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更新日:2019年1月7日

平成31年年頭の知事訓示

平成31年1月7日

皆さん、明けましておめでとうございます。年末年始はゆっくりお休みできましたでしょうか。
2019年、新しい年を迎えて、皆さんと一緒に今年も精一杯頑張っていきたいと思います。

ご存じのとおり今年はいよいよ茨城県の国体・全国障害者スポーツ大会が開催されます。それから、G20貿易デジタル経済大臣会合も開催されます。是非この機会を捉えて、茨城県の素晴らしさを、県内外に発信していきたいと思います。よろしくお願いします。

ただ、一方で今年の当初から世界をはじめ波乱含みの様相になってきています。株価の乱高下をはじめとする世界景気の変調、保護主義の台頭をはじめとする大きな変化を予感させるような、そういうような事態が起きております。

国内的にも今年は消費税の税率引き上げもございます。今までのような好景気が維持できるかどうか、正念場になってきていると思います。茨城県政としては、そういう目の前の大きな変化を見据えながら、さらに中長期的な視点をしっかり持って、前に進んでいきたいと思っています。
皆さんにも、何度となく申し上げていますが、これからの茨城県の直面する課題として人口減少、それから少子高齢化、経済的にもAIをはじめとする第4次産業革命、デジタル経済革命、そのようなものが予想されております。そういう大きな変化が予想される中、県政としてもしっかりとそれに対応していくためには、我々自身が日頃の常識にとらわれること無く、しっかり変化し続けることが、重要なのではないでしょうか。

ある人から聞いた印象に残った言葉で、一つあるのは、世の中に唯一変わらない言葉がある、それは、変わらないものは無いということだ、という言葉をお聞きしたことがございます。私、まさにその通りだと思います。こういう変化の時代、我々の身近な仕事についても、今までやってきたからこれでいいんだという視点ではなくて、本当にこの仕事は、何が一番大事なのか、何をするためにこの仕事をするのか、あるいは、県民にとって何が本当に一番大事なのか、そういう視点を持ちつつ、不断に自らの仕事の仕方や政策、そういうものを見直していく、常識にとらわれずに、前例にとらわれずに考えていく、そういうことを、是非皆さんと一緒に今年も続けていきたいと思ってます。

もう一つ忘れてならないのは災害です。昨年も全国で沢山の災害が発生しました。異常気象や20年振りに見直した地震の被害予測なども含めて、自然災害、いつ起きてもおかしくない状況になっております。それも我々が想定している、思い込んで、ここまでだ、ここまでしか来ないだろう、あるいは、そこまでは来ないだろうと思っている以上のものが、あっさり起きてしまう、そういう事態が続いているのでは無いでしょうか。
実は、私が住んでいるマンション、昨日ボヤ騒ぎがございました。このマンションの火災報知器はよく誤作動するんです。今までも何回か誤作動して火災報知器が鳴った度に誤作動でしたという結果で、私もお恥ずかしながら昨晩のボヤ騒ぎの時の火災報知器、また、どうせ誤作動だろうと思って、避難せずにおりました。そしたら同じマンションに住んでいる職員から声をかけていただいて、知事これ本当の火事です、ということで慌てて避難したんですけれども、ちょっとしたぼやで被害者もいなかったということで良かったんですけれども、それが本当に大きな火事だったら、私は多分逃げ遅れてたかもしれません。人間の思い込みというのは本当に怖いものだと、私も年初からつくづく思い知った訳でございますが、防災という観点でも、その思い込み、人間の思い込みを如何に排除して、しっかり安心安全な体制をつくっていくか、これが非常に重要だなと実感した次第です。
皆さんと一緒に、新しい防災体制を作るということも、今年の大きな政策の目玉になるかと思っております。

いずれにしましても、2019年、新しい平成の次の時代が始まります。茨城県にとっても、いよいよ本格的な新しい時代の幕開けになれるように、皆さんと一緒に頑張っていけたらと思っております。本年もよろしくお願いします。

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