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更新日:2020年1月9日

 

 知事定例記者会見における発言要旨200109

この資料は,県政記者クラブとの定例記者会見での発言内容を要約したものです。

 

知事定例記者会見の動画は,こちらから視聴いただくことができます。 

いばキラ(外部サイトへリンク)

新年の抱負について

茨城空港について

職員の通勤手当等の見直しについて

台風第19号による災害からの復旧について

職員の通勤手当等の見直しについて(2)

令和2年度当初予算について

中国との交流について

(作成:報道・広聴課)
令和2年1月9日(木
曜日)
10時30分~10時49分 会見室

 新年の抱負について

知事:あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。それでは,お願いします。

朝日(幹事社):幹事社の朝日新聞です。よろしくお願いいたします。まず,幹事社として,質問を2点いたします。新年最初の記者会見ですので,今年の抱負と,県政運営で特に力を入れていきたい点についてお伺いします。

 もう1点は,3月に開港10年を迎える茨城空港について質問します。利用者数が年間80万人を超える勢いとなっています。好調となっていることへの受け止めと,さらにもう一段の飛躍を目指す上で,茨城県として取り組もうと考えている課題があればお聞かせください。

知事:改めまして,新年に向けて新たな気持ちで茨城の県政に取り組んでいきたいと思っております。昨年は,何といっても茨城県を襲った台風19号,15号の被災,そこからの復旧・復興,これは一日でも早く,できる限りのことをスピード感を持って実施していくということで,今年は何といってもそれにまずは注力していくということではないかなと思っています。

 また,4つの柱で県政運営を行ってきたわけでございますが,豊かさの実現,人財の育成,安全安心,夢と希望,この4本の柱で様々な施策を,昨年はかなり進めることができたと思っています。その成果をさらに上げるべく,例えば,医師確保,今年の9月が16人の確保という目標の期限でございますので,その期限に向けて全力で取り組んでいきたいと思っていますし,好調な企業誘致,それから,質問にもありましたが,茨城空港への定期便の就航,それから外国クルーズ船,様々な形でのインバウンドや企業誘致などの成果というのもさらに追求していきたいと思っています。

 学校教育については,来年度から新たな中高一貫校が始まるわけでございます。いろいろな試行錯誤もあるかと思いますが,前例にとらわれずに新たな時代に合った教育を実現していくということも引き続き前に進めていきたいと思っています。ということで,災害復旧,それから,これまで成果を上げてきた政策をさらに前に推し進めるということが今年の中心になるのではないかなと感じております。

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 茨城空港について

知事:2つ目のご質問ですが,正式には国の方から発表があると思いますが,昨年の茨城空港の利用者数は80万人を突破し,過去最高となることが確実となっております。その要因としては,国内線でスカイマークの神戸便が1日3便発着するということと,それから,中国を中心に海外からの長期のチャーター便就航が相次いだということが好調の要因の大きな原動力になっているのではないかなと思います。

 特に,中国からのチャーター便の就航の希望が他にもかなり我々のところには届いている状況でございまして,そういう意味では,ますます茨城空港を活用した観光誘客の可能性は広がってきているということは事実でございます。

 ただ,一方で,茨城空港のキャパシティがもうほぼ満杯になりそうでありまして,そもそもジェット燃料の給油体制が整っていない。それから,自衛隊との共用空港ということで,発着枠が今のところ制限されている。その辺の現状を変えていかないとこれ以上の発着便の拡大というのは非常に難しいと考えております。まずは給油体制の確立を目指して一生懸命努力しておりますが,今後,国,特に防衛省などとも協議を進めながら,発着枠についての工夫ができないかどうか,しっかりと調整を進めていきたいと思っています。

朝日(幹事社):12月議会では,空港の愛称についても色々な意見が出ていますが,その愛称の決め方についてはどういうふうにお考えなのでしょうか。

知事:空港の愛称について,必ず愛称をつくる,つくらないということを決めずに,どんな可能性があるのかということを,有識者も入れて,できるだけ早く,できれば今年度中にある程度の目途,変える方向で検討するのか,しないのかぐらいは進めていきたいなと思います。

 今年は東京オリンピックというビッグイベントが日本で行われるわけですが,有識者の方々の意見も踏まえながら,これは新たな愛称ということも考えるべきだということになれば,是非,県民の皆様,県議会にもお諮りしながら,愛称にも取り組むということは検討すべきではないかなと思っています。いずれにせよ,そもそもどんな愛称が考えられるのか,メリット,デメリットはどうなのか,その辺を含めて,今年度中にある程度の検討を進めていきたいと思っています。

朝日(幹事社):幹事社からは以上です。各社,お願いします。

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 職員の通勤手当等の見直しについて

時事:4月から職員の方の通勤の高速道路の片道分の手当の取りやめと,駐車場の利用制限があると思うのですが,その施策の狙いについて,知事の口から改めてご説明いただけますでしょうか。

知事:一つは,大きな背景としては働き方改革です。私ども,自宅内でも,県庁での色々なシステムにアクセスして仕事ができるような仕組みを取り入れていっていますので,在宅勤務ということも含めて,色々なところで,自由に,自分の働き方に合わせて通勤時間をずらしてもいいし,そういう形で働き方の改革を進めていきたいというのが1点目。

 もう一つは,地方経済にとって,公共交通機関は非常に重要な生命線になっています。特に車社会が進んでいる茨城県で,県内最大の人員を要する組織の一つである茨城県庁が率先して公共交通機関を利用した通勤体系に舵を切るということが,公共交通機関の維持という意味では非常に大きなプラスになるのではないかということ。

 それから,環境問題も踏まえて,車で高速道路を使って通勤するのではなく,最寄りの公共交通機関までパーク・アンド・ライドというような形で出勤していただくということを手当の面から裏づけて,後押ししていきたいと思っていますので,高速料金は削減するという結果になりますが,逆に,近くの公共交通機関へのアクセスのための駐車場代の支援も増やしますので,ある意味,新しいライフスタイル,仕事の働き方ということを通勤という観点でも推し進めていければなと思っています。

時事:わかりました。そうしますと,様々なメリットがあると思うのですが,一方で,職員の方々には,これまで高速の一定の手当を受けていた人には負担を強いるような結果に。

知事:ならないと思います。パーク・アンド・ライドの駐車場代も支給しますので,費用の面では,高速道路を使わなければ,近くの公共交通機関まで車で行って,そこで公共交通機関を利用して来ていただければ,費用面では何ら問題は無いのではないかなと考えています。

時事:ありがとうございます。

朝日(幹事社):各社,ございませんか。

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 台風第19号による災害からの復旧について

茨城:台風19号の被害についてなのですが,もうすぐ3カ月が経とうとしていますが,年頭のご挨拶でもありましたが,災害復旧をさらに進めていくということですが,3カ月たって,現時点での特に課題というか,どういったところを重点的に復旧を進めていきたいと考えていらっしゃいますでしょうか。

知事:個々のケースはそれぞれ違うと思うのですが,避難所は,それぞれ,仮設住宅に移ったり県営住宅に移ったりという形が進んだので,避難所ということは全て整理することができたし,初期動作としての災害復旧は一段落ついたと思いますが,本当の意味での生活再建,あるいは事業再建,農業にしても中小企業にしても,まだまだこれからというところでございます。金融機関や国の支援も含めて,わかりやすい形で支援策を周知させていただきながら,一刻でも早い支援を受けながらの復興を目指していただくための後押しをしていきたいと思います。

 その意味で,一番象徴となるのはJR水郡線の復旧だと考えております。本年も早々にJR東日本から水戸支社長がおいでになりましたが,連携しながら,一刻でも早い水郡線の復旧を目指して,今,検討を進めているところでございますので,恐らく,そう遠くない時期にJRの方から復旧の見通しについても発表をしていただくような時期が来るのではないかと期待しております。

茨城:ありがとうございます。

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 職員の通勤手当等の見直しについて(2)

NHK:先ほど,通勤に関しての在宅勤務なのですが,この4月から通勤の制度見直しに当たって,在宅勤務の制度を,今までよりも,より使いやすくするような変化もあるのでしょうか。

知事:使いやすくすることも今,進めています。ただ,今の状況でも,特に小さいお子さんを抱えている職員の方々を中心に結構使っていただいていて,非常に便利だという話もいただいていますが,まだまだ実は仕組みとしてはあるのだけれども利用していないというケースが非常に多いと思います。職場に朝のラッシュアワー時に来なければいけないのかどうかということも含めて,柔軟な発想で考えればもっともっと利用率は上がると思いますし,今回の通勤手当の見直しによる通勤方法の変更において,逆にそういう動きが加速するのではないかと期待しております。

 システム的にさらに使いやすくするということは,今,実は進めていまして,それが実現すると,どこにいても色々な仕事にアクセスできるような体制がかなり整うのかなと思っています。

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 令和2年度当初予算について

茨城:来年度の当初予算の編成状況について,今,どういう段階で,どういうことをやっているのか,教えていただければと思います。

知事:大きな全体像のすり合わせというか,方向づけの議論は,大体,昨年中に一通り終えて,予算としての形の議論を,本格的にはまだ始まっていませんが,新規を中心に,主要なものについては既に議論を少しずつ始めていて,来週から本格的に新年度の予算査定に取り組む予定です。

茨城:既に,例えば大洗水族館のジンベエザメの話とか,新たな施策の方向性は出ているのですが,先ほど言った4本の柱の中でさらに力を入れていくところはどういうところになりますでしょうか。

知事:来年度に向けて大きな話は,一つは,中高一貫校の整備が大きな話になってくるのかなと思いますし,それから,医師確保とあわせた様々な医療機関の体制についての検討も来年度は進めなければいけないと考えています。さらには,エコフロンティアかさまの後継となる廃棄物処理の最終処分場の次期候補についての議論も,今年度中に方向性が出てきた段階で,また来年度も大きな動きが出てくるかと思いますので,そういうことも大きな話なのかなと思っています。他に,企業誘致,あるいはスーパーシティなどのイノベーションを進める,あるいは海外での販路開拓をする,それから,パンダ誘致を初めとした中国との関係,様々な施策は今年度と継続して,引き続き来年度も行っていく重要課題だと認識しています。

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 中国との交流について

朝日(幹事社):幹事社なのですが,今のパンダ誘致のことに関連してお伺いします。先日の中国のチャーター便の時に中国の関係者からも,文化交流についての呼びかけみたいなものがございました。パンダ誘致に絡めて,さらに中国との関係を深めていくために,どのような方法を今,検討しているのかについて,お話しできる範囲でお願いします。

知事:今現在,進んでいる話としては,まだ確定はしていませんが,日立市と中国の主要都市,それから,茨城県と中国の省政府との姉妹都市関係というのでしょうか,姉妹県関係というのでしょうか,そういうことについての提案を我々の方からもさせていただき,中国政府からも歓迎の意をいただいて,現在,その話を進めているところです。そういうことを皮切りに,経済的にも人的にも中国との交流を進めることによって,世界第二の経済大国の中国のエネルギー,勢いというものを是非,茨城県に取り込んでいきたいなと考えています。

朝日(幹事社):ありがとうございました。各社,他にございませんでしょうか。それでは,以上で終了とさせていただきます。ありがとうございました。

知事:ありがとうございました。

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このページに関するお問い合わせ

総務部知事公室報道・広聴課報道

〒310-8555 茨城県水戸市笠原町978番6

電話番号:029-301-2118

FAX番号:029-301-6330

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