水戸地域女性あぐりネットワークが加工研修会を開催しました

　令和5年6月22日(木)、管内の女性農業者組織や加工起業者で組織する水戸地域女性あぐりネットワークの加工研修会が開催され、女性農業者10名が参加しました。

　研修会は、「食品加工における一般衛生管理について」と題した講義と、「味噌を使った焼き肉のたれ」を作る加工実習を行いました。

　講義では、当部門より、食中毒予防の三原則や手洗いの重要性、器具の洗浄及び殺菌方法等、食品加工における一般的な衛生管理について説明を行いました。また、HACCPの考え方を基に、加工実習の製造工程及び重要管理点(CCP)についての確認を行いました。

　今回の加工実習の「味噌を活用した焼き肉のたれ」は、味噌加工を行っている会員が複数名おり、前年度仕込んだ味噌の余剰分を活用して長期保存できる商品を作りたいとの要望があったため、商品作りのアイデアの一つとして取り入れました。実習では、商品化を視野に、保存性が高く衛生的に製造することを目的として加工工程ごとの衛生管理や調理のポイント等を一つずつ確認しながら行いました。会員からは、加熱殺菌の際に賞味期限の設定について質問が出るなど、関心の高さが伺えました。また、充填に使用したスパウトパウチの空気の上手な抜き方について、会員同士でコツを教え合うなど、活発な交流がみられました。

　水戸地域女性あぐりネットワークでは、水戸合同庁舎1階ロビーでの毎月の販売会のほか、11月に視察研修会を予定しています。当部門では、女性農業者組織や加工起業者の組織活動等について引き続き支援を行っていきます。

6月30日　県央農林事務所経営・普及部門　川澄（農山漁村）