県南地域カンショ品質向上研修会を開催しました

県南地域でのカンショの品質向上を目的とした研修会を開催し、関係機関を含め105名の方にご参加いただきました。

カンショ生産の問題点とそれに対する対策や、市場における販売の現状等をカンショ生産者に情報提供するとともに、阿見町にてカンショを生産されている農業者２名に実際の取組等をご説明いただきました。

ご参加いただいた生産者の方からは、業務の参考になった、生産者の取組についてもっと知りたい等のご感想がございました。

開催概要

日時：令和5年8月9日（水曜日）13時00分～16時45分

場所：阿見町本郷ふれあいセンター（阿見町本郷1ー11ー1）

　　　阿見町カンショほ場

講演・現地視察

県南農林事務所所長よりカンショ生産の現状と品質向上の重要性についての説明があり、阿見町の千葉町長から阿見町で取り組んでいる農産物の付加価値向上について、研修会の内容を現場で生かしてほしい等のお話がございました。

病害虫・生理障害の対策や再生農地での栽培に関すること、卸売市場におけるカンショの販売状況からカンショ生産者に求めること等について、３名の講師の方にご講演いただきました。

【講演風景（左から）カルビーかいつかスイートポテト㈱甘藷研究所、茨城県農業研究所環境・土壌研究室、東京千住青果㈱】

さらに、阿見町が行っているカンショ生産における優良農地確保のための、先進的な農地マッチングの事例について、阿見町農業政策課にご紹介いただきました。

また、現在阿見町にてカンショを生産している新規就農者の方に、スキル・品質の向上のためにこれまで行ってきた取組と今後の展望について、お話しいただきました。

講演後には、阿見町にてカンショの生産を行っている農業者の方のほ場を実際に視察しながら、栽培管理に関するご説明をしていただきました。約40名が参加し、肥培管理、病害虫防除、６月豪雨対応等に関して質問がありました。

【講演風景（左から）阿見町農業振興課、阿見町カンショ生産者、現地視察風景】