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更新日:2022年11月21日

令和3年社会生活基本調査結果報告-生活時間に関する結果-

 令和4年11月21日掲載

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生活時間に関する結果

  1. 1日の生活時間の配分
  2. 家事関連時間
  3. 仕事時間
  4. スマートフォン・パソコンなどの使用状況

 1.1日の生活時間の配分

(1)平成28年と比べ休養・くつろぎの時間は21分の増加、移動(通勤・通学を除く)の時間は9分の減少

本県に住んでいる10歳以上の人について、行動の種類別に週全体平均(以下「週全体」という。)による1日の生活時間をみると、睡眠時間が7時間56分、仕事時間が3時間29分、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌の時間が2時間12分などとなっている。

生活時間について、平成28年と比べ増減が最も大きいものとして、休養・くつろぎの時間は21分の増加と最も増加が大きくなっており、移動(通勤・通学を除く)の時間は9分の減少と最も減少が大きくなっている。次いで、睡眠時間が19分の増加、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌の時間及び交際・付き合いの時間が8分の減少などとなっている。

生活時間について、男女別に平成28年と比べると、男性は休養・くつろぎの時間が27分の増加、睡眠時間が16分の増加などとなっており、仕事時間が17分の減少、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌の時間が15分の減少などとなっている。一方、女性は睡眠時間が22分の増加、休養・くつろぎの時間が16分の増加などとなっており、移動(通勤・通学を除く)の時間が11分の減少、交際・付き合いの時間が9分の減少などとなっている。(表-1)

表-1男女、行動の種類別生活時間(平成28年、令和3年)-週全体(時間.分)

  総数
平成28年 令和3年 増減 平成28年 令和3年 増減 平成28年 令和3年 増減
1次活動 10.41 11.00 0.19 10.34 10.52 0.18 10.48 11.09 0.21
睡眠 7.37 7.56 0.19 7.44 8.00 0.16 7.30 7.52 0.22
身の回りの用事 1.24 1.22 -0.02 1.13 1.13 0.00 1.35 1.32 -0.03
食事 1.39 1.42 0.03 1.37 1.39 0.02 1.42 1.44 0.02
2次活動 6.57 6.43 -0.14 6.47 6.28 -0.19 7.08 6.59 -0.09
仕事等 4.51 4.39 -0.12 6.05 5.39 -0.26 3.36 3.38 0.02
通勤・通学 0.33 0.31 -0.02 0.41 0.38 -0.03 0.26 0.24 -0.02
仕事 3.34 3.29 -0.05 4.38 4.21 -0.17 2.29 2.36 0.07
学業 0.44 0.39 -0.05 0.46 0.40 -0.06 0.41 0.38 -0.03
家事関連 2.07 2.05 -0.02 0.42 0.48 0.06 3.31 3.21 -0.10
家事 1.24 1.25 0.01 0.19 0.23 0.04 2.29 2.28 -0.01
介護・看護 0.04 0.03 -0.01 0.02 0.01 -0.01 0.05 0.04 -0.01
育児 0.12 0.10 -0.02 0.04 0.04 0.00 0.21 0.16 -0.05
買い物 0.27 0.27 0.00 0.17 0.20 0.03 0.36 0.33 -0.03
3次活動 6.21 6.16 -0.05 6.38 6.40 0.02 6.04 5.52 -0.12
移動(通勤・通学を除く) 0.30 0.21 -0.09 0.27 0.19 -0.08 0.33 0.22 -0.11
テレビ・ラジオ・新聞・雑誌 2.20 2.12 -0.08 2.27 2.12 -0.15 2.13 2.11 -0.02
休養・くつろぎ 1.38 1.59 0.21 1.38 2.05 0.27 1.37 1.53 0.16
学習・自己啓発・訓練(学業以外) 0.11 0.10 -0.01 0.10 0.10 0.00 0.11 0.10 -0.01
趣味・娯楽 0.44 0.48 0.04 0.54 1.02 0.08 0.35 0.35 0.00
スポーツ 0.15 0.14 -0.01 0.20 0.18 -0.02 0.10 0.09 -0.01
ボランティア活動・社会参加活動 0.03 0.01 -0.02 0.03 0.02 -0.01 0.03 0.01 -0.02
交際・付き合い 0.16 0.08 -0.08 0.15 0.08 -0.07 0.17 0.08 -0.09
受診・療養 0.07 0.05 -0.02 0.06 0.04 -0.02 0.09 0.06 -0.03
その他 0.18 0.18 0.00 0.17 0.20 0.03 0.18 0.17 -0.01

 

(2)減少傾向で推移していた睡眠時間が増加に転じる

主な行動の種類について、過去25年間の推移をみると、身の回りの用事、休養・くつろぎ、趣味・娯楽の時間はおおむね増加傾向となっている。一方、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌、交際・付き合いなどの時間は減少傾向となっている。また、睡眠時間については減少傾向で推移していたが、令和3年は増加に転じた。(図-1)

図-1男女、主な行動の種類別生活時間(平成8年~令和3年)-週全体

睡眠

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テレビ・ラジオ・新聞・雑誌

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趣味・娯楽

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身の回りの用事

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休養・くつろぎ

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交際・付き合い

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 2.家事関連時間

(1)家事関連時間は男性が増加傾向。男女差は縮小しているが依然として一定時間存在

家事関連時間1)を男女別に平成28年と比べると、男性は48分で6分の増加、女性は3時間21分で10分の減少となっている。

過去25年間の家事関連時間の推移をみると、平成8年に比べ、男性は23分の増加、女性は5分の増加となっている。男女の差は2時間33分となっており、平成8年の2時間51分と比べると18分縮小しているが、依然として差は大きい。(表-2、図-2)

1)「家事」、「介護・看護」、「育児」及び「買い物」

表-2男女別家事関連時間の推移(平成8年~令和3年)-週全体(時間.分)

  男女差
平成8年 0.25 3.16 -2.51
平成13年 0.32 3.32 -3.00
平成18年 0.36 3.28 -2.52
平成23年 0.39 3.22 -2.43
平成28年 0.42 3.31 -2.49
令和3年 0.48 3.21 -2.33

図-2男女別家事関連時間の推移(平成8年~令和3年)-週全体

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(2)介護者の総数は減少。60歳以上の介護者数は、介護者全体の約5割

15歳以上でふだん家族を介護している人1)(以下「介護者」という。)は13万人で、平成28年と比べ4万人の減少となっている。男女別にみると、男性が5万2千人、女性が7万8千人となっており、女性が介護者全体の約6割を占めている。年齢階級別にみると、60~69歳が4万2千人と最も多く、50~59歳で4万人、70歳以上で2万1千人などとなっており、60歳以上で介護者全体の約5割を占めている。(表-3)

1)普段の状態がはっきり決められない場合は、1年間に30日以上介護をしていれば「ふだん介護をしている」とした。

表-3男女、年齢階級別介護者数(平成28年、令和3年)-週全体、15歳以上

  介護者数
平成28年 令和3年 増減
実数
(千人)
人口比
(%)
構成比
(%)
実数
(千人)
人口比
(%)
構成比
(%)
実数
(千人)
人口比
(ポイント)
構成比
(ポイント)
総数 170 6.9 100.0 130 5.3 100.0 -40 -1.5 -
40~49歳 22 5.2 12.9 11 2.8 8.5 -11 -2.5 -4.5
50~59歳 42 11.9 24.7 40 10.6 30.8 -2 -1.3 6.1
60~69歳 55 12.3 32.4 42 11.3 32.3 -13 -1.0 -0.0
70歳以上 30 5.9 17.6 21 3.5 16.2 -9 -2.4 -1.5
64 5.2 37.6 52 4.3 40.0 -12 -0.9 2.4
40~49歳 9 4.1 5.3 5 2.4 3.8 -4 -1.7 -1.4
50~59歳 16 9.0 9.4 15 7.8 11.5 -1 -1.2 2.1
60~69歳 21 9.5 12.4 14 7.7 10.8 -7 -1.9 -1.6
70歳以上 14 6.3 8.2 9 3.4 6.9 -5 -2.9 -1.3
106 8.5 62.4 78 6.4 60.0 -28 -2.2 -2.4
40~49歳 13 6.4 7.6 6 3.1 4.6 -7 -3.3 -3.0
50~59歳 26 14.9 15.3 24 13.1 18.5 -2 -1.8 3.2
60~69歳 34 15.0 20.0 28 14.9 21.5 -6 -0.1 1.5
70歳以上 16 5.7 9.4 11 3.3 8.5 -5 -2.4 -1.0

 3.仕事時間

(1)5年前に比べ男性の仕事時間は22分の減少、女性は11分の増加

有業者(15歳以上。以下同じ。)の仕事時間についてみると、男性が6時間23分、女性が4時間50分と男性が女性に比べ1時間33分長くなっている。平成28年と比べると、男性は22分減少したのに対し、女性は11分の増加となり、男性と女性の仕事時間の差が大きく縮小した。過去25年間の仕事時間の推移を男女別にみると、平成8年に比べ、男性は30分の減少、女性は23分の減少となっており、男女共に減少傾向となっている。(表-4、図-3)

表-4男女別仕事時間の推移(平成8年~令和3年)-週全体、有業者(時間.分)

  茨城県 全国
平成8年 6.53 5.13 7.00 5.11
平成13年 6.22 4.58 6.48 4.51
平成18年 6.56 4.49 7.00 5.00
平成23年 6.50 4.53 6.56 4.50
平成28年 6.45 4.39 6.49 4.47
令和3年 6.23 4.50 6.27 4.42

図-3男女別仕事時間の推移(平成8年~令和3年)-週全体、有業者

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(2)雇用されている人の仕事時間は5時間44分

有業者のうち雇用されている人の仕事時間は5時間44分となり、平成28年から10分の減少となった。雇用されている人の仕事時間を雇用形態別にみると、「正規の職員・従業員」が6時間49分、「正規の職員・従業員以外」は4時間15分となっており、平成28年と比べると、「正規の職員・従業員」は17分の減少、「正規の職員・従業員以外」は2分の減少と、いずれも減少となっている。

一方、「正規の職員・従業員以外」のうち「パート」の仕事時間は21分の増加、「アルバイト」の仕事時間は21分の増加となっている。(表-5)

表-5男女、雇用形態別仕事時間(平成28年、令和3年)-週全体、有業者(時間.分)

従業上の地位
雇用形態
総数
平成28年 令和3年 増減 平成28年 令和3年 増減 平成28年 令和3年 増減
総数 5.50 5.42 -0.08 6.45 6.23 -0.22 4.39 4.50 0.11
雇用されている人 5.54 5.44 -0.10 6.53 6.24 -0.29 4.41 4.56 0.15
正規の職員・従業員 7.06 6.49 -0.17 7.36 7.02 -0.34 5.54 6.18 0.24
正規の職員・従業員以外 4.17 4.15 -0.02 4.58 4.28 -0.30 4.00 4.09 0.09
うちパート
4.06 4.27 0.21 4.38 4.34 -0.04 4.02 4.25 0.23
うちアルバイト
3.07 3.28 0.21 3.41 4.00 0.19 2.27 2.59 0.32
自営業主 5.19 6.04 0.45 5.46 6.14 0.28 3.35 5.43 2.08

 4.スマートフォン・パソコンなどの使用状況

(1)スマートフォン・パソコンなどの使用時間が長い人は通勤・通学の時間が長く、睡眠時間などが短い傾向

1日のスマートフォン・パソコンなどの使用時間の長さの違いによる生活時間の配分についてみると、男女共に、スマートフォン・パソコンなどの使用時間が長いほど、通勤・通学時間が長く、睡眠、家事関連、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌の時間が短い傾向となっている。(図-4)

図-4男女、スマートフォン・パソコンなどの使用時間、主な行動の種類別生活時間(令和3年)-週全体1)

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1)グラフの縦軸が行動の種類別生活時間、横軸がスマートフォン・パソコンなどの使用時間

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