
マーガレット(学名Argyranthmum)は、アフリカ北西海岸付近の大西洋上にあるカナリア諸島が原産です。
キク科の半耐寒性、常緑多年草で和名をモクシュンギクといいます。ヨーロッパで改良された品種が、明治時代に日本へ導入されました。
開花時期は11~5月頃です。霜が降りない地域では越冬しますが、-3℃以下では寒害を受けるため防寒・防風対策が必要です。
また、高温多湿に弱く、夏は生育を休止します。
現在は、モクシュンギクと近縁種が交配された園芸品種が栽培され、切花や鉢花として利用されています。花色は白を中心にピンクや黄色、花型は一重咲き、八重咲き、丁子咲き、ポンポン咲など多彩です。
県内では、主に鉢花として生産されており、年末から春にかけて出荷されています。
(令和3年1月掲載)

