コギク(キク科キク属)2020年7月掲載

 

 

ほ場の菊の写真

キク(学名 Chrysanthemum morifolium)は中国原産の宿根草で、園芸植物として長い歴史を経て栽培されてきました。
日本には奈良時代に渡来し、伝統園芸植物として数多くの品種が作出されてきました。

 

 

 

 


園芸作物として切花生産されているキクは、輪ギク、スプレーギク、コギクに大きく分けられます。
コギクは日本で作出された花径6cm以下の小輪多花性のキクです。

茨城県は全国有数のコギクの産地となっています。
笠間市、石岡市、牛久市などが主な産地で、7月の東京盆、8月の旧盆、9月の彼岸を中心に、5~11月まで出荷されます。
多くは仏花として利用されますが、小さな花束やアレンジメントにも使われる花です。

茨城県では「常陸サマールビー」「常陸サマーライト」「常陸サマーシルキー」など、これまでに14のオリジナル品種を開発し普及しています。

茨城県オリジナル品種「常陸サマールビーの花の写真茨城県オリジナル品種「常陸サマーライト」茨城県オリジナル品種「常陸サマーシルキー」の花の写真


 

 

 

 

 

 

 

(令和2年7月掲載)

2020年07月15日