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更新日:2017年9月5日

栽培漁業について

本県の沿岸漁業は、シラス、オキアミ、イカナゴなどの回遊性資源を主な漁獲対象としていますが、こうした資源はその年の来遊状況により好不漁の差が大きく、漁業経営を不安定なものとしています。県では、このような状況に対応し、水産物の安定供給と漁業経営の安定化を図るため「栽培漁業」を推進しています。

「栽培漁業」とは

天然水域において、魚貝類の減耗が最も激しい卵から幼稚仔の時期を人間の管理下において育成し、これを天然水域に放流した上で管理を行い、水産資源の持続的利用を図ろうとする取り組みです。

本県における取り組み

第7次栽培漁業基本計画(PDF:177KB)(H29~33年度)に基づき、茨城県栽培漁業センターにおいて、以下の魚種で計画的な種苗生産や放流、技術開発試験等に取り組んでいくことで、本県水産物の安定供給に努めていく。

アワビ(事業化段階)

県が(公財)茨城県栽培漁業協会に委託して稚貝を生産し、その種苗を漁業者に販売しています。漁業者は各地先の共同漁業権区域内の漁場に放流し、資源管理しながら漁獲がされています。

アワビ稚貝

ヒラメ(経済効果実証段階)

(公財)茨城県栽培漁業協会が主体となって、種苗の大量放流と効果把握調査を実施し、経済効果の実証を行っています。生産放流に必要な経費は、漁業者や遊漁船業者の負担金及び県の補助が充てられています。

ヒラメ稚魚

マコガレイ(基礎技術開発段階)

新たにマコガレイの種苗生産技術開発に取り組んでいます。

鹿島灘はまぐり(技術開発段階)

安定した種苗の量産技術の開発段階にあります。
県の委託により(公財)茨城県栽培漁業協会が種苗生産し、その種苗を用いて水産試験場が試験放流を行っています。

ハマグリ稚貝

ソイ類(基礎技術開発段階)

ソイ類の種苗生産技術開発に取り組んでいます。種苗の試験放流を行っています。

ムラソイ

栽培漁業の効果

ヒラメ

放流したヒラメは、次第に成長しながら漁獲されます。大量に放流するようになってから、漁獲されたヒラメの内1~2割程度が放流したものとなっており、漁獲量が増加,安定しました。
放流とあわせて、小型のヒラメを保護するため、30センチメートル未満のヒラメは「獲らない、売らない、食べない」という資源管理が実践されています。

アワビ

漁獲されるアワビの中に放流した貝が占める割合は、地区ごとに若干差がありますが、およそ4~8割に達しており,大量に放流するようになってから,漁獲量が安定しました。
東日本大震災の影響により,平成23年~26年の放流数が減少したことにより,震災後の漁獲量は,震災前に比べ減少しています。

種苗放流の実績

種苗放流の実績

魚種名

第6次,6-2次計画(H22~28)

第7次計画(H29~33)
目標 H25 H26 H27 H28 目標
アワビ 300千個 95千個 100千個 300千個 300千個 300千個
35mm 32㎜ 36㎜ 35㎜ 35㎜ 35mm
ヒラメ 850千尾 417千尾 280千尾 234千尾 609千尾 850千尾
100mm 130㎜ 118㎜ 152㎜ 136㎜ 100mm
鹿島灘はまぐり 10,000千個 24千個 26千個 448個 2,857千個 10,000千個
2mm 1.5mm 0.8mm 0.6㎜ 1.4㎜ 2mm
ソイ類 20千尾 0 2.7千尾 965尾 35.9千尾 20千尾
30mm 39mm 72mm 31㎜ 30mm
マコガレイ 導入検討魚種 32.2千尾 44千尾 22.4千尾 36千尾 200千尾
37㎜ 34mm 31.7㎜ 35㎜ 30㎜

 

 

 

関連サイト

(財)茨城県栽培漁業協会(外部サイトへリンク)

(独)水産総合研究センター(外部サイトへリンク)

(社)全国豊かな海づくり推進協会(外部サイトへリンク)

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このページに関するお問い合わせ

農林水産部水産振興課栽培・施設

茨城県水戸市笠原町978番6

電話番号:029-301-4119

FAX番号:029-301-4129

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