サルビア(シソ科アキギリ属)

サルビアの写真

花言葉は、「尊敬」、「家族愛」、「知恵」などです。

学名のSalviaの由来は、一部の種が医療用に用いられていたことから「救う」や「いやす」の意味のラテン語salvareにあります。英名はセージSage、シソ科です。分布は、北アメリカ、メキシコ、熱帯アメリカを中心に全世界に広く自生し、900種以上が知られています。一・二年草、宿根草または木本性低木であり、日本にもアキノタムラソウやキバナアカギリなど、10種3変種が分布しています。

日本で一般に知られているサルビアは、赤色のスプレンデンス種と、ブルーサルビアの名称で利用されているファリナセア種です。茨城県内においては、夏を飾る花壇用の苗物として生産されており、庭植えやプランターの寄植えなど家庭で楽しむほか、植物公園、学校などの公共施設、道路脇の花壇などで利用されています。水戸市植物公園には、一般的なスプレンデンスを含め、個性的な宿根サルビアを含めて、約50種類が栽培されています。

管理のポイント

日常の手入れ
咲き終わった花穂は残しておくと、見栄えも悪いうえに株が弱りますので切り落としましょう。また、真夏の高温多湿期には生育が衰えて花つきが悪くなるので、ひととおり楽しんだら、8月下旬頃に一旦草丈を半分から3分の1ほど刈り込んで風通しをよくしましょう。秋に涼しくなると茎が伸びて再び花を咲かせることができます。
水やりと施肥
サルビアは水と肥料が大好きです。水を切れさせてしまうと、花やつぼみが落ちてしまうことがあります。極端な乾燥に気をつけ、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。ただし、常に土がじめじめと湿っている状態は根腐れの原因になりますので注意が必要です。肥料分が不足すると下葉が黄色くなってきます。液肥を1~2週間に1回または、固形肥料を少量毎月1回与えます。真夏は生育が鈍りますので、追肥の必要はありません。
病害虫防除
病気には強いですが、オンシツコナジラミなどの害虫がつきやすいので、予防的に粒剤などの農薬を利用しましょう。
サルビア(ピンク・紫・水色・赤」 の写真
2013年09月09日