わたしたちの県議会 茨城県議会
平成10年第2回定例会


 議会は、6月8日の本会議において、次の意見書を可決し、内閣総理大臣など各省庁にその実現方を要望しました。

核兵器廃絶に関する意見書

 核兵器の廃絶は、唯一の被爆国である我が国の悲願であるばかりでなく人類共通の願いである。
 本県議会は、平成7年9月に、中国及びフランスの核実験に抗議する意見書を議決し、核兵器の製造・実験・貯蔵・使用に反対し核兵器の廃絶を強く求めたところである。
 しかるに、さきのインドの核実験に引き続き、パキスタンが、我が国を含む国際社会の再三にわたる自制の要請を顧みず核実験を強行した。
 インド及びパキスタンのこのような行為は、近隣地域の緊張を高めるとともに、これまで築かれてきた国際的な核軍縮体制を崩壊させるものであり、いかなる理由があろうとも、地球環境の破壊や人類の生存を脅かす行為であることは明らかであって、断じて許されるものではない。
 本県議会は、ここにインド及びパキスタンに対し強く抗議するとともに、今後の核実験の中止を強く要求する。
 さらに、改めて、核保有国を含むすべての国が将来にわたる核実験の禁止と核兵器廃絶に向けた積極的な取り組みを進めるよう強く求める。
 政府においては、これらの実現のため、万全の努力を傾注されるよう強く要望する。


 

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