ポインセチア(トウダイグサ科)2016年11月掲載

ポインセチアの葉の写真。外側の葉は薄黄色、内側の葉は薄いピンクのグラデーション。

花言葉は「清純」「祝福する」「聖なる願い」などです。

ポインセチアの名前の由来は、アメリカ合衆国の初代メキシコ公使J・R・ポインセットによるとされています。メキシコ原産の常緑性低木で、温室内では数年間に5メートル以上にも生育します。クリスマスを彩る植物として定着しているため冬の植物のイメージが強いですが、寒さには弱く霜にあたると枯れてしまうので注意が必要です。

短日性植物で、日本の自然日長の下では10月下旬から花芽ができ始め、着色します。着色している部分は苞(ほう)と呼ばれる葉の一種で、花は中心に黄色く見える小さなつぶつぶの部分です。園芸品種は年々多様化し、従来の赤色に加え、ピンクや黄色、乳白色、斑入りのもの、苞がカールしているものなどがあります。

生産者はクリスマスの時期にあわせて短日処理を行って花芽分化を促し、早く着色させて出荷しています。また、仕立て方もスタンド仕立てやツリー仕立て、ブーケ仕立てなど、飾る場所や用途に応じて工夫しています。

ポインセチア(赤色)の葉の写真。
2016年11月07日