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更新日:2024年2月19日

水戸地域農業青少年プロジェクト実績発表会、SNSを活用した農業、農産物のPR講演会を開催

 県央農林事務所経営・普及部門では、1月18日(木曜日)に水戸合同庁舎2階大会議室において、水戸地域農業青年プロジェクト実績発表会を開催し、農業後継者クラブ員、農業学園生、関係機関合わせて60人(内 農業者31人)が出席しました。

 本発表会は、青年農業者が農業技術の改良や農業経営の改善に工夫・努力を行った活動の成果や農作業を通して考えている事を発表し合い、互いに研鑽して、問題解決等の意識を持ち、今後の経営展開に資することを目的として毎年開催しています。

 プロジェクトの部では、小美玉農業青年クラブの井坂芳教氏が「じゃがいも選別機導入による省力効果の検討」の発表を行いました。取引農家の高齢化により、集出荷受託の仕事の負担が重くなり、じゃがいもの選別機を導入することで、選別時の労力負担軽減と品質向上に取り組んだ課題です。その結果、作業時間の軽減と品質が向上することがわかり、こども食堂への食材提供など社会貢献も無理なくできるようになったという素晴らしい発表となりました。

 意見発表の部では、水戸市農業後継者クラブの 園部潤一 氏が「人財を活かした新たな農業経営の創出 -持続可能な農業をめざして-」と題した発表を行いました。他産業を経て、就農5年目。慣れない作業や台風などの気象災害に苦労しながらも、周りからの励ましもあり、前向きに農業に取り組み、将来的には法人化して、地域を担っていきたいという実経験に基づいた力強い発表となりました。

 その後、近年、農業者からも関心の高い「SNSの活用方法」をテーマとし、JA茨城県中央会の萩谷茂氏と株式会社苅部農園(下妻市)の苅部優太氏を講師に迎え、講演会を開催しました。

 JA茨城県中央会の萩谷茂氏からは、2022年にJA会館内に情報発信拠点として開設し、一般消費者の興味を引くような調理動画をYouTubeで配信している「クオリテLab(ラボ)」の紹介がありました。動画は消費者に訴えかける力が大きいと考え、農産物のPRを新しい切り口で行うために始めたそうです。JAグループの広報は、今まで組合員に向けて行っていましたが、現在は消費者を意識した広報にも力を入れており、特に若い世代にメッセージを伝えるのにSNSは効果的との講話でした。

 株式会社苅部農園の苅部優太氏は、妻の静希さんと登壇し、2021年からインスタグラムをリニューアルし、フォロワー数1万人を目標に、ビジネスアカウントの運営を始めた経緯や改善点について話をしていただきました。この取組みにより、主力商品の米の直売率向上に繋がっているそうです。また、参加した農業者が実際に運営しているアカウントを事例に、具体的な改善アドバイスを頂いたことで、運営のポイントについての理解が深まったようでした。株式会社苅部農園は、地道な努力の成果があり、この日の朝に目標のフォロワー数1万人を達成したとのことでした。

 当部門では、今後も地域の青年農業者の活動を支援するとともに、活発な情報交換ができるように交流の場を設けていきます。

 プロジェクト発表の様子

 

 意見発表の様子

 

 JA茨城県中央会による講演

 

 苅部農園による講演

 県央農林事務所経営・普及部門 宮本 美里(担い手)

 

このページに関するお問い合わせ

県央農林事務所経営・普及部門_

〒310-0802 茨城県水戸市柵町1丁目3番1号水戸合同庁舎内

電話番号:029-227-1521

FAX番号:029-225-0955

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