世界を迎える「おもてなし」~東京2020大会に向けたボランティアセミナー~を開催しました

標題のセミナーについて開催しましたので、お知らせいたします。

名 称

世界を迎える「おもてなし」

~東京2020大会に向けたボランティアセミナー~

日 時 平成31年3月23日(土)14時~16時
会 場

茨城県立県民文化センター小ホール(水戸市千波町東久保697)

主 催 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会茨城県推進会議,茨城県
参加者

321人

※茨城県都市ボランティア応募者、高校生など一般県民。

内 容

1.基調講演 世界を迎える「おもてなし」について

 一般社団法人日本CA協会会長の真山美雪氏から元国際線CAとして接遇を担当された経験を踏まえて、おもてなしの精神を高めるためには「①おもてなしの心、②コミュニケーションスキル、③異文化への知識・理解・情報」の3要素が重要との講演をいただきました。

 

○主な質疑応答

Q 心に残っているおもてなしのエピソードについて教えてください。(参加者)

A 駅で迷っていた外国人の道案内をしたところ、後日再会する機会があり、そのときのことを大変感謝された。日本は素晴らしいと言ってもらえて、自分も嬉しい経験となった。(真山氏)

 

2.パネルディスカッション「東京2020大会を通じて世界とつながろう」

 真山氏をコーディネーターに,元サッカー日本代表の鈴木隆行(すずきたかゆき)氏,自転車競技トラック・ロード日本代表の梶原悠未(かじはらゆうみ)氏,公益財団法人笹川スポーツ財団の特別研究員で,ロンドン,リオ,ソチのオリンピックでボランティアとして活躍した西川千春(にしかわちはる)氏をパネリストにお迎えし,「東京2020大会を通じて世界とつながろう」をテーマにパネルディスカッションを行いました。

 

○パネリストからの主なコメント

  • ボランティアとして活動し,選手や観客など大勢の人からたくさんの「ありがとう」の言葉をかけられる喜びがあったほか,会場の感動を共有できた。(西川氏)
  • 選手として国際大会に参加し緊張していたが,ボランティアが笑顔で対応してくれたことで緊張が解れた。(梶原氏)
  • 世界の人と言葉が通じなくてもコミュニケーションを取ろうという意思を示すことで分かり合うことができる。(鈴木氏)

 

○東京2020大会のボランティアとして頑張ろうという人に向けた励ましの言葉

  • 真山氏「表情のトレーニングをするなど,コミュニケーションスキルをしっかり使って,笑顔で素敵な大会にしていきましょう」
  • 鈴木氏「オリンピックのような大きな大会はすごく盛り上がるし国の力になる。しっかりと準備をして大会成功のために頑張っていただきたい」
  • 梶原氏「母国で開催されるオリンピックは,私の人生で最初で最後の機会になるかもしれない。自分は選手として人生をかけて戦いに行くので,ボランティアの皆さんにもサポートしていただきながら,思い出に残る熱いオリンピックにしたい」
  • 西川氏「ロンドン大会の後に選手団と祝勝パレードに参加した。ユニフォームを着て歩いていると,選手はスポーツエリートとしての国の代表,ボランティアは一般市民の代表であると感じた。皆さんにもその感激を味わってもらいたい」

 

○主な質疑応答

Q 海外に行ったときに,ホテルのオーナーにハグされた。このようなときはどうすればよいのか教えてください。(参加者)

A 宗教的な問題もあるので状況を見ながらになるが,相手がフレンドリーであるならば,是非自分もフレンドリーに接してもらいたい。(西川氏)

会場写真

①基調講演

 

②パネルディスカッション

※左から鈴木氏、梶原氏、西川氏

 

③展示コーナー

資料

ボランティアセミナー資料(PDF:0.97MB)

問い合わせ

茨城県県民生活環境部オリンピック・パラリンピック課

TEL:029-301-2780

FAX:029-231-2791