令和8年 防災環境産業委員会 調査結果
令和8年の防災環境産業委員会(磯崎達也委員長)の重点審査テーマは「過去の災害を教訓とした先手先手の防災対策」及び「生活環境に配慮した安全安心な社会づくり」です。
本委員会では、この審査テーマに対して県が取り組むべき施策について検討するとともに、その他所管事項についての調査等も行ってまいります。
以下、調査の概要につきまして、ご報告いたします。
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令和8年8月3日(月曜日)
県消費生活センター(水戸市)
県消費生活センターは、消費生活に関する相談や情報提供を通じて、県民の安全な消費生活の確保を図るため昭和44年に設置されました。
近年はSNSをきっかけとした消費者トラブルが増加しており、特に高齢者を狙った巧妙な手口により意図しない契約を結ばされるケースが多く発生しております。
センターの概要説明を受けた後、実際に相談員が電話対応している状況を視察しました。
ひたちなか・東海広域事務組合消防本部(ひたちなか市)
ひたちなか・東海広域事務組合消防本部は令和6年度に新庁舎が完成し、地域住民の生命と財産を守るため、署員が日夜業務を行っています。
新庁舎は、昨今、頻発する自然災害時においても庁舎機能が維持できるように、全館免震構造により耐震性を確保しているほか、下水道が寸断された際に活用する緊急時汚染貯留槽を備えています。
庁舎の概要説明を受けた後、免震構造の状況など庁舎内を視察しました。
日本原子力研究開発機構大洗原子力工学研究所(東茨城郡大洗町)
日本原子力研究開発機構大洗原子力工学研究所にある高温工学試験研究炉(HTTR)は、世界で唯一950℃という高温の熱を外に取り出すことのできる高温ガス炉です。
技術的な特徴として、高温の熱を利用した水素製造や発電など幅広い熱利用が可能であるほか、原子炉の炉心構造要素(燃料、構造材、冷却材)が発電用の軽水炉とは異なり、炉心溶融や多量の放射性物質の放出が起きないよう設計され、安全性に優れています。
事業説明を受けた後、厳しいセキュリティチェックを受け、施設内を視察しました。
県外調査(新潟県・長野県) 令和8年7月22日(水曜日)~24日(金曜日)
燕三条地場産業振興センター(新潟県三条市)
新潟県の燕三条地域は、作業工具や刃物などの金属製品の加工で有名な地域です。
この地域における「ものづくり」を支援するための施設として、昭和61年に設立された燕三条地場産業振興センターは、ビジネスマッチングや販路開拓支援などを通して、地場産業の振興に大きく貢献しています。
事業の説明を受けるとともに、工芸品が展示してある施設内を視察しました。
東京電力柏崎刈羽原子力発電所(新潟県刈羽郡刈羽村)
東京電力柏崎刈羽原子力発電所は、総敷地面積約420万㎡(東京ドーム約90個分に相当)の中に、1~7号機までの原子炉建屋を有しておりますが、平成19年の新潟県中越沖地震や平成23年の東日本大震災の発生以降長らく稼働を停止しておりました。
東日本大震災での福島第一原子力発電所における事故の教訓を踏まえ、徹底した対策を講じた結果、国から6号機の再稼働が認められ本年4月から営業運転が再開されました。
事業の説明を受けた後、厳しいセキュリティチェックを受け、再稼働した6号機内を視察しました。
長岡震災アーカイブセンターきおくみらい(新潟県長岡市)
長岡震災アーカイブセンターきおくみらいは、平成16年の中越沖地震の記憶を「みらい」に伝える施設として、本年5月にリニューアルしました。
当時の道路が寸断され孤立した集落の様子や、避難所で身を寄せ合う様子などのパネル写真や記録映像などを見ることで、災害に備えるためにいま何をすべきかを考えさせてくれる施設でもあります。
当時被災した方のインタビュー映像を視聴した後、パネル写真で当時の被災状況を視察しました。
釜ヶ渕堰堤(かまがふちえんてい)(長野県松本市)
毎年多くの観光客が訪れる上高地は、標高3,000m級の山々に囲まれる景勝地ですが、雪解けや大雨の影響により、土石流の発生を引き起こす危険性を併せ持つ地域でもあります。
昭和19年に完成した釜ヶ淵堰堤は、29mもの高さを誇る国内最大級の砂防堰堤であり、こうした土砂の流入を防止する目的で建設され、平成14年には国の登録有形文化財として登録されました。
事業概要や土砂災害対策の説明を受けるとともに、現場を視察しました。
令和8年6月24日(水曜日)
つくば市内の金属スクラップヤード
ヤードは、金属スクラップの廃材や自動車用品、使用済バッテリーなどを回収・保管し、それを分別・切断・圧縮等の加工作業を行う施設です。
一連の作業後には、精錬メーカーや工場等に納入・販売しリサイクルを行うことで、資源循環に貢献しています。
近年、相次いで火災が発生していることを受けて、適切な保管状況や法令順守への取組などを視察しました。
東洋大学附属牛久中学校・高等学校(牛久市)
東洋大学附属牛久中学校・高等学校のSDGs Labナガエ班は、南米原産の多年草で特定外来生物に指定されているナガエツルノゲイトウに、トイレなどの臭いの元となるアンモニアの消臭効果があることを発見しました。
主に水辺に生息し、小さい断片でもすぐに再生・繁茂してしまう厄介者ですが、SDGsの考えと若者の柔軟な発想により、有効に活用できる可能性を見出しました。
高校生から取組み内容について、実験を交えながら説明を受け、活発な意見交換を行いました。
令和8年5月20日(水曜日)
茨城県立情報テクノロジー大学校(水戸市)
茨城県立情報テクノロジー大学校は、IT人材育成強化のため、本年4月に茨城県立産業技術短期大学校(IT短大)を4年制の大学校に改編し新たに開校しました。
入学後2年間の「専門課程」では、高度なWebシステムの開発・構築に携わるコースなど全5コースがあり、2年間の課程を修了した後は、「応用課程」への進学もしくは就職かを選択することができます。
大学校の事業概要の説明を受けた後、校内を視察しました。
茨城県狩猟者研修センター(笠間市)
茨城県狩猟者研修センターは、クレー、ライフル、空気銃の射場及び研修室を有しており、狩猟免許試験の実施のほか、近年他県で頻発しているクマ被害に備えた射撃訓練や研修会の会場としても使用されています。
センターの概要や取組内容について説明を受けた後、施設を視察しました。