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令和3年度環境学習成果発表

 

令和3年度環境学習成果発表について

霞ケ浦環境科学センターでは、県内の児童・生徒による環境学習・環境保全活動の成果をセンターホームページ等で公開することにより、

環境学習等に取り組む児童・生徒間の交流及び情報交換の促進を目的に、「令和3年度環境学習成果発表」を実施しました。

 

今年度は計21件のご応募がありました。たくさんの御応募ありがとうございました。

 

 

<センター長から皆様へ>

当センターで開催した令和3年度環境学習成果発表に応募いただきまして本当にありがとうございました。

皆さんの中には覚えていられる方もいるかと思いますが、平成30年秋、2018年10月に、つくば市を中心に第17回世界湖沼会議を開催しました。 

生態系サービス、すなわち自然の恵みをメインテーマとした会議で、その会議の最後に「いばらき霞ヶ浦宣言2018」を宣言しました。自然の恵みについて、1「衡平に享受する」2「次世代に引き継ぐ」ということが書かれています。1「衡平に享受する」というのは、自然の恵みを独り占めしないという意味です。立場や状況に合わせて、1人の取り分を変えながら使っていきましょうという意味です。2「次世代に引き継ぐ」というのは、自分たちが受け取ったサービスを減らさないように、次世代に伝えていくという意味です。

今回の環境学習成果発表は特に2「次世代に引き継ぐ」に関係しています。自然の恵み、あるいは環境の問題を若い皆さんが考え、議論することが、自然の恵みを次世代に伝えていく際に大事であるからです。

色々なテーマで調査をしたり、実験をしたり、またその結果をまとめてくれてありがとうございました。

このような活動をする際に重要なこととして、次の2点があると思います。1つは過去に似たような活動をした人たちがいなかったかどうかです。いた場合には、その結果と自分たちの結果が似ているのか、違っているのかを調べてみてください。2つ目は、比較を行う際に、過去の活動がよくまとめられているかどうかが重要となります。つまり、皆さんの活動の様子もあとの人たちが知りたいと思ったときに、わかりやすく示されているかです。いつもこのようなことを心掛けて、活動の計画、成果の取りまとめに注意して活動しましょう。

霞ケ浦環境科学センターでは、皆さんの活動成果をホームページ上にまとめ、皆さんに続く人たちの活動に生かせるようにしていきたいと考えています。

皆さんの環境に対する思いが益々高まり、より良い茨城の環境が作り出せるよう、がんばっていきましょう!

 

                                                 茨城県霞ケ浦環境科学センター 福島武彦

 

 

 

霞ケ浦環境科学センターには、霞ヶ浦や河川の調査・研究をしている研究員や、植物、生き物などに詳しい職員がいますので、

研究・調査をする際に困ったことや聞きたいことがあったら、お気軽にお問い合わせください。

また、透視時計や顕微鏡などの機材貸出なども行っていますので、ぜひご利用ください。

市民活動支援機材貸出ページについてはこちら

 

【問合せ先】 茨城県霞ケ浦環境科学センター 環境活動推進課

       TEL:029-828-0961

       E-mail:kasumigaura@pref.ibaraki.lg.jp

 

令和3年度環境学習成果の紹介

 

 

 

 

今年度の応募作品を振り返って

令和3年度環境学習成果発表は、小学校から9作品、中学校から7作品、高等学校から5作品の合計21作品の応募がありました。

身近な河川や霞ヶ浦などの水を取り巻く環境について、生き物・水質・環境調査など、様々な視点から研究に取り組まれていました。

顕微鏡や水質測定機器等の実験器具を使ってプランクトンや水質について科学的に詳しく研究している作品や、自作した道具を使って研究をしている作品など、工夫あふれる作品が多数あり、そのレベルの高さに感心しました。

また、学級や部活動、有志の集まりなど、グループでの取り組みも多く見られ、水環境の保全に向けて取り組んでいる団体がたくさんあることを知り、とても嬉しく感じました。

環境学習を通して学んだことや感じたことを大切にし、これからも環境学習・環境保全活動に励んでほしいと思います。

 

過去の環境学習成果データ

お問合せ先

茨城県霞ケ浦環境科学センター 環境活動推進課

電話:029−828−0961  FAX:029−828−0967