ハナモモ(バラ科サクラ属)2022年1月掲載

ハナモモの花の写真
モモは中国原産の落葉小高木で、花を観賞するために改良された品種を一般に「ハナモモ」と呼びます。
江戸時代に多くの品種が作出され、樹形には、立ち性、ほうき立ち、枝垂れなどがあります。
花色は白、モモ、紅などがあり、花型は一重咲きや八重型に加え、花弁が細い菊咲きなどがあります。

ハナモモは桃の節句に欠かせない花です。
モモには古来より厄除けや魔除け、長寿の力があるとされ、女の子の健やかな成長を願って飾るという意味合いがあるそうです。

県内では、笠間市や常陸大宮市などで生産されており、本県産ハナモモは東京都中央卸売市場において、約4割の販売シェアを占めています。 
ハナモモは花芽が十分に低温に遭遇した1月中旬頃から、花芽の付いた枝を収穫し、水あげをしながら促成室内で加温し、開花させて出荷されます。

出荷は1月下旬頃から3月まで行われ、2月下旬がピークとなります。


切り花のハナモモの写真ハナモモのつぼみの写真


2022年01月12日