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更新日:2024年4月26日

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笠間市水稲有機栽培技術講習会が行われました

4月18日に笠間市水稲有機栽培技術講習会が行われました。

笠間市では令和6年2月に、笠間市環境農業推進協議会を設立し、3名の市内生産者の協力のもと、水稲有機栽培の実証試験に取り組むこととなりました。本講習会では、民間稲作研究所の川俣先生に実証圃場を巡回しながら、圃場条件にあわせた、今後の耕うんや代かきの仕方、雑草抑制の方法などをご指導いただきました。

どの試験圃場も、秋からの複数回耕うんにより稲わらの分解が進んでいるため、移植後の根腐れが起こりにくく、嫌気条件を好むコナギを抑えやすいのではとの見解でした。また乾いていて土塊が小さいほど物理的にトロトロ層(※)を作りやすいため、土塊が大きい圃場では速度を落として代かきするようご指導いただきました。

参加者からは、代かきのタイミングや水の量、機械の設定の仕方など作業の具体的な質問もあり、有機栽培だけでなく水稲栽培全般で活用できる有意義な講習会となりました。

当協議会では5月1日にも講習会を予定しており、代かきの実演が行われます。

普及センターでは年間を通して試験圃場の調査を行い、水稲有機栽培の安定生産の実現に向けて支援を継続していきます。

(※)トロトロ層:水田表層数cmにできる細かい泥の層。雑草種子が埋没し発芽抑制が期待できる。

笠間市水稲有機栽培技術講習会

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〒309-1611 茨城県笠間市笠間1531笠間合同庁舎内

電話番号:0296-72-0701

FAX番号:0296-72-2718

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