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更新日:2019年1月23日

 

知事定例記者会見における発言要旨190123

この資料は,県政記者クラブとの定例記者会見での発言内容を要約したものです。

 

知事定例記者会見の動画は,こちらから視聴いただくことができます。 

いばキラ(外部サイトへリンク)

全国農業担い手サミットの本県開催に向けた申請について

 ※配付資料(PDF:193KB)

平成31年度茨城県当初予算について

営業戦略部長によるフェイスブック書き込み問題について(1)

東海第二発電所の新規制基準適合性審査等の結果に係る住民説明会について(1)

県アンテナショップ「イバラキセンス」について

横綱稀勢の里関の引退について

東海第二発電所の新規制基準適合性審査等の結果に係る住民説明会について(2)

営業戦略部長によるフェイスブック書き込み問題について(2)

県と株式会社Origamiとのキャッシュレス決済推進に関する連携協定締結について

(作成:報道・広聴課)
平成31年1月23日(水曜日)
10時48分~11時09分 会見室


 全国農業担い手サミットの本県開催に向けた申請について

毎日(幹事社):幹事社の毎日新聞です。よろしくお願いします。

 本日は,知事の方から発表事項があるということですので,よろしくお願いします。

知事:全国農業担い手サミットの本県開催の申請を行いました。2020年,第23回大会ということでございます。

 サミット開催申請の趣旨ですが,私は知事就任以来,「儲かる農業」の実現に向けて農業経営者の育成に取り組んできたところでございます。

 昨年3月には,農業系団体や商工系団体,職能系団体や金融機関など計26団体からなる「農業参入等支援協議会」を設立し,私自ら会長にも就任いたしました。

 また,「儲かる農業の実現」には「経営者マインド」が何よりも大事であると考えまして,昨年8月に「ヤングファーマーズ・ミーティング」を開催して,IT企業から新規参入して成功を収めた農業経営者の講演や,私自身がコーディネーターとなり,若手農業者とのパネルディスカッションなどを行ったところです。

 このように「儲かる農業の実現」と「経営者マインドの育成」を行ってきたわけですが,今回,農業の担い手団体,具体的には,認定農業者協議会,農業経営士協会,農業法人協会からも要望をいただきまして,今回,全国農業担い手サミットの本県開催に手を挙げることになった次第です。

 全国農業担い手サミットというのは毎年行われているものでございます。本県は今回で平成14年以来2回目となりますが,意欲ある農業者に全国から集まっていただいて,大体2,000人の参加が見込まれています。

 2008年の大会以降,去年までは皇太子殿下がご臨席をされていましたが,今年以降,どなたがご出席されるかはまだ未定でございますが,いずれにしても皇室の方をお迎えしながら,全国から意欲のある農業者が本県に集まって,お互いに刺激をし合うということで,非常に意義のあるものだと考えております。

 今年の開催は静岡県ということで,来年,2020年の秋に茨城県の開催ということで手を挙げさせていただいております。大体2月中に茨城県で開催するかどうかということは決定されると伺っています。

 私の方からは以上です。

毎日(幹事社):ありがとうございました。

 ただいまの発表事項に関して,まず幹事社の方から質問させていただきます。

 まず,もし分かればなのですが,他県の申請状況と,それから,サミット主催者に対して,茨城県での開催意義をどのようにPRしていきたいのか。

知事:他県がどの程度申請しているかというのは把握していないのですが,茨城県としては,(農業産出額が)全国3番目の農業県ということと,最近の県の政策として,「経営者マインド」を強調した,利益を重視した農業育成を進めているので,その成果をお見せしたいということ,また逆に,そういうことをいろいろ考えていらっしゃる全国の農業経営者の皆様と茨城県の農業従事者の皆様との交流を進めることによって,お互いに刺激し合って,より良い農業のヒントになるということで,非常に意義が大きいのではないかなと考えております。

毎日(幹事社):あと,11日か何かに協議会とか協会の方から要望があったということなのですが,この団体からの要望を受けて,急遽,知事の主導で決められたのか,あるいは,それ以前に決めていたのかというところを伺えればなと思います。

知事:私がお話を聞いたのは,農業関係団体の皆様からのご要望があってということでございますが,事務的には,その前にいろいろ関係団体も含めて,担い手サミットの本県開催申請については話し合いが行われていたようでございます。

毎日(幹事社):ありがとうございます。

 各社さん,最初の発表に関して,質問がありましたらお願いします。

 無いようなので,まず幹事社の方から発表事項以外で3点質問をさせていただきます。

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 平成31年度茨城県当初予算について

毎日(幹事社):まず,先日,新年度当初予算の知事査定が始まり,今,いろいろと進んでいるところだとは思いますが,11月に決定した県総合計画に基づく最初の予算編成となります。知事ご自身の意気込みと最も重視する基準について伺えますでしょうか。また,査定を進める中で,知事の方針のもとで,昨年と比べて職員の意識などの変化が感じ取れるような事例があれば教えていただけますでしょうか。お願いします。

知事:今,査定中ですので,詳しい話はできないのですが,当然,総合計画に基づいて,長期的な方針による施策の実現に向けた予算要求が各部局から上がってきているところです。予算査定のディスカッションでの基本的な方針は去年と基本的には変わらないのですが,「挑戦」するということと「選択と集中」を行うということです。本質的に最も大事なものは何かということをきちんとお互いに議論しながら,全てをやろうとしないで,最も大事なものに資源を集中していくという考え方で,思い切った施策を打ち出していこうという考え方のもとで査定を行っていますし,そういう考え方で予算要求している部署が非常に増えてきていると感じています。

毎日(幹事社):職員の方,去年と比べてもかなり。

知事:大分違うと思いますね。

毎日(幹事社):この辺でという,何か。

知事:非常に予算査定がスムーズに行われています。去年に比べると。

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 営業戦略部長によるフェイスブック書き込み問題について(1)

毎日(幹事社):次に行かせていただきます。

 先日,営業戦略部長が,個人のフェイスブックに「水戸はダメだな」などと書き込んだ問題が明るみになりました。水戸市議会は,全員協議会で部長に経緯説明を求めることを決めました。この問題に対する知事のご見解と,水戸市議会への対応,それから,ご本人にはどのような言葉で厳重注意をされたのかというのと,また,再発防止策などがあれば伺えますでしょうか。

知事:今回の営業戦略部長の発言は,酔って記憶も定かではないという状況でのものとはいえ,水戸市民の方々に不快の念を抱かせたことで,県への信頼を損なったということを大変残念だと考えておりますし,今後,そのような軽率な行動が行われないように,厳しく私の方からも注意をしたところであります。

 水戸市議会からの議会への出席を求める要請書を田口議長の方からもいただきましたが,現在,要請を受けて,本人が出席する方向で調整していると聞いています。

毎日(幹事社):再発防止策などは何か考えていらっしゃいますか。今回,SNSでの発信ということなのですけれども。

知事:社会人としての常識的な話ではあるので,それぞれ一人ひとりの職員が,きちんと公務員という仕事を,全体の公僕,奉仕者としての責務ということをきちんと認識しながら,誠実に,真摯に職務を遂行していくということをもう一回改めて全員で認識を新たにするということではないかなと思っています。

毎日(幹事社):ありがとうございます。

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 東海第二発電所の新規制基準適合性審査等の結果に係る住民説明会について(1)
毎日(幹事社):先日,東海村で行われた東海第二原発の住民説明会の中で,住民の方から,「東海第二原発再稼働に関する県の方針や議論の進め方をまず説明するべきだ」という意見が出されました。また,「安全対策だけではなくて,避難計画など包括的に質問できるような場を設けるべきだ」との意見も出されました。こうした意見に対する知事のご見解を伺えますでしょうか。

 

知事:今回の説明会は,あくまでも原子力規制委員会の審査の結果について説明をいただいて,住民の皆様から,それに対する意見やご質問をいろいろぶつけていただく場であるということでございまして,全体の避難計画の是非とか良し悪しとか,そういう話とは切り離された趣旨でございましたので,そもそもの趣旨をきちんと理解していただく必要があるのかなと考えています。

 その上で,説明会でいただいた意見などを踏まえて,県の原子力安全対策委員会における検証などにもしっかりと反映していきたいと考えています。

毎日(幹事社):ありがとうございます。

 それでは,各社さん,お願いします。

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 県アンテナショップ「イバラキセンス」について

読売:「イバラキセンス」がオープンして間もなく3カ月になるかと思うのですが,カレンダーの売れ行きも好調だということで,少し今までとは違った形で魅力を発信できているかと思うのですが,知事として,この3カ月,「イバラキセンス」が新しい形になって,PR戦略がうまくいっているかという点の所感についてお聞かせください。お願いします。

知事:うまくいっている点で言うと,茨城県のいろいろな商品,農林漁業産品も含めて,商品のイメージをある程度変えるきっかけがつくられている場所になっているのかなというのは,一つの良いニュースなのではないかなと思っていますし,それを踏まえて,いろいろなお客様がいらして,商品もご購入いただいていると。来客も女性の方の比率が結構増えているという話も聞いていますので,そういう点では非常に今までのイメージを変える一つの助けにはなっているのかなと思います。

一方で,課題なども見えてきているので,そういう課題を踏まえながら,一番大事なことは,そこでいかに売り上げを上げるかということではないということは口酸っぱく申し上げておりまして,そこでの損得ではなくて,いかに良いものがあるのかということをアピールする場にする。それから,手に取っていただいた消費者の方々からのフィードバックをいかに吸い上げるかと。この2つについてはまだまだ十分ではないところがあり,まだ工夫の余地があると思いますので,そこについては,今,検討中でありまして,あるいはまた新たな手を打とうと考えているところです。

読売:わかりました。ありがとうございます。

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 横綱稀勢の里関の引退について
産経:前回の会見では,稀勢の里関の初場所への受け止めを聞いたのですが,今回,引退をしてしまって,荒磯親方となりましたが,まず引退されたということに対する知事の所感であったり,それから,親方として,今後,弟弟子の髙安関などを指導していくと思うのですが,そういったところに対する激励であったりとか,何かあればお願いします。

 

知事:県民の一人として,稀勢の里関の引退は大変残念でありますし,ショックでもあったと言っていいと思います。大変残念だったと思います。

 ただ,私,稀勢の里関がここまでに至る姿,負けても負けても出場しようとして,多分,本人は表に言わないような傷の痛みですとかいろいろ問題を抱えっていらっしゃったと思うのですが,かっこ悪くても出場し続けた,逃げなかったと。その姿は,本当に一人の人間の生き様としてすごく私は共感を覚えるものがありまして,きっと親方になられても,後進から尊敬されるような立派な親方になるのではないかなと確信しております。

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 東海第二発電所の新規制基準適合性審査等の結果に係る住民説明会について(2)


東京:先ほどのお話に戻ってしまうのですが,原発の関連の説明会で,避難計画は今回切り離しているというお話がありました。要望として,地元としての関心は,避難計画は大丈夫かな,そういったことに関心が集まりがちでありますので,県として,現段階ではまだ計画が出揃っていないということで難しいと思うのですが,どういう形で周知,あるいは説明会のようなものを開いていこうとお考えか,現状での認識をお願いいたします。

 

知事:具体的な話はその時点までに検討していくことになると思いますが,当然,住民に対する避難計画が出来上がった後ということです。まず原案が出来上がった後に説明会なども含めてきちんと周知し,あるいは意見を吸い上げる。そういう手続きは当然県が検討することになると思っています。

東京:わかりました。

 それともう1点,今回,技術的な審査の内容に関する質問を受け付けるという場だったと思うのですが,それと関連して,原電の経営状況に関する質問もありました。規制庁として,なかなかそれに答えきれない部分があったというふうに見受けたのですが,経産省の方がやっているのでそっちに聞いてほしいというような答えもありました。

 今回,答えきれなかった内容を,改めて経産省とか資源エネルギー庁に説明会を求めるというお考えは,現在,ありますでしょうか。

知事:その中身などをよく検討しながら,今後の対応について,何らかの形で県民の皆様に,きちんとそれに対する政府の考え方が示されるような形は検討したいと思っています。

朝日:先ほどの東海第二の説明会に関連して,東海村の募集人数が798人に対して,出席が138人だったのですが,人数に関してはいかがお考えですか。

知事:人数の問題というよりは,申し込んでも聞けなかった人が出るということの方が問題だと思っていましたので,とりあえずはキャパシティ的には多めにとっておきましたので,130人ということ云々よりも,きちんと参加したいと思っている方が参加できたことは良かったのかなと思っていますし,その後,動画も含めて,きちんとその状況はアクセスできるようになっていますので,引き続きこういう形で続けていきたいと思っています。 

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 営業戦略部長によるフェイスブック書き込み問題について(2)


茨城放送:水戸市と営業戦略部長の不適切な(書き込みの)件なのですが,いろいろな蓄積されたものが爆発したような感じに受け止めたのですが,水戸市と県との関係の中で,何かこれまでにトラブルがあったとか,あるいは,トラブルまでいかなくても,あまりうまくいっていないとか,そういったお話は聞いてはいらっしゃいますでしょうか。

 

知事:全く私は聞いていません。

茨城放送:そういうものは無かったというふうな。

知事:私は無いと認識しています。

茨城放送:わかりました。

東京:今の質問に関連してなのですが,営業戦略部というのは大井川知事の肝いりで誕生した部署で,そこのトップに起用なさった方が,今回,知事の顔に泥を塗るような事態にもなったかと思うのですが,ご自身の目玉となるような部署でこういうことが起きたことについて,改めてお考えをお聞かせいただけますか。

知事:軽率な発言については,しっかり水戸市議会の場でも釈明して,謝罪をしていただければと思いますし,あとはきちんと仕事で返していただければと思っています。 

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 県と株式会社Origamiとのキャッシュレス決済推進に関する連携協定締結について


朝日:先日,スマホ決済業者のOrigamiさんと連携協定を結ばれて,県としてはかなり強力にこれからキャッシュレス社会に適用していくためにいろいろな後押しをしていこうという知事の姿勢というふうに受け止めたのですが,都道府県によっては,自動車税だとか,そういった公共の部分の税納付などにQRコードとかそういったものを適用するところも出てきていますが,県として,どういったスケジュールとか,どういった枠組みでやっていこうというお考えはあるのでしょうか。教えてください。

 

知事:我々としても,今回,Origamiと提携したばかりで,十分にキャッシュレス社会の構築へ向けた計画はまだできているわけではないのですが,Origamiさんと提携したのは,データを提供いただけるということも含めて,観光地も含めたお客の流れとか,マーケティングに必要な情報とか,そういうビッグデータの活用といったことができる可能性もあるということです。そういうことを是非調べてみたいということも検討していますが,今おっしゃったような支払い手続きの電子化・キャッシュレス化ということも含めて,今後さらに検討を進めていきたいと思っています。

毎日(幹事社):各社さん,よろしいでしょうか。

 それでは,ありがとうございました。

知事:ありがとうございました。 

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