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金属加工科

開設15年の実績。就職に強い金属加工科 

 半自動溶接トップ 溶接ロボット

 金属加工科は,金属を「切る・曲げる・つなげる」といった溶接や板金の技術を学ぶ訓練科として,

平成14年に開設しました。平成29年現在まで15年の歴史があり,その間,地域のものづくり産業の

人材ニーズに応えてきました。修了生は,主に溶接,製缶,金属加工業を中心に就職しています。

 金属加工科はなぜ就職に強いのか?

 理由の1つめは,1年間のカリキュラムの2/3以上の実習時間を設けることで,製造業で必要と

なる実践的な技術を習得できることです。

 2つめは,金属加工業への就職が非常に有利となる,半自動溶接やステンレス鋼溶接などのJIS溶接

技能者評価試験を,ほとんどの生徒が在学中に取得することです。

 最後の3つめは,15年間で築き上げた地域産業との連携と,少人数制を活かした就職内定までの

マンツーマンサポートです。キャリアコンサルティングはもちろん,戦略的な履歴書作成や面接練習

など,きめ細やかに指導します。

 参考として,最近5年間の就職実績を掲載します。

 平成28年度 修了生11名 就職希望者 10名 全員内定

進路先 就職者数 職種 事業内容
日立建機(株) 2名 製造技能職(溶接) 建設機械製造
(株)小峰製作所 1名 製缶・溶接 重電気機器製作
(株)旭製作所 1名 製缶・溶接 発電機・建設機械製造
(株)ユミノ金属工業 1名 製缶・溶接 鉄道部品製造等
大三工業(有) 1名 溶接 鉄骨加工業(溶接)
(有)山辺鉄工 2名 製缶作業員 製缶業
カーレポ(株) 1名 自動車整備 自動車整備
(株)川崎溶缶 1名 製缶・溶接 製缶・溶接

  平成27年度 修了生9名 就職希望者 9名 全員内定

進路先 就職者数 職種 事業内容
日立建機(株) 1名 製造技能職(溶接) 建設機械製造
(株)小峰製作所 1名 製缶・溶接 重電気機器製作
山口産業(株) 1名 溶接工 テント構造物等製作
(有)鈴木工業所 1名 製缶板金加工 制御盤・配電盤筐体製作
(有)菊池エンジニアリングサービス 2名 技能職(溶接・旋盤) 一般機械部品製作
(有)中條線材興業 1名 製缶工 ダクト溶接等
一条工業 1名 溶接工 配管作業

 平成26年度 修了生12名 全員内定

進路先 就職者数 職種 事業内容
日立建機(株) 2名 製造技能職(溶接) 建設機械製造
(株)小峰製作所 2名 製缶・溶接 重電気機器製作
常陽電機工業(株) 1名 製缶溶接員 各種制御盤製作
(株)旭製作所 1名 製缶・溶接 発電機・建設機械製造
照栄製作所(株) 1名 溶接員 電力設備等製作
大東工業所(株) 2名 製缶・溶接 トラック部品製造等
(株)ユミノ金属工業 1名 溶接 鉄道部品製造等
(有)菊池エンジニアリングサービス 1名 技能職(溶接・旋盤) 一般機械部品製作
(株)南部製作所 1名 金属加工業 精密板金等

 平成25年度 修了生15名 全員内定

進路先 就職者数 職種 事業内容
日立建機(株) 3名 製造技能職(溶接) 建設機械製造
(株)小峰製作所 1名 製缶・溶接 重電気機器製作
(株)旭製作所 2名 製缶・溶接 発電機・建設機械製造
照栄製作所(株) 2名 溶接員 電力設備等製作
大東工業所(株) 1名 製缶・溶接 トラック部品製造等
(株)ユミノ金属工業 1名 溶接 鉄道部品製造等
岸倉興業(株) 1名 金属加工(溶接) 制御盤・配電盤等部品製作
田中工業所 1名 製缶 金属加工・製作・取付
(株)日立産機システム 1名 溶接 一般機器製作
(有)鈴木工業所 1名 製缶板金加工 制御盤・配電盤筐体製作
三恵工業(株) 1名 金属加工 一般鉄骨製缶

 平成24年度 修了生13名 全員内定

進路先 就職者数 職種 事業内容
日立建機(株) 2名 製造技能職(溶接) 建設機械製造
大東工業所(株) 3名 製缶・溶接 トラック部品製造等
照栄製作所(株) 1名 溶接員 電力設備等製作
(株)西野精器製作所 1名 精密部品製造 精密板金・機械加工・溶接等
(株)後藤製作所 1名 溶接工 各種自動機製作等
(有)菊池エンジニアリングサービス 2名 技能職(溶接・旋盤) 一般機械部品製作
(有)鈴木工業所 1名 製缶板金加工 制御盤・配電盤筐体製作
(株)タケムラ 1名 配管作業 住宅設備工事等
茨城県警(修了後内定) 1名 事務職 公務員

 結婚して家庭を持ったり,家を建てたり。そんな修了生もたくさんいます。

 金属加工科と機械加工科の違い

 金属加工科と機械加工科,似たような名前で違いがわかりにくいと思います。

ざっくりしたイメージで表現すると,

 機械加工科は,材料を「旋盤などの機械で」削って部品を作ります。

 機械加工の概略図

 材料のサイズは,旋盤やマシニングセンタにセットできる大きさとなります。

 ねじ,歯車など,比較的小さい部品や精密な製品を作ります。

 

 金属加工科は,金属どうしを溶接などでくっつけて,どんどん大きな製品を作ります。

金属加工の概略図

 ショベルカー,発電所,電車,鹿嶋サッカースタジアム,東京スカイツリーの部品など,

自分の作った製品が多くの人の目に触れ,未来に残り続けることが魅力です。

JIS溶接技能者評価試験の資格取得を目指します

  JIS溶接技能者評価試験とは,一般社団法人日本溶接協会が実施する資格試験であり,

溶接作業者の技術レベルを証明する資格です。

 溶接で製品を作る上では,必須と言える資格であり,作った製品の品質が保証されるため,

就職が非常に有利になります。

 仕事で溶接をしている人も大勢受験しますが,合格率は60%前後とも言われています。

 金属加工科の生徒は,手アーク溶接,半自動溶接,ティグ溶接と,1年間で3種目を受験

しますが,ほほ100%の合格率です。

(1)手アーク溶接 A-2F

 手アーク溶接                             

 「溶接」といって,イメージされることが多い溶接方法です。溶接業界でのシェアは10~15%とも言われていますが,溶接機が安価で壊れにくいこと,屋外での使用も可能なことなどから,根強い需要があります。

 アーク溶接特別教育で使用されることも多い溶接ですが,仕事で使うためには熟練を要します。 

 

 

 

 

(2)半自動溶接 SA-2F

 半自動溶接

 非常に能率の良い溶接方法で,工場で主に使用されています。溶接業界のシェアは70%前後と言われています。金属加工科では,業界ニーズの高い半自動溶接機の取扱いに,多くの練習時間を設けています。そのため,生徒は就職先でスムーズに仕事を覚えられるようになります。

 

 

 

 

 

 

(3)ティグ溶接 TN-F

 ステンレス鋼やアルミニウムなど,さまざまな金属の溶接に使用できます。

 溶接業界でシェアは15%前後と言われています。付加価値の高い製品を

作ることができるので,日立市周辺では取り入れる企業が増えてきています。

 専門的な知識が必要となるので,仕事で溶接をしている人でも合格は難し

いのですが,金属加工科では,県内の産業学院では無二の特別カリキュラムを

用意していますので,ほぼ100%の合格率となっております。

身につけた技術は,一生の財産

 溶接機は,スイッチ類の機能を覚えることは,さほど難しくありませんが,

品質の保証された製品を作るためには,溶接トーチの操作に習熟する必要が

あります。それには,視覚,触覚,聴覚を総動員した,長い練習期間を要し

ます。

 しかしながら,そうして身につけた技術は,一生の財産となります。

 自転車の乗り方を身につけた人は,わざと転ぼうと思っても,上手く転べ

ないのと同じように,溶接の技術が自然と発揮できるようになります。

 そのような理由から,金属加工科の訓練は,機械に頼る部分が少なく,

自らのカン・コツを強化することに重点を置いています。

 金属加工科は,「自らが価値ある存在になること」を目指します。