ここから本文です。

更新日:2019年4月1日

古東篤さん

kotou

 

就農地:常陸大宮市

就農した時期:平成23年6月頃

就農した時の年齢:33歳

出身地:徳島県

現在の経営:露地野菜(少量多品目)90a

 

<Q1>農業をやろうと思った理由は?

サラリーマンで東京,大阪など転勤しながら,都市部で働いていました。毎日帰りが遅く,満員電車なども苦手でした。

生まれが田舎だったこともあるからか,都会で子供を育てるイメージも付かず,人間らしい暮らしをしたい,田舎で生活したいと思い,農業を考えました。

<Q2>常陸大宮市を選んだ理由は?

農業を始めるにあたり,まずは「グリーンふるさと振興機構※」へ相談したところ,常陸大宮市の専業農家Mさんを紹介してもらいました。※現在は解散

Mさんからこまめに連絡をいただき,Mさんの地域に何度も足を運び,知り合いも増えてきたことから常陸大宮市に決めました。

「グリーンふるさと振興機構」からは他の地域も紹介されましたが,親身になって対応頂いたMさんの影響は大きかったと思います。

<Q3>作物を決めた理由は?

色々な農家へ話を聞きに行きました。有機農業はあまり所得は大きくない様子がわかりましたが,一番楽しそうな農業ライフだという印象をもちました。儲けたいだけならサラリーマンでもいいし,施設栽培は初期投資がかかるので,露地野菜(有機農業)に決めました。

<Q4>農地と住居の確保方法は?

Mさんから,地域の農業委員さんを紹介してもらい,農地と住居を見つけることができました。

<Q5>栽培技術習得の方法は?

自分が目指している農業経営(有機農業)を行っている農家さんのところで1年間研修を受けました。

<Q6>販路確保の方法は?

まずは知り合いへ個人宅配を始めました。そこから口コミで注文が入るようになりました。レストランへは野菜をもって飛び込みで営業しました。

水戸市で週に一日だけ野菜を売っていたこともありました。そこで知り合った方が知人を紹介してくれて,お客さんを増やすことができました。

<Q7>資金確保の方法は?

自己資金と,農業次世代人材投資資金【経営開始型】(旧青年就農給付金)を活用しました。農業次世代人材投資資金があったので,資材・機材を整備できたので助かりました。

<Q8>地域に溶け込むために心がけていることは?

人と接することが好きですし,にこにこと挨拶しています。引っ越して1年くらいは地域の集会へ夫婦で必ず出席するようにしていました。

地域の飲み会,消防団へも参加しています。

<Q9>やりがいや楽しいと感じることは?

個人宅配,レストランへの販売は野菜の品質ももちろんですが,「古東篤」を知ってもらって取引が始まります。最近は畑の作業が増えたため,営業活動があまりできない状況ですが,ありがたいことに知り合いからの口コミで注文が増えています。1回限りのおつきあい購入ではなく,継続して購入してくれる方も多いので,ありがたいです。

<Q10>苦労したことは?

全て苦労しましたが,特に販路の拡大に苦労しました。自身を知ってもらうために,フェイスブックで情報発信したり,収穫体験や味噌造りなどのイベントを年に3,4回開催したりしました。東京でレストランを経営している方など,遠方からも参加してくれました。注文がすぐに増えるということはありませんが,やって良かったと思います。今も年に1回開催しています。

<Q11>これからやりたいこと

売上を上げて生活を良くしたいという気持ちはありますが,一番は長く続けられるといいと思っています。

<この地域で就農を考えている人へのアドバイス>

就農する前に,農業経営で生活している農家さんのところで研修をした方がいいと思います。1年研修すると栽培技術はもちろん,農家の生活も知ることができます。自分が将来にわたり農業を続けられるのかをイメージできるので,研修は必要です。

 

 

このページに関するお問い合わせ

県北農林事務所企画調整部門企画調整課

〒313-0013 茨城県常陸太田市山下町4119常陸太田合同庁舎内

電話番号:0294-80-3301

FAX番号:0294-80-3304

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

質問:このページは見つけやすかったですか?