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更新日:2017年3月15日

安定ヨウ素剤

運転中や停止直後の原子力発電所等は、事故が発生した場合、放射性ヨウ素を含む核分裂生成物を環境中へ放出することがあります。核分裂生成物のうち放射性ヨウ素が、呼吸や飲食品を通じて人体に取り込まれると、甲状腺に集積し、放射線被ばくの影響により数年~数十年後に甲状腺癌等を発生させる可能性があります。この甲状腺被ばくは、安定ヨウ素剤を事前に服用することにより低減することができます。
ただし、安定ヨウ素剤は、放射性ヨウ素による内部被ばくに対する防護効果に限定され、放射能に対する万能薬ではありません。また、放射性ヨウ素が体内に取り込まれた後に安定ヨウ素剤を服用しても効果は極めて小さくなるため、適切なタイミングで速やかに服用することが必要となります。

安定ヨウ素剤事前配布会の追加開催について

平成28年10月から11月に実施したPAZ圏内住民への安定ヨウ素剤事前配布会の結果について

平成27年度に実施したPAZ圏内住民への安定ヨウ素剤の事前配布結果について

  • 国(原子力規制委員会)は、平成25年6月に原子力災害対策指針を改正し、PAZ圏内(原子力発電所から概ね5キロメートル以内の地域)の住民に、安定ヨウ素剤を事前配布することとしました。この地域にお住いの方々は、放射線による確定的影響を防ぐため、原子力災害時には、放射線の放出前に避難することとなりますが、避難時に安定ヨウ素剤の服用が必要な際、国等の指示に基づき、適時適切に服用できるよう事前に配布するものです。
  • このため、県及び関係市・村で安定ヨウ素剤の配布方法等の協議を進め、準備の整った三市・村(日立市、那珂市及び東海村)において、昨年10月から本年3月にかけて「PAZ圏内住民への安定ヨウ素剤事前配布」を実施しました。
  • その結果、対象住民に対する配布率は、日立市:39.7%、那珂市:64.0%、東海村:44.1%、全体で42.8%でした。詳細は、下記のとおりです。

→「確定的影響」とは、放射線の被ばく量がある一定の値(しきい値)を超えた場合に発生する影響で、脱毛、皮膚障害などの急性障害や白内障などがこれに当たります。確定的影響はしきい値以下では発生しませんので、PAZ内の方々には、放射線の放出前に避難していただくことで、被ばく線量をしきい値以下にするものです。

対象者及び日程

対象になる方のお住まいの地域

日程日程の詳細(PDF:152KB)

日立市(久慈町、大みか町、石名坂町、南高野町、茂宮町、大和田町、神田町、下土木内町、留町、みなと町) 1月17日(日曜日)から2月23日(火曜日)までの間の延べ20日間
那珂市(本米崎) 10月18日(日曜日)から27日(火曜日)までの間の延べ4日間
東海村(全域) 10月10日(土曜日)から11月11日(水曜日)までの間の延べ27日間

追加開催日程の詳細(PDF:114KB):3月3日(木曜日)から3月23日(水曜日)までの延べ6日間

実施方法

原子力災害対策指針等に示された方法に従い、地域の医師や薬剤師などの医療従事者の協力をいただきながら、多くの対象者に効率的に安定ヨウ素剤を事前配布するため、説明会・配布会の2段階で実施しました。

配布対象者説明会(行政薬剤師及び市・村職員で実施)

  • 開催案内を各戸へ郵送(説明会は、世帯の代表者の参加で可)
  • 行政薬剤師が「原子力防災と安定ウヨウ素剤」、「安定ヨウ素剤の効果と副作用、その取扱い」等について説明
  • 所要時間は約30分とし、同一会場で1日複数回開催(平均15回実施)
  • 参加者に、家族分を含めた既往歴等のチェックシートを配布し、記入の上、別に開催する配布会に持参するよう依頼
説明会配布資料

安定ヨウ素剤配布会

  • 地元医師会、地元薬剤師会、保健所長、県及び市・村の保健師、薬剤師等で実施
  • 説明会参加者が対象
  • 医師の管理の下、説明会で配布したチェックシートを薬剤師・保健師が確認し、安定ヨウ素剤を交付
  • 一部の慎重投与該当者については、医師が直接問診し、服用の適否を判断の上、希望者に安定ヨウ素剤を交付
  • 追加開催の3月実施分については、説明・配布を同一日に実施

実施結果

説明会実施状況

対象者数

開催回数

チェックシート配布数

チェックシート配布率

那珂市

1,102人

20回

751人

68.1%

東海村

38,840人

254回

19,087人

49.1%

日立市

24,764人

170回

11,286人

45.6%

合計

64,706人

444回※1

31,124人※1

48.1%

1:配布会での臨時説明会15回(701人)及び3月追加説明・配布会での21回(943人)を含む

配布会実施状況

対象者数

開催回数

配布者数

禁忌者数※2

辞退者数※3

配布率

那珂市

1,102人

3回

705人

0人

1人

64.0%

東海村

38,840人

16回

17,146人

8人

46人

44.1%

日立市

24,764人

12回

9,833人

2人

19人

39.7%

合計

64,706人

31回

27,684人

10人

66人

42.8%

2:ヨウ素に対し過敏症があるため服用できない方

3:甲状腺を切除されてしまっている方、40歳以上で配布を望まない方など

安定ヨウ素剤の服用

服用対象者

  1. 安定ヨウ素剤の服用は、原則としてすべての方を対象とします。
  2. 特に新生児、乳幼児や妊婦の服用を優先させます。
  3. 服用してはいけない方、または慎重に服用する必要のある方は以下のとおりです。

    【服用してはいけない方】
    ・安定ヨウ素剤の成分、または、ヨウ素に対し、過敏症の既往歴のある方
    【慎重に服用する必要のある方】
    ・ヨード造影剤過敏症と言われたことのある方
    ・甲状腺機能亢進症と言われたことのある方
    ・甲状腺機能低下症と言われたことのある方
    ・腎機能障害と言われたことのある方
    ・先天性筋強直症と言われたことのある方
    ・高カリウム血症と言われたことのある方
    ・低補体血症性蕁麻疹様血管炎と言われたことのある方
    ・肺結核の患者と言われたことのある方
    ・ジューリング疱疹状皮膚炎と言われたことのある方

服用の指示

原子力規制委員会の判断に基づき原子力災害対策本部又は地方公共団体が服用の指示を出すため、それ以外では服用しないでください。

服用回数

服用は、原則として1回とします。

服用量

安定ヨウ素剤の服用量
対象者 ヨウ素量 ヨウ化カリウム量 ヨウ化カリウム丸
新生児 12.5ミリグラム 16.3ミリグラム(液状) -
生後1ヶ月以上3歳未満 25ミリグラム 32.5ミリグラム(液状) -
3歳以上13歳未満 - - 1丸
13歳以上 - - 2丸

 

副作用

一般的な過敏症(発疹など)、消化器系(悪心・嘔吐、胃痛、下痢、口腔・咽頭の灼熱感、金属味覚、歯痛、歯肉痛、血便(消化管出血)など)、その他(甲状腺機能低下症、頭痛、息切れ、かぜ症状、不規則性心拍、皮疹、原因不明の発熱、首・咽喉の腫脹など)の症状が報告されています。

備蓄

  • 県では,原子力災害対策指針に基づき,現在,日本原子力発電株式会社東海第二発電所から半径30キロメートル圏内の全住民を対象に安定ヨウ素剤を備蓄しています。
  • 備蓄量は,安定ヨウ素剤の服用は原則1回とされていますが,緊急時の配布に備えた住民の人口分だけではなく,当該地域にある学校の児童・生徒等,会社の社員,イベント参加者や旅行者等の一時滞在者の数も見込み,対象地域の昼間人口(約98万人)の3倍の分量を備蓄しています。
  • 全備蓄量の3分の2を半径30キロメートル圏内14市町村に配備し,残り3分の1を県で保管しています。

今後の対応

  • 対象地域の未配布の方へ、平成28年4月以降も再度、説明・配布会の開催についてご案内する予定です。
  • また、対象地域の転入者を対象とした説明・配布会も開催する予定です。
  • 平成28年度の説明・配布会については、日程が決まり次第、改めてお知らせします。

関係リンク先

原子力規制委員会(外部サイトへリンク)

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このページに関するお問い合わせ

保健福祉部薬務課企画調整

茨城県水戸市笠原町978番6

電話番号:029-301-3384

FAX番号:029-301-3399

E-mail:yakumu@pref.ibaraki.lg.jp

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