シクラメン(サクラソウ科シクラメン属)2017年11月掲載

シクラメンの植木鉢の写真。

シクラメンの原種は23種ほどあり、北アフリカから中近東、ヨーロッパの地中海沿岸地方に自生します。現在栽培されている園芸品種は、ほとんどがシクラメン・ペルシカムという原種から作られています。シクラメンの名前の由来はギリシャ語のキクロス(kyklos、円という意味)に由来しており、多くの原種が受精すると花柄がらせん状に巻くことによります。また、塊茎の形に由来するという説もあります。カガリビバナやブタノマンジュウという別名もあります。

シクラメン自然咲きシクラメンは年末の代表的な鉢花で、本県からは100万鉢以上が出荷されています。花色や花の形、花の大きさ、花の咲き方に加え、葉の色や模様など見た目が非常に多様になってきています。最近は八重咲品種や花弁がしっかり反転しないで咲くもの、がく片が花弁のように着色したものなど変わったものが増えてきました。また、シクラメンは花を株の中心に集めて咲かせるのが一般的ですが、葉の間から花を自由に出させそのまま咲かせる仕立て方も出てきました(写真中)。今年はぜひ花屋さんで自分のお気に入りを見つけてください。

シクラメン白の植木鉢の写真。シクラメンの植木鉢の写真。
2017年11月06日