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更新日:2023年8月29日

普及センターだより67号(技術情報)

ネギ白絹病について

症状

葉鞘の地際部に白色の絹糸状の菌糸を生じて褐変腐敗し、下葉から黄化します。病勢が進展すると、葉鞘の地際部とその周辺の地表面上に密生した菌糸の中に、淡褐色のナタネ種子状の菌核を生じ、やがて株が萎凋します(写真)。夏季の高温時や、土壌が多湿の時に発生しやすい病害です。

ネギ白絹病

図 白絹病の菌核

対策

  1. 発病地では病原菌の菌核が土壌中に残存して伝染源となるため、連作を避け、イネ科作物を栽培して土壌中の菌密度を下げます。
  2. 菌核になってしまうと防除効果が落ちるため、発病のごく初期に、ネギの株元とその周辺土壌に登録のある薬剤を散布するか灌注してから土寄せします。
  3. 発病株は菌核が形成される前に抜き取り、圃場外へ搬出して処分します。

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県北農林事務所経営・普及部門経営課

〒313-0013 茨城県常陸太田市山下町4119常陸太田合同庁舎内

電話番号:0294-80-3340

FAX番号:0294-80-3348

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