ここから本文です。

更新日:2019年4月1日

鈴木規久さん、香里さん

suzuki

 

就農地:常陸太田市

就農した時期:平成25年8月頃

就農した時の年齢:(規久氏)36歳,(香里氏)42歳

出身地:(規久氏)愛媛県,(香里氏)茨城県笠間市

現在の経営:花き(菊)40a,水稲(委託)10a

<Q1>農業をやろうと思った理由は何ですか?

笠間市に住んでいましたが,以前から農業に興味があり,震災後,不動産屋の紹介で購入した家に,農地とトラクターがあったので,就農を決めました。

<Q2>この地域を選んだ理由は?

程よい田舎さ,安定した経営の農家が多い,交通の利便性がよいことからこの地域を選びました。また,地域の方々の人柄に好感を持ち,常陸太田市の印象が良かったのも理由の一つです。

<Q3>作物を決めた理由は?

常陸太田市は,他地域に比べて菊栽培農家が少なく,お盆や彼岸期の花の需要が多いことを知ったので菊に決めました。

栽培する農家が周囲にいなかったので,夫婦で遠方まで聞きに行き,色々学びました。

<Q4>まずはどこに相談しましたか?

市役所,普及センターやJAへ相談し,計画や資産,販路等をトータルで考えました。

いろいろな人と親しくなり,積極的に質問して学び,足りないところを補いました。

知識と技術,機械の確保(時間とお金)は,努力と自己資金で賄いました。

<Q5>農地をどのように確保方法は?

中古住宅に隣接した40aの農地(住宅と同じ所有者)があったので,あわせて購入しました。

<Q6>栽培技術はどこで学びましたか?

花の栽培技術を学校で学び,卒業後は種苗会社等に聞いたりしました。また,農機具商との付合いからいろいろな人とのつながりができ,学ぶこともできました。

<Q7>販路の確保方法は?

水戸市の花卉取扱業者の社長に紹介していただきました。

この社長は,損得勘定抜きで支援してくれる方だったので,その行為を裏切ることがないよう,自分たちも誠意をもって対応しています。

<Q8>住居の確保方法は?

地域の不動産屋に相談しました。

<Q9>資金確保の方法は?(補助事業,借入など)

自己資金と農業次世代人材投資資金(夫婦で受給)を活用しました。

<Q10>お世話になった農家や近隣住民はいますか?

不動産屋,農機具商,花卉取扱業者の社長にお世話になりました。

<Q11>地域に溶け込むために心がけていることは?

自分たちを知ってもらうことや,昔の情報(災害や水害等)を聞くことも含めて,地域の人付き合いは大切と考えています。そのため,集まりごとには夫婦で積極的に出席しています。

あいさつは基本なので,自分たちからしています。

<Q12>この地域でやりがいや楽しいと感じることは?

栽培しているコギクは競争相手が少ない,先祖を大切にする人が多いことから,直売所等でよく売れるので,やりがいを感じます。

<Q13>苦労したこととその解決策は?(経営・販路,営農,コミュニティ,農地,住居)

すべてが自己責任であり,花には保険がないため,天災による被害などのリスクが大きいです。大雨により菊が壊滅状態になったこともありました。

<Q14>これからやりたいこと

お客様の要望やニーズに合わせた作付けや販売

生産したものを,無駄なく販売すること

<この地域で就農を考えている人へのアドバイス>

技術や販売に自信が持てない方は,組織に入った方がいいと思います。

農業は先行投資であり,すぐに収入が得られるものではありません。収益を上げるには,投資額や経費を抑えることも必要です。私たちは1苗は良いものを使う2基本に忠実3必要なもの(こと)にはしっかり投資することを意識しています。

自らの意思を周囲に示すことも人間関係を構築する第一歩なので,近所の人に農業をやりたい姿,やっている姿を見せることも必要です。

お試しでもいいから,行動してみる。やろうと思えばなんでもできます。

 

このページに関するお問い合わせ

県北農林事務所企画調整部門企画調整課

〒313-0013 茨城県常陸太田市山下町4119常陸太田合同庁舎内

電話番号:0294-80-3301

FAX番号:0294-80-3304

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

質問:このページは見つけやすかったですか?