基準

(構造設備)

第4条 障害者支援施設の配置,構造及び設備は,利用者の特性に応じて工夫され,かつ,日照,採光,換気等の利用者の保健衛生に関する事項及び防災について十分考慮されたものでなければならない。

2 障害者支援施設の建物(利用者の日常生活のために使用しない付属の建物を除く。次項において同じ。)は,耐火建築物又は準耐火建築物でなければならない。この場合において,当該障害者支援施設の建物は,建築物の敷地,構造又は建築設備に関する法令(条例を含む。次項第2号において同じ。)に適合しなければならない。

3 前項の規定にかかわらず,障害者支援施設の建物が木造かつ平屋建ての建物である場合において,当該障害者支援施設が次に掲げる要件をいずれも満たすときは,当該障害者支援施設の建物を耐火建築物又は準耐火建築物とすることを要しない。

(1) 知事が,火災の予防,消火活動等に関し専門的知識を有する者の意見を聴いて,当該障害者支援施設が次のいずれかの要件を満たし,かつ,火災に対し利用者の安全性が確保されていると認めたものであること。

 スプリンクラー設備の設置,天井等の内装材等への難燃性の材料の使用,火災が発生するおそれがある箇所における防火区画の設置等により,初期消火及び延焼の抑制に配慮した構造であること。

 非常警報設備の設置等による火災の早期発見及び通報の体制が整備されており,円滑な消火活動が可能なものであること。

 建物の構造が避難口の増設,搬送を容易に行うために十分な幅員を有する避難路の確保等により円滑な避難が可能なものとなっており,かつ,避難訓練を頻繁に実施すること,配置人員を増員すること等により,火災の際の円滑な避難が可能な体制が整備されていること。

(2) 当該障害者支援施設の建物が建築物の敷地,構造又は建築設備に関する法令に適合しているものであること。

(施設長の資格要件)

第5条 障害者支援施設の施設長は,社会福祉法(昭和26年法律第45号)第19条第1項各号のいずれかに該当する者若しくは社会福祉事業に2年以上従事した者又はこれらと同等以上の能力を有すると認められる者でなければならない。

(運営規程)

第6条 障害者支援施設は,次に掲げる事項について運営規程を定めておかなければならない。

(1) 障害者支援施設の目的及び運営の方針

(2) 提供する施設障害福祉サービスの種類

(3) 従業者の職種,員数及び職務の内容

(4) 昼間実施サービスに係る営業日及び営業時間

(5) 提供する施設障害福祉サービスの種類ごとの利用定員

(6) 提供する施設障害福祉サービスの種類ごとの内容並びに利用者から受領する費用の種類及びその額

(7) 昼間実施サービスに係る通常の事業の実施地域

(8) サービスの利用に当たっての留意事項

(9) 緊急時等における対応方法

(10) 災害対策

(11) 提供する施設障害福祉サービスの種類ごとに主たる対象とする障害の種類を定めた場合には当該障害の種類

(12) 虐待の防止のための措置に関する事項

(13) 前各号に掲げるもののほか,事業の運営についての重要事項

(災害対策)

第7条 障害者支援施設は,火災,地震,風水害等の災害が発生した場合において,円滑かつ迅速な避難,救護等を確保するため,あらかじめ,関係機関への通報,避難誘導,救護活動等に関する具体的な計画を定め,当該計画を定期的に従業者に周知しなければならない。

2 障害者支援施設は,災害に備えるため,定期的に避難,救護等の訓練を行わなければならない。

3 障害者支援施設は,消火設備その他の災害に際し必要な設備を設けなければならない。

4 障害者支援施設は,食品,飲料水,医薬品その他災害に際し必要な物資を備蓄するよう努めなければならない。

5 障害者支援施設は,災害対策を推進するに当たっては,地域住民,他の社会福祉施設等との連携協力体制を整備するよう努めなければならない。

(記録の整備)

第8条 障害者支援施設は,従業者,設備,備品及び会計に関する諸記録を整備しなければならない。

2 障害者支援施設は,利用者に対する施設障害福祉サービスの提供に関する次に掲げる記録を整備し,当該施設障害福祉サービスを提供した日から5年間保存しなければならない。

(1) 施設障害福祉サービス計画

(2) 第41条第2項の規定による記録

(3) 第43条第3項の規定による記録

(4) 第45条第2項の規定による記録

(規模)

第9条 障害者支援施設は,次の各号に掲げる当該障害者支援施設が提供する施設障害福祉サービスの種類の区分に応じ,それぞれ当該各号に掲げる人員を利用させることができる規模を有するものでなければならない。

(1) 生活介護,自立訓練(機能訓練),自立訓練(生活訓練),就労移行支援及び就労継続支援B型 20人以上(入所を目的とする他の社会福祉施設等に併設する障害者支援施設(次条第3項に規定する認定障害者支援施設を除く。次項において同じ。)にあっては,10人以上)

(2) 施設入所支援 30人以上(入所を目的とする他の社会福祉施設等に併設する障害者支援施設にあっては,10人以上)

2 複数の昼間実施サービスを行う障害者支援施設は,その利用定員を,次の各号に掲げる当該障害者支援施設が提供する施設障害福祉サービスの種類の区分に応じ,それぞれ当該各号に定める数としなければならない。ただし,当該障害者支援施設が提供する昼間実施サービスの利用定員の合計が20人以上(入所を目的とする他の社会福祉施設等に併設する障害者支援施設にあっては,12人以上)でなければならない。

(1) 生活介護,自立訓練(機能訓練),自立訓練(生活訓練)又は就労移行支援 6人以上

(2) 就労継続支援B型 10人以上

(3) 施設入所支援 30人以上(入所を目的とする他の社会福祉施設等に併設する障害者支援施設にあっては,10人以上)

(設備の基準)

第10条 障害者支援施設は,訓練・作業室,居室,食堂,浴室,洗面所,便所,相談室及び多目的室その他運営上必要な設備を設けなければならない。ただし,他の社会福祉施設等の設備を利用することにより当該障害者支援施設の効果的な運営を期待することができる場合であって,利用者の支援に支障がないときは,その一部を設けないことができる。

2 前項に規定する設備は,規則で定める基準に適合しなければならない。

3 認定障害者支援施設が就労移行支援を行う場合は,第1項及び前項に規定する基準のほか,あん摩マツサージ指圧師,はり師及びきゆう師に係る学校養成施設認定規則(昭和26年文部省・厚生省令第2号)によるあん摩マッサージ指圧師,はり師及びきゅう師に係る学校養成施設として必要とされる設備を有しなければならない。

4 第1項に規定する相談室及び多目的室については,利用者へのサービスの提供に当たって支障がない範囲で兼用することができる。

(従業者の員数)

第11条 障害者支援施設は,次の各号に掲げる事業の区分に応じ,それぞれ当該各号に定める従業者を置かなければならない。

(1) 生活介護

 施設長

 医師

 看護職員

 理学療法士又は作業療法士(理学療法士又は作業療法士を確保することが困難な場合にあっては,機能訓練指導員(日常生活を営むのに必要な機能の減退を防止するための訓練を行う能力を有する看護師その他の者をいう。))

 生活支援員

 サービス管理責任者

(2) 自立訓練(機能訓練)

 施設長

 看護職員

 理学療法士又は作業療法士(理学療法士又は作業療法士を確保することが困難な場合にあっては,機能訓練指導員(日常生活を営むのに必要な機能の減退を防止するための訓練を行う能力を有する看護師その他の者をいう。))

 生活支援員

 サービス管理責任者

(3) 自立訓練(生活訓練)

 施設長

 利用者の健康上の管理等のため必要がある場合にあっては,看護職員

 生活支援員

 サービス管理責任者

(4) 就労移行支援(次号に掲げるものを除く。)

 施設長

 職業指導員

 生活支援員

 就労支援員

 サービス管理責任者

(5) 認定障害者支援施設が行う就労移行支援

 施設長

 職業指導員

 生活支援員

 サービス管理責任者

(6) 就労継続支援B型

 施設長

 職業指導員

 生活支援員

 サービス管理責任者

(7) 施設入所支援

 施設長

 生活支援員

 サービス管理責任者

2 前項各号に掲げる従業者の員数は,規則で定める。

3 第1項第1号オ及び第2号イ及び第3号ウ及び第4号オ第5号エ並びに第6号エに掲げる従業者のうち,それぞれ1人以上は,常勤でなければならない。

4 第1項第4号イ及び第5号イ及び並びに第6号イ及びに掲げる従業者のうち,いずれか1人以上は,常勤でなければならない。

5 第1項各号の施設長は,専らその職務に従事する者でなければならない。ただし,障害者支援施設の管理上支障がない場合は,当該障害者支援施設の他の業務に従事し,又は当該障害者支援施設以外の事業所,施設等の職務に従事することができる。

6 第1項各号に規定する障害者支援施設の従業者(施設長を除く。)は,生活介護の単位若しくは施設入所支援の単位ごとに専ら当該生活介護若しくは当該施設入所支援の提供に当たる者又は専ら自立訓練(機能訓練),自立訓練(生活訓練),就労移行支援若しくは就労継続支援B型の提供に当たる者でなければならない。ただし,利用者の支援に支障がない場合は,この限りでない。

7 前項の生活介護の単位は,生活介護であって,その提供が同時に1又は複数の利用者に対して一体的に行われるものをいい,複数の生活介護の単位を置く場合の生活介護の単位の利用定員は20人以上とする。

8 第6項の施設入所支援の単位は,施設入所支援であって,その提供が同時に1又は複数の利用者に対して一体的に行われるものをいい,複数の施設入所支援の単位を置く場合の施設入所支援の単位の利用定員は30人以上とする。

(令3条例17・一部改正)

(複数の昼間実施サービスを行う場合における従業者の員数)

第12条 複数の昼間実施サービスを行う障害者支援施設は,昼間実施サービスの利用定員の合計が20人未満である場合は,前条第3項及び第4項の規定にかかわらず,当該障害者支援施設が提供する昼間実施サービスを行うときに置くべき従業者(施設長,医師及びサービス管理責任者を除く。)のうち,常勤とする者を1人以上とすることができる。

2 複数の昼間実施サービスを行う障害者支援施設は,前条第1項及び第2項の規定にかかわらず,規則で定める員数の複数の昼間実施サービスを管理するサービス管理者を置くことができる。この場合において,当該サービス管理責任者については,同条第3項の規定にかかわらず,そのうち1人以上を,常勤としなければならない。

(従たる事業所を設置する場合における特例)

第13条 障害者支援施設は,障害者支援施設における主たる事業所(以下この条において「主たる事業所」という。)と一体的に管理運営を行う事業所(以下この条において「従たる事業所」という。)を設置することができる。

2 従たる事業所は,6人以上の人員を利用させることができる規模を有するものとしなければならない。

3 従たる事業所を設置する場合においては,主たる事業所及び従たる事業所の従業者(サービス管理責任者を除く。)のうちそれぞれ1人以上は,常勤かつ専ら当該主たる事業所又は従たる事業所の職務に従事する者でなければならない。

(サービス提供困難時の対応)

第14条 障害者支援施設は,生活介護,自立訓練(機能訓練),自立訓練(生活訓練),就労移行支援又は就労継続支援B型に係る通常の事業の実施地域等を勘案し,利用申込者に対し自ら適切な生活介護,自立訓練(機能訓練),自立訓練(生活訓練),就労移行支援又は就労継続支援B型を提供することが困難であると認めた場合は,適当な他の障害者支援施設等の紹介その他の必要な措置を速やかに講じなければならない。

2 障害者支援施設は,利用申込者が入院治療を必要とする場合その他利用申込者に対し自ら適切な便宜を供与することが困難である場合は,適切な医療機関の紹介その他の措置を速やかに講じなければならない。

(心身の状況等の把握)

第15条 障害者支援施設は,施設障害福祉サービスの提供に当たっては,利用者の心身の状況,その置かれている環境,他の保健医療サービス又は福祉サービスの利用状況等の把握に努めなければならない。

(障害福祉サービス事業者等との連携等)

第16条 障害者支援施設は,施設障害福祉サービスを提供するに当たっては,地域及び家庭との結び付きを重視した運営を行い,市町村,他の障害者支援施設,障害福祉サービス事業を行う者その他の保健医療サービス又は福祉サービスを提供する者等との密接な連携に努めなければならない。

2 障害者支援施設は,施設障害福祉サービスの提供の終了に際しては,利用者又はその家族に対して適切な援助を行うとともに,保健医療サービス又は福祉サービスを提供する者との密接な連携に努めなければならない。

(障害者支援施設が利用者に求めることのできる金銭の支払の範囲等)

第17条 障害者支援施設が,施設障害福祉サービスを提供する利用者に対して金銭の支払を求めることができるのは,当該金銭の使途が直接利用者の便益を向上させるものであって,当該利用者に支払を求めることが適当であるものに限る。

2 前項の規定により金銭の支払を求める際は,当該金銭の使途及び額並びに利用者に金銭の支払を求める理由について書面によって明らかにするとともに,利用者に対して説明を行い,その同意を得なければならない。

(施設障害福祉サービスの取扱方針)

第18条 障害者支援施設は,次条第1項に規定する施設障害福祉サービス計画に基づき,利用者の心身の状況等に応じて,その者の支援を適切に行うとともに,施設障害福祉サービスの提供が画一的なものとならないよう配慮しなければならない。

2 障害者支援施設の従業者は,施設障害福祉サービスの提供に当たっては,利用者又はその家族に対し,支援上必要な事項について,適切に説明を行わなければならない。

3 障害者支援施設は,その提供する施設障害福祉サービスの質の評価を行い,常にその改善を図らなければならない。

(施設障害福祉サービス計画の作成等)

第19条 障害者支援施設の施設長は,サービス管理責任者に施設障害福祉サービス計画の作成に関する業務を担当させなければならない。

2 サービス管理責任者は,施設障害福祉サービス計画の作成に当たっては,適切な方法により,利用者について,アセスメントを行い,利用者が自立した日常生活を営むことができるように支援する上での適切な支援内容の検討をしなければならない。

3 サービス管理責任者は,アセスメントに当たっては,利用者に面接して行わなければならない。この場合において,サービス管理責任者は,面接の趣旨を利用者に対して十分に説明し,理解を得なければならない。

4 サービス管理責任者は,アセスメント及び支援内容の検討結果に基づき,利用者及びその家族の生活に対する意向,総合的な支援の方針,生活全般の質を向上させるための課題,施設障害福祉サービスごとの目標及びその達成時期,施設障害福祉サービスを提供する上での留意事項等を記載した施設障害福祉サービス計画の案を作成しなければならない。この場合において,当該障害者支援施設が提供する施設障害福祉サービス以外の保健医療サービス又はその他の福祉サービス等との連携も含めて施設障害福祉サービス計画の案に位置付けるように努めなければならない。

5 サービス管理責任者は,利用者に対する施設障害福祉サービス等の提供に当たる担当者等から,前項に規定する施設障害福祉サービス計画の案の内容について意見を求めなければならない。

6 サービス管理責任者は,第4項に規定する施設障害福祉サービス計画の案の内容について利用者又はその家族に対して説明し,書面により利用者の同意を得なければならない。

7 サービス管理責任者は,施設障害福祉サービス計画を作成した際には,当該施設障害福祉サービス計画を利用者に交付しなければならない。

8 サービス管理責任者は,施設障害福祉サービス計画の作成後,モニタリングを行うとともに,少なくとも6月に1回以上,施設障害福祉サービス計画の見直しを行い,必要に応じて,施設障害福祉サービス計画の変更を行わなければならない。

9 サービス管理責任者は,モニタリングに当たっては,利用者及びその家族等と連絡を継続的に行うこととし,特段の事情のない限り,定期的に利用者に面接し,かつ,モニタリングを行い,その結果を記録しなければならない。

10 第2項から第7項までの規定は,第8項に規定する施設障害福祉サービス計画の変更について準用する。

(サービス管理責任者の責務)

第20条 サービス管理責任者は,前条に規定する業務のほか,次に掲げる業務を行わなければならない。

(1) 利用申込者の利用に際し,その者が現に利用している障害福祉サービス事業を行う者等に対する照会等により,その者の心身の状況,当該障害者支援施設以外における障害福祉サービス等の利用状況等を把握すること。

(2) 利用者の心身の状況,その置かれている環境等に照らし,利用者が自立した日常生活を営むことができるよう定期的に検討するとともに,自立した日常生活を営むことができると認められる利用者に対し,必要な援助を行うこと。

(3) 他の従業者に対する技術指導及び助言を行うこと。

(相談等)

第21条 障害者支援施設は,常に利用者の心身の状況,その置かれている環境等の的確な把握に努め,利用者又はその家族に対し,その相談に適切に応じるとともに,必要な助言その他の援助を行わなければならない。

2 障害者支援施設は,利用者が,当該障害者支援施設以外において生活介護,自立訓練(機能訓練),自立訓練(生活訓練),就労移行支援,就労継続支援A型又は就労継続支援B型の利用を希望する場合には,他のサービス事業所等との利用調整等必要な支援を実施しなければならない。

(介護)

第22条 介護は,利用者の心身の状況に応じ,利用者の自立の支援及び日常生活の充実に資するよう,適切な技術をもって行われなければならない。

2 障害者支援施設は,施設入所支援の提供に当たっては,適切な方法により,利用者を入浴させ,又は清しきしなければならない。

3 障害者支援施設は,生活介護又は施設入所支援の提供に当たっては,利用者の心身の状況に応じ,適切な方法により,利用者が自立して排せつをすることができるよう必要な援助を行わなければならない。

4 障害者支援施設は,おむつを使用せざるを得ない利用者のおむつを適切に取り替えなければならない。

5 障害者支援施設は,生活介護又は施設入所支援の提供に当たっては,利用者に対し,離床,着替え,整容等の介護その他日常生活上必要な支援を適切に行わなければならない。

6 障害者支援施設は,常時1人以上の従業者を介護に従事させなければならない。

7 障害者支援施設は,その利用者に対して,利用者の負担により,当該障害者支援施設の従業者以外の者による介護を受けさせてはならない。

(訓練)

第23条 障害者支援施設は,利用者の心身の状況に応じ,利用者の自立の支援及び日常生活の充実に資するよう,適切な技術をもって訓練を行わなければならない。

2 障害者支援施設は,自立訓練(機能訓練),自立訓練(生活訓練),就労移行支援又は就労継続支援B型の提供に当たっては,利用者に対し,自立した日常生活又は社会生活を営むことができるよう,利用者の心身の特性に応じた必要な訓練を行わなければならない。

3 障害者支援施設は,常時1人以上の従業者を訓練に従事させなければならない。

4 障害者支援施設は,その利用者に対して,利用者の負担により,当該障害者支援施設の従業者以外の者による訓練を受けさせてはならない。

(生産活動)

第24条 障害者支援施設は,生活介護又は就労移行支援における生産活動の機会の提供に当たっては,地域の実情並びに製品及びサービスの需給状況等を考慮して行うように努めなければならない。

2 障害者支援施設は,生活介護又は就労移行支援における生産活動の機会の提供に当たっては,生産活動に従事する者の作業時間,作業量等がその者に過重な負担とならないように配慮しなければならない。

3 障害者支援施設は,生活介護又は就労移行支援における生産活動の機会の提供に当たっては,生産活動の能率の向上が図られるよう,利用者の障害の特性等を踏まえた工夫を行わなければならない。

4 障害者支援施設は,生活介護又は就労移行支援における生産活動の機会の提供に当たっては,防じん設備,消火設備の設置等生産活動を安全に行うために必要かつ適切な措置を講じなければならない。

(工賃の支払等)

第25条 障害者支援施設は,生活介護,就労移行支援又は就労継続支援B型において行われる生産活動に従事している者に,当該生活介護,就労移行支援又は就労継続支援B型ごとに,生産活動に係る事業の収入から生産活動に係る事業に必要な経費を控除した額に相当する金額を工賃として支払わなければならない。

2 障害者支援施設は,就労継続支援B型の提供に当たっては,前項の規定により利用者それぞれに対し支払われる1月当たりの工賃の平均額を,3,000円を下回るものとしてはならない。

3 障害者支援施設は,就労継続支援B型の提供に当たっては,利用者が自立した日常生活又は社会生活を営むことを支援するため,工賃の水準を高めるよう努めなければならない。

4 障害者支援施設は,就労継続支援B型の提供に当たっては,年度ごとに,工賃の目標水準を設定し,当該工賃の目標水準及び前年度に利用者それぞれに対し支払われた工賃の平均額を利用者に通知するとともに,知事に報告しなければならない。

(実習の実施)

第26条 障害者支援施設は,就労移行支援の提供に当たっては,利用者が施設障害福祉サービス計画に基づいて実習ができるように,実習の受入先を確保しなければならない。

2 障害者支援施設は,就労継続支援B型の提供に当たっては,利用者が施設障害福祉サービス計画に基づいて実習ができるように,実習の受入先の確保に努めなければならない。

3 障害者支援施設は,前2項の実習の受入先の確保に当たっては,障害者の雇用の促進等に関する法律(昭和35年法律第123号)第27条第2項に規定する障害者就業・生活支援センター等(以下「障害者就業・生活支援センター等」という。)の関係機関と連携して,利用者の意向及び適性を踏まえて行うよう努めなければならない。

(求職活動の支援等の実施)

第27条 障害者支援施設は,就労移行支援の提供に当たっては,職業安定法(昭和22年法律第141号)第1条に規定する公共職業安定所(以下「公共職業安定所」という。)での求職の登録その他の利用者が行う求職活動を支援しなければならない。

2 障害者支援施設は,就労継続支援B型の提供に当たっては,公共職業安定所での求職の登録その他の利用者が行う求職活動の支援に努めなければならない。

3 障害者支援施設は,就労移行支援又は就労継続支援B型の提供に当たっては,障害者就業・生活支援センター等の関係機関と連携して,利用者の意向及び適性に応じた求人の開拓に努めなければならない。

(職場への定着のための支援等の実施)

第28条 障害者支援施設は,就労移行支援の提供に当たっては,利用者の職場への定着を促進するため,障害者就業・生活支援センター等の関係機関と連携して,利用者が就職した日から6月以上,職業生活における相談等の支援を継続しなければならない。

2 障害者支援施設は,就労継続支援B型の提供に当たっては,利用者の職場への定着を促進するため,障害者就業・生活支援センター等の関係機関と連携して,利用者が就職した日から6月以上,職業生活における相談等の支援の継続に努めなければならない。

3 障害者支援施設は,就労移行支援の提供に当たっては,利用者が,指定就労定着支援(障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づき指定障害福祉サービスの事業等の設備及び運営に関する基準等を定める条例(平成24年茨城県条例第73号)第194条の2に規定する指定就労定着支援をいう。以下同じ。)の利用を希望する場合には,第1項に定める支援が終了した日以後速やかに当該指定就労定着支援を受けられるよう,指定就労定着支援事業者(同条例第194条の3第1項に規定する指定就労定着支援事業者をいう。以下同じ。)との連絡調整を行わなければならない。

4 障害者支援施設は,就労継続支援B型の提供に当たっては,利用者が,指定就労定着支援の利用を希望する場合には,第2項に定める支援が終了した日以後速やかに指定就労定着支援を受けられるよう,指定就労定着支援事業者との連絡調整に努めなければならない。

(令3条例17・一部改正)

(就職状況の報告)

第29条 障害者支援施設は,就労移行支援又は就労継続支援B型の提供に当たっては,毎年,前年度における就職した利用者の数その他の就職に関する状況を,知事に報告しなければならない。

(食事)

第30条 障害者支援施設(施設入所支援を提供する場合に限る。)は,正当な理由がなく,食事の提供を拒んではならない。

2 障害者支援施設は,食事の提供を行う場合には,当該食事の提供に当たり,あらかじめ,利用者に対しその内容及び費用に関して説明を行い,その同意を得なければならない。

3 障害者支援施設は,食事の提供に当たっては,利用者の心身の状況及び好を考慮し,適切な時間に食事の提供を行うとともに,利用者の年齢及び障害の特性に応じた,適切な栄養量及び内容の食事の提供を行うため,必要な栄養管理を行わなければならない。

4 調理は,あらかじめ作成された献立に従って行われなければならない。

5 障害者支援施設は,食事の提供を行う場合であって,障害者支援施設に栄養士を置かないときは,献立の内容,栄養価の算定及び調理の方法について保健所等の指導を受けるよう努めなければならない。

(社会生活上の便宜の供与等)

第31条 障害者支援施設は,適宜利用者のためのレクリエーション行事その他交流行事を行うよう努めなければならない。

2 障害者支援施設は,利用者が日常生活を営む上で必要な行政機関に対する手続等について,その者又はその家族が行うことが困難である場合は,その者の同意を得て代わって行わなければならない。

(健康管理)

第32条 障害者支援施設は,常に利用者の健康の状況に注意するとともに,健康保持のための適切な措置を講じなければならない。

2 障害者支援施設は,施設入所支援を利用する利用者に対して,毎年2回以上定期に健康診断を行わなければならない。

(緊急時等の対応)

第33条 従業者は,現に施設障害福祉サービスの提供を行っている場合に利用者に病状の急変が生じたときその他必要なときは,速やかに医療機関への連絡を行う等の必要な措置を講じなければならない。

(施設入所支援利用者の入院期間中の取扱い)

第34条 障害者支援施設は,施設入所支援を利用する利用者について,医療機関に入院する必要が生じた場合であって,入院後おおむね3月以内に退院することが見込まれるときは,その者の希望等を勘案し,必要に応じて適切な便宜を供与するとともに,やむを得ない事情がある場合を除き,退院後再び当該障害者支援施設の施設入所支援を円滑に利用することができるようにしなければならない。

(給付金として支払を受けた金銭の管理)

第35条 障害者支援施設は,当該障害者支援施設の設置者が利用者に係る規則で定める給付金(以下この条において「給付金」という。)の支給を受けたときは,給付金として支払を受けた金銭を次に掲げるところにより管理しなければならない。

(1) 当該利用者に係る当該金銭及びこれに準ずるもの(これらの運用により生じた収益を含む。以下この条において「利用者に係る金銭」という。)をその他の財産と区分すること。

(2) 利用者に係る金銭を給付金の支給の趣旨に従って用いること。

(3) 利用者に係る金銭の収支の状況を明らかにする記録を整備すること。

(4) 当該利用者が退所した場合には,速やかに,利用者に係る金銭を当該利用者に取得させること。

(施設長の責務)

第36条 障害者支援施設の施設長は,当該障害者支援施設の従業者及び業務の管理その他の管理を,一元的に行わなければならない。

2 障害者支援施設の施設長は,当該障害者支援施設の従業者にこの章の規定を遵守させるため必要な指揮命令を行わなければならない。

(勤務体制の確保等)

第37条 障害者支援施設は,利用者に対し,適切な施設障害福祉サービスを提供できるよう,施設障害福祉サービスの種類ごとに,従業者の勤務の体制を定めておかなければならない。

2 障害者支援施設は,施設障害福祉サービスの種類ごとに,当該障害者支援施設の従業者によって施設障害福祉サービスを提供しなければならない。ただし,利用者の支援に直接影響を及ぼさない業務については,この限りでない。

3 障害者支援施設は,従業者の資質の向上のための研修の機会を確保しなければならない。

4 障害者支援施設は,適切な施設障害福祉サービスの提供を確保する観点から,職場において行われる性的な言動又は優越的な関係を背景とした言動であって業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより従業者の就業環境が害されることを防止するための方針の明確化等の必要な措置を講じなければならない。

(令3条例17・一部改正)

(業務継続計画の策定等)

第37条の2 障害者支援施設は,感染症又は災害の発生時において,利用者に対する施設障害福祉サービスの提供を継続的に実施するため及び非常時の体制で早期の業務再開を図るための計画(以下「業務継続計画」という。)を策定し,当該業務継続計画に従い必要な措置を講じなければならない。

2 障害者支援施設は,従業者に対し,業務継続計画について周知するとともに,必要な研修及び訓練を定期的に実施しなければならない。

3 障害者支援施設は,定期的に業務継続計画の見直しを行い,必要に応じて業務継続計画の変更を行うものとする。

(令3条例17・追加)

(定員の遵守)

第38条 障害者支援施設は,施設障害福祉サービスの種類ごとのそれぞれの利用定員及び居室の定員を超えて施設障害福祉サービスの提供を行ってはならない。ただし,災害その他のやむを得ない事情がある場合は,この限りでない。

(衛生管理等)

第39条 障害者支援施設は,利用者の使用する設備及び飲料水について,衛生的な管理に努め,又は衛生上必要な措置を講ずるとともに,健康管理等に必要となる機械器具等の管理を適正に行わなければならない。

2 障害者支援施設は,当該障害者支援施設において感染症又は食中毒が発生し,又はまん延しないように,次に掲げる措置を講じなければならない。

(1) 当該障害者支援施設における感染症及び食中毒の予防及びまん延の防止のための対策を検討する委員会を定期的に開催するとともに,その結果について,従業者に周知徹底を図ること。

(2) 当該障害者支援施設における感染症及び食中毒の予防及びまん延の防止のための指針を整備すること。

(3) 当該障害者支援施設において,従業者に対し,感染症及び食中毒の予防及びまん延の防止のための研修並びに感染症の予防及びまん延の防止のための訓練を定期的に実施すること。

(令3条例17・一部改正)

(医療機関等との連携協力)

第40条 障害者支援施設は,利用者の病状の急変等に備えるため,あらかじめ,規則で定めるところにより,利用者が医療を必要とした際に連携協力ができる医療機関を定めておかなければならない。

2 障害者支援施設は,あらかじめ,規則で定めるところにより,利用者が歯科医療を必要とした際に連携協力ができる歯科医療機関を定めておくよう努めなければならない。

(身体拘束等の禁止)

第41条 障害者支援施設は,施設障害福祉サービスの提供に当たっては,利用者又は他の利用者の生命又は身体を保護するため緊急やむを得ない場合を除き,身体的拘束その他利用者の行動を制限する行為(以下「身体拘束等」という。)を行ってはならない。

2 障害者支援施設は,やむを得ず身体拘束等を行う場合には,その態様及び時間,その際の利用者の心身の状況並びに緊急やむを得ない理由その他必要な事項を記録しなければならない。

3 障害者支援施設は,身体拘束等の適正化を図るため,次に掲げる措置を講じなければならない。

(1) 身体拘束等の適正化のための対策を検討する委員会を定期的に開催するとともに,その結果について,従業者に周知徹底を図ること。

(2) 身体拘束等の適正化のための指針を整備すること。

(3) 従業者に対し,身体拘束等の適正化のための研修を定期的に実施すること。

(令3条例17・一部改正)

(秘密保持等)

第42条 障害者支援施設の従業者は,正当な理由がなく,その業務上知り得た利用者又はその家族の秘密を漏らしてはならない。

2 障害者支援施設は,従業者であった者が,正当な理由がなく,その業務上知り得た利用者又はその家族の秘密を漏らすことがないよう,必要な措置を講じなければならない。

(苦情への対応)

第43条 障害者支援施設は,利用者又はその家族から,その提供した施設障害福祉サービスに関する苦情があったときは,その苦情に迅速かつ適切に対応しなければならない。

2 障害者支援施設は,前項の苦情の申出を受けるために,苦情の処理の体制の整備その他必要な措置を講じなければならない。

3 障害者支援施設は,第1項の苦情の申出を受けたときは,当該苦情の内容等を記録しなければならない。

(地域との連携等)

第44条 障害者支援施設は,その運営に当たっては,地域住民等との連携及び協力により地域との交流を図るように努めなければならない。

(事故発生時の対応)

第45条 障害者支援施設は,利用者に対する施設障害福祉サービスの提供により事故が発生した場合は,県,市町村,当該利用者の家族等に情報の提供を行うとともに,必要な措置を講じなければならない。

2 障害者支援施設は,前項の事故の状況及び事故に際して講じた措置について,記録しなければならない。

3 障害者支援施設は,利用者に対する施設障害福祉サービスの提供により賠償すべき事故が発生した場合は,損害賠償を速やかに行わなければならない。

(虐待の防止)

第45条の2 障害者支援施設は,虐待の発生又はその再発を防止するため,次に掲げる措置を講じなければならない。

(1) 当該障害者支援施設における虐待の防止のための対策を検討する委員会を定期的に開催するとともに,その結果について,従業者に周知徹底を図ること。

(2) 当該障害者支援施設において,従業者に対し,虐待の防止のための研修を定期的に実施すること。

(3) 前2号に掲げる措置を適切に実施するための担当者を置くこと。

(令3条例17・追加)

第3章 雑則

(電磁的記録等)

第46条 障害者支援施設及びその従業者は,作成,保存その他これらに類するもののうち,この条例の規定において書面(書面,書類,文書,謄本,抄本,正本,副本,複本その他文字,図形等人の知覚によって認識することができる情報が記載された紙その他の有体物をいう。以下この条において同じ。)で行うことが規定されているもの又は想定されるもの(次項に規定するものを除く。)については,書面に代えて,当該書面に係る電磁的記録(電子的方式,磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録であって,電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。)により行うことができる。

2 障害者支援施設及びその従業者は,交付,説明,同意,締結その他これらに類するもの(以下「交付等」という。)のうち,この条例の規定において書面で行うことが規定されているもの又は想定されるものについては,当該交付等の相手方の承諾を得て,当該交付等の相手方が利用者である場合には当該利用者に係る障害の特性に応じた適切な配慮をしつつ,書面に代えて,電磁的方法(電子的方法,磁気的方法その他人の知覚によって認識することができない方法をいう。)によることができる。

(令3条例36・追加)

(委任)

第47条 この条例に定めるもののほか,この条例の施行に関し必要な事項は,規則で定める。

(令3条例36・旧第46条繰下)

1 この条例は,平成25年4月1日から施行する。

2 平成18年10月1日において法附則第41条第1項の規定によりなお従前の例により運営をすることができることとされた法附則第35条の規定による改正前の身体障害者福祉法(昭和24年法律第283号。以下「旧身体障害者福祉法」という。)第29条に規定する身体障害者更生施設,旧身体障害者福祉法第30条に規定する身体障害者療護施設若しくは旧身体障害者福祉法第31条に規定する身体障害者授産施設(障害者自立支援法の一部の施行に伴う厚生労働省関係省令の整備等に関する省令(平成18年厚生労働省令第169号。以下「整備省令」という。)による改正前の身体障害者更生援護施設の設備及び運営に関する基準(平成15年厚生労働省令第21号)第50条第1号に規定する身体障害者入所授産施設に限る。),法附則第58条第1項の規定によりなお従前の例により運営をすることができることとされた法附則第52条の規定による改正前の知的障害者福祉法(昭和35年法律第37号。以下「旧知的障害者福祉法」という。)第21条の6に規定する知的障害者更生施設(整備省令による廃止前の知的障害者援護施設の設備及び運営に関する基準(平成15年厚生労働省令第22号。以下「旧知的障害者援護施設最低基準」という。)第22条第1号に規定する知的障害者入所更生施設に限る。),旧知的障害者福祉法第21条の7に規定する知的障害者授産施設(旧知的障害者援護施設最低基準第46条第1号に規定する知的障害者入所授産施設に限る。)若しくは旧知的障害者福祉法第21条の8に規定する知的障害者通勤寮又は法附則第48条の規定によりなお従前の例により運営をすることができることとされた法附則第46条の規定による改正前の精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(昭和25年法律第123号)第50条の2第1項第1号に規定する精神障害者生活訓練施設若しくは同項第2号に規定する精神障害者授産施設(整備省令による廃止前の精神障害者社会復帰施設の設備及び運営に関する基準(平成12年厚生省令第87号)第23条第1号に規定する精神障害者通所授産施設及び同条第2号に規定する精神障害者小規模通所授産施設を除く。)において施設障害福祉サービスを提供する場合におけるこれらの施設の建物(これらの施設のうち,基本的な設備が完成しているものを含み,平成18年10月1日以降に増築され,又は改築される等建物の構造を変更したものを除く。)については,当分の間,第10条第1項に規定する多目的室を設けないことができる。

(平成25年条例第9号)

この条例は,平成25年4月1日から施行する。

(令和3年条例第17号)

(施行期日)

1 この条例は、令和3年4月1日から施行する。

(経過措置)

2 この条例の施行の日(以下「施行日」という。)から令和4年3月31日までの間、第1条の規定による改正後の障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づき指定障害福祉サービスの事業等の設備及び運営に関する基準等を定める条例(以下「新指定障害福祉サービス等基準条例」という。)第3条第3項及び第41条の2(新指定障害福祉サービス等基準条例第44条第1項及び第2項、第44条の4、第49条第1項及び第2項、第78条、第95条、第95条の5、第110条、第110条の4、第123条、第149条、第149条の4、第159条、第159条の4、第172条、第185条、第190条、第194条、第194条の12、第194条の20、第201条、第201条の11並びに第201条の22において準用する場合を含む。)、第2条の規定による改正後の障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づき指定障害者支援施設等の設備及び運営に関する基準等を定める条例(以下「新指定障害者支援施設等基準条例」という。)第3条第3項及び第59条の2、第3条の規定による改正後の障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づき障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例(以下「新障害福祉サービス基準条例」という。)第3条第3項及び第32条の2(新障害福祉サービス基準条例第49条、第54条、第59条、第68条、第83条及び第86条において準用する場合を含む。)、第4条の規定による改正後の障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づき地域活動支援センターの設備及び運営に関する基準を定める条例(以下「新地域活動支援センター基準条例」という。)第3条第4項及び第20条の2、第5条の規定による改正後の障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づき福祉ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例(以下「新福祉ホーム基準条例」という。)第3条第4項及び第18条の2並びに第6条の規定による改正後の障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づき障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例(以下「新障害者支援施設基準条例」という。)第3条第3項及び第45条の2の規定の適用については、これらの規定中「講じなければ」とあるのは、「講ずるよう努めなければ」とする。

3 施行日から令和6年3月31日までの間、新指定障害福祉サービス等基準条例第34条の2(新指定障害福祉サービス等基準条例第44条第1項及び第2項、第44条の4、第49条第1項及び第2項、第78条、第95条、第95条の5、第110条、第110条の4、第123条、第149条、第149条の4、第159条、第159条の4、第172条、第185条、第190条、第194条、第194条の12、第194条の20、第201条、第201条の11並びに第201条の22において準用する場合を含む。)、新指定障害者支援施設等基準条例第47条の2、新障害福祉サービス基準条例第25条の2(新障害福祉サービス基準条例第49条、第54条、第59条、第68条、第83条及び第86条において準用する場合を含む。)、新地域活動支援センター基準条例第16条の2、新福祉ホーム基準条例第14条の2及び新障害者支援施設基準条例第37条の2の規定の適用については、これらの規定中「講じなければ」とあるのは「講ずるよう努めなければ」と、「実施しなければ」とあるのは「実施するよう努めなければ」と、「行う」とあるのは「行うよう努める」とする。

4 施行日から令和6年3月31日までの間、新指定障害福祉サービス等基準条例第35条第3項(新指定障害福祉サービス等基準条例第44条第1項及び第2項、第44条の4、第49条第1項及び第2項、第123条、第194条の12並びに第194条の20において準用する場合を含む。)、第73条第2項及び第92条第2項(新指定障害福祉サービス等基準条例第95条の5、第110条、第110条の4、第149条、第149条の4、第159条、第159条の4、第172条、第185条、第190条、第194条、第201条、第201条の11及び第201条の22において準用する場合を含む。)、新指定障害者支援施設等基準条例第50条第2項、新障害福祉サービス基準条例第27条第2項及び第47条第2項(新障害福祉サービス基準条例第54条、第59条、第68条、第83条及び第86条において準用する場合を含む。)、新地域活動支援センター基準条例第17条第2項、新福祉ホーム基準条例第15条第2項並びに新障害者支援施設基準条例第39条第2項の規定の適用については、これらの規定中「講じなければ」とあるのは、「講ずるよう努めなければ」とする。

5 施行日から令和4年3月31日までの間、新指定障害福祉サービス等基準条例第36条の2第3項(新指定障害福祉サービス等基準条例第44条第1項及び第2項、第44条の4、第78条、第95条、第95条の5、第110条、第110条の4、第123条、第149条、第149条の4、第159条、第159条の4、第172条、第185条、第190条、第194条、第201条、第201条の11並びに第201条の22において準用する場合を含む。)、新指定障害者支援施設等基準条例第53条第3項、新障害福祉サービス基準条例第28条第3項(新障害福祉サービス基準条例第49条、第54条、第59条、第68条、第83条及び第86条において準用する場合を含む。)及び新障害者支援施設基準条例第41条第3項の規定の適用については、これらの規定中「講じなければ」とあるのは、「講ずるよう努めなければ」とする。

(令和3年条例第36号)

この条例は、令和3年7月1日から施行する。

障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づき障害者支援施設の設備及び…

平成24年12月27日 条例第78号

(令和3年7月1日施行)

体系情報
第6編 生/第1章 会/第4節 身体障害者福祉
沿革情報
平成24年12月27日 条例第78号
平成25年3月27日 条例第9号
令和3年3月29日 条例第17号
令和3年6月23日 条例第36号