野菜の定植と初期管理-トマト株間45~50センチメートル-(2017年4月)

トマト(大玉)

トマトのイラスト

花が咲き始めた位の苗を株間45~50センチメートルに定植し、早めに支柱を立てておきます。わき芽かきは傷口がすぐ乾くように晴天日に行い、一本仕立てにします。曇雨天時に行うと「かいよう病」などが傷口から入りやすくなります。天候不良が続いて適期にわき芽かきができない場合には、とりあえずわき芽の葉一枚を残して摘心しておき、後でかきとると良いでしょう。

キュウリ

キュウリのイラスト

立ち作りでは株間45センチメートルに苗を定植し、5節くらいまでのわき芽(子づる)と雌花は早めに除去し、以降の子づるは1~2節で摘心していきます。摘心したところから出たわき芽(孫づる)も混まないように数節で摘心していきますが、この時、必ず勢いの良いつるを2~3本残すようにして樹勢を保つようにします。葉が混んできたら、古い葉や病気による被害が大きい葉を週1回くらい2~3枚摘葉します。

ピーマン

ピーマンのイラスト

株間50センチメートルに苗を定植します。一番花のすぐ下から出た側枝(わき芽)を2本残して主枝とし、3本仕立てとします。それより下のわき芽は早めに取り除きます。その後は放任しておいて良いのですが、葉が込み合ってきたら細い枝を中心に間引きを行い、採光、風通しを良くします。

サツマイモ

サツマイモのイラスト

挿し苗は晩霜の心配が無くなる5月に入ってからになりますが、早めにベッド幅60センチメートル程度の高畦を作り、黒マルチをして地温を高めておきます。苗を購入する際の注意点としては、発根していないものを選ぶことです。苗の段階で出ている根は活着は良いのですがイモにはならず、肥料吸収根となってつるボケの原因となります。購入した苗は一度しおれるまで2~3日程度日陰に放置し、植え付け前日にバケツの水にさして吸水させます。この処理により苗は発根の準備を始めます。株間は30センチメートルとし、苗は直立~斜めに3節挿しこんで、株元に土を少し盛り、手でよく押さえ鎮圧します。

専門技術指導員室H.M

2017年04月24日